プレイレポート
Epic GamesがOculus VRの「Rift」と「Touch」に対応するFPS「Bullet Train」を発表
Bullet Trainは,Oculus VRのヘッドマウントディスプレイ「Rift」用のシューティングゲームだ。「VR世代におけるガンシューティングのあり方」を考慮してデザインされており,Rift専用コントローラ「Touch」を使って,ゲームパッドやキーボード&マウスのスタイルとは異なる感覚のゲームプレイが楽しめるというのがアピールポイントである。会場では,本作を実際にプレイできたので,紹介しておこう。
今回のBullet Trainのデモで舞台となっていたのは,ガラスに覆われたクリーンな雰囲気の近代的な駅。プレイヤーは地下から駅に滑り込んでくる列車の中で,簡単なチュートリアルを受けるところから始まるのだが,どこか「Half-Life」を連想させる雰囲気だ。プレイヤーは左右を自由に見回すことができるものの,徒歩による移動はできないというのが本作の大きな特徴で,移動するにはTouchの左コントローラのボタンで,空中に表示される光のオーブにレーザーを当て,そこにテレポートする必要がある。これは,3D酔いを軽減するための新しい手法であるとスウィーニー氏は話していたが,自由に移動できるわけでも,いわゆるレールシューターでもないところが,“VR世代”ということだろうか。
さて,チュートリアルが終わると,電車が駅のプラットフォームに差し掛かって減速するのだが,その頃には,赤黒いアーマーに身を包んだ兵士の集団がウロウロしているのを確認できる。ああ,こりゃ敵だなと思っていると,電車のドアが開くや否や,彼らはアサルトライフルで攻撃を仕掛けてきた。
歩けない以上は,テレポートで逃げるしかないのだが,今回のデモで,テレポートできる場所は駅構内に10か所ほど用意されており,ご丁寧にも,テレポート先には,ショットガンやライフル,両手に持てる2丁のピストル,さらにはグレネードなどが用意されている。なので,武器を拾って攻撃し,弾が尽きたら別の場所へテレポートし,そこでまた武器を拾って応戦する,という流れになる。
ただ,テレポートすると,敵はこちらを見失うので,そこに隙も生まれる。この隙を活用して武器による攻撃を行ったり,敵の背面にテレポートして殴ったりすることで,戦いを優位に進めることも可能だ。
また,上で紹介したテレポート用のボタンは,長押しによってバレットタイムを発動できるようになっている。バレットタイム中は,スローモーションになる世界で敵の攻撃を回避するだけでなく,飛来する弾丸をつかんで相手に投げ返せるのが面白い。
デモのクライマックスでは,宙に浮いている,タコのような形をした大型ロボットとの戦闘になるのだが,コイツは通常の武器だと歯が立たないうえに,強力なロケット弾を打ち込んでくる強敵。ここではバレットタイムを駆使して,ロケット弾を掴んで投げ返すことで活路が開けるのだが,そこでデモは終了となった。
Bullet Trainは,コアゲーマーにもアピールできるRift用タイトルになりそうだ。今のところ,発売時期やマルチプレイの有無といった詳しい情報はリリースされていないので,続報に期待しておきたい。
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