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少女と世界を救うのはアナタ。iOS向けアドベンチャーゲーム「Lifeline 2」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第951回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,スマートフォン向けアドベンチャーゲーム「Lifeline 2」を紹介する。
本作は,遭難した宇宙飛行士と交信し,彼を救うべくリアルタイムで物語を進めていくという斬新な設定で話題を集めたアドベンチャーゲーム「Lifeline...」の続編。今度の交信相手は,邪悪な存在と戦う“魔法使いの少女”だ。
「Lifeline 2」ダウンロードページ
本作の物語は,プレイヤーが「アリカ」と名乗る少女から通信を受けたことで始まる。彼女は魔法使いで,かつて魔法の事故で離れ離れになってしまった弟を救うため,旅をしているのだという。
基本的にはテキストメッセージのみでゲームは進行する。プレイヤーが行う操作といえば,ときおり投げかけられるアリカの質問に,2つの選択肢からセリフを選ぶことくらいだ。そして,選択したセリフによってアリカの行動や考え方が変わっていき,物語が分岐する。
このほか,「長い道を歩く」「大きな部屋を隅まで探索する」といった,実際に行うと時間がかかるような行動をアリカに取らせた場合,しばらくアリカからの返答がこないこともある。この場合,こちらからの呼びかけはできないので,プレイヤーはただただアリカからの報告を待つことになる。
待ち時間は短いものであれば十数分,長いときは1〜2時間ということもザラだ。この“実際の人間とコンタクトしている気分にさせてくれる”演出が,本作の大きな特徴であり,ゲームへの没入感を高める要素でもあるのだ。
魔法というファンタジー要素が主軸になっており,アリカの行動や出くわす人物,展開も突拍子もないものが多いが,そこはぜひ想像力をフルに働かせてアリカのパートナーとして,立ち回ってみてほしい。
皮肉屋だけれど寂しがり屋なアリカと交信を続けていると,なんだか本当に彼女がこの世界に存在しているかのように感じてしまえるから不思議だ。海外の映画やTVドラマなどのジョークが多く登場するので,好きな人は思わずニンマリしてしまうだろう。
選択肢次第ではバッドエンドを迎えることもあるが,好きなシーンまで戻ることができるので,手軽に再挑戦して別のルートを探すことも可能だ。アドベンチャーゲームやインタラクティブな作品が好きな人は,魔法少女のサポート役になってみてはどうだろうか。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”も好き。
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