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[TGS 2016]「蒼き革命のヴァルキュリア」,国家斉唱イベントの開催が発表。サウンド面に関するステージイベントの模様をレポート
ステージには,チーフプロデューサーの下里陽一氏とディレクターの小澤 武氏,作曲家の光田康典氏,グラビアアイドルの倉持由香さんと吉田早希さんが登壇した。序盤に行われたのは,10月6日から配信される(ダウンロードには,同ブースや今後開催される全国体験キャラバンなどで配布が行われるプロダクトコードが必要)“バトル体験版 Ver.2.0”(以下,Ver.2.0)のプレイ実演だ。
左から光田康典氏,下里陽一氏,小澤 武氏 |
吉田早希さん(左),倉持由香さん |
Ver.2.0は,東京ゲームショウ2016における試遊台用のバージョンよりも,さらに発展したビルドになっているとのこと。収録されるミッションは,夜の敵拠点での侵攻戦などがあるようだ。この拠点戦では,夜が更けると強敵のヴァルキュリアが出現するので,速やかな攻略が要求される。
また,この拠点には二足歩行型の咒機も登場する。咒機は基本的に氷属性が弱点なので,オフィーリアの咒術が有効だ。
そのほか,Ver.2.0には敵ヴァルキュリアとの直接対決に挑むミッションも収録されている。ヴァルキュリアの撃破は困難だが,経験値を稼いでキャラクターのレベルを上げるという要素が実装されているため,キャラクターを育てていけば,おおよそ誰でもヴァルキュリアを倒せるようになっているという。
Ver.2.0の紹介を終え,話題はいよいよ音楽の話に。まず語られたのは,光田氏にオファーが寄せられた理由だ。本作にオーケストラ調の楽曲をあてるため,下里氏が光田氏を含む何人かの候補を挙げたところ,小澤氏が光田氏の大ファンだったため即決となったという。一方の光田氏は,この仕事で「『戦場のヴァルキュリア』における崎元 仁氏の楽曲に続くものを作る」ことになるため,非常に興奮したとのことだ。
光田氏いわく,本作の楽曲はキャラクターが抱える想いや目的などを音楽で表現することがコンセプトとなっている。また,オーケストラサウンドでも最近のハリウッド映画のようなものではなく,絵画風シェーダの「GOUACHE(ガッシュ)」で描かれた本作のビジュアルとマッチするような,クラシカルスタイルを意識しているという。
本作のBGMで特徴的なのが,シチュエーションに応じてBGMがシームレスに変化するという点だ。これは本作が“いろいろな挑戦をする”という方向性のプロジェクトだったために採用した試みで,光田氏自身の提示したアイデアがベースになっているという。
本作のBGMはストリングスや木管楽器,金管楽器といったパートごとに5.1ch環境で録音が行われているうえ,プレイ中の1シーンに対して“激しい曲”と“緩やかな曲”が用意されている。この2曲はバックグラウンドで並行して流れており,状況に応じて出力する音源が選出される。そのため,“シチュエーション応じてBGMがシームレスに変化する”という表現に成功している。
ただ,この録音体制は普通の手法よりも多くの労力を求められ,非常に大変だという。
また,本作は“歌”がひとつのテーマとなっており,例えば敵のヴァルキュリアには,怒りや悲しみなど特定の感情をそれぞれ表現した3曲が用意されているとのこと。これらの歌はいずれもアカペラで,ヴォーカルはサラ・オレインさんが担当している。
そして,本作に収録される歌の中から,ユトランド王国の国歌である「麗しの地」が会場で披露された。この曲は,国土を称える実に国歌らしい歌詞が当てられた,いかにも国歌らしいものとなっている。
また,この国歌の斉唱を行うイベントの開催が発表された。開催日は10月8日で,会場は新宿区の某所。募集人数は50人ほどになるという。ここで行われる斉唱は録音され,ゲーム内の国歌斉唱シーンの音源として用いられる。そのため,参加者の名前はスタッフロールに記載される予定だ。詳細については,公式サイトを参照してほしい。
「蒼き革命のヴァルキュリア」公式サイト
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