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[G-Star 2015]スマートフォン向け新作「PIRATES LEAGUE」は,25平方km に100人のプレイヤーが集まる“海洋アクションMMORPG”だ
同ブースのスタッフにジャンルを聞いてみたところ,本作はUnity 5をベースに開発を進めている海洋アクションMMORPGだという。
プレイヤーは中世ヨーロッパの海賊のひとりとなり,ほかの海賊や海に棲息するモンスターと戦いながら世界を冒険することになる。シナリオベースで物語は展開し,新しい街へはストーリーなどを通して開放されていくという。最終的には,アジアを含めた全世界を実装したいとのことだ。
なお,本作の街はロビーのような機能を持っており,ここでは船のカスタマイズや船員の確保,移動する海域やほかの街が選択できる。G-Star 2015での出展バージョンでは,1海域のみ入場可能となっていた。
ここで「それって,つまりMORPGなのでは?」と思ったのだが,スタッフによれば,あくまでMMORPGなのだという。当初は街や海域間を(ゲーム内の)リアルな距離で結びたかったそうだが,スマートフォンで遊ぶことを考えると,移動距離や時間が長いことは,作品にそぐわないと判断したそうだ。
ちなみに現在の海域は,ゲーム内のスケールで25平方kmの広さを持っており,まだ広くなる可能性があるようだ。こうした海域がサーバー上でリアルタイムに動いており,その中には複数のチャンネルが存在しているという。1チャンネルにつき100人が入れるとのこと。確かにこのあたりの仕組みはMMORPGそのものと言えそうだ。
なお,本作ではストーリー展開のほかに,クラーケンなどの巨大な海獣と戦うレイド戦や,PvPも用意されているという。
さて,船を使った戦闘となれば当然,お互いの船側を見せ合っての砲撃戦だ。攻撃は船の側面にある大砲から放たれるので,進行方向ではなく,砲撃する方に画面を回転させて攻撃位置を確認し,うまくタイミングを合わせて砲撃しなければならない。これで敵船の撃沈は可能なのだが,海賊の戦いの華と言えば白兵戦だろう。
本作では白兵戦になると,船の上で一般的なMMORPGと同様のフィールドアクションバトルが展開される。プレイヤーは,敵の船員をスキルを駆使しながら倒し,最終的に相手の船長を倒せば勝利となる。なお,スマートフォン作品ということで,海戦,白兵戦ともに自動戦闘が実装されているとのことだ。
なお,有料要素としては,キャラクターの育成短縮や帆に入れるマークや,特殊な船の販売などを考えているという。
ということで,海洋ものが好きな人には気になるタイトルとなりそうだが,韓国でのサービスは2016年Q3の予定で,まだもう少し先の話だ。そのため,日本へ展開するかどうかを判断するのはこれからということだが,G-Starに来場していた日本のパブリッシャは,本作に興味を持っていたとのこと。朗報を待ちたいところだ。
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PIRATES LEAGUE
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