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「誰ガ為のアルケミスト」のオフラインイベントが大阪・梅田で開催。「進撃の巨人」コラボを通じて“レイドバトル”も近日実装
本作では8月23日に大型アップデート「ver5.0」が実施され,同時に「進撃の巨人」とのコラボイベントが開幕している。会場のトークイベントでは,ver5.0やコラボを中心に,さまざまなエピソードが明らかになった。そのほかにも来場客参加型のイベントや,オフレコ満載のトークイベントなども行われ,会場を訪れた熱心なファンは楽しいひとときを過ごしていた。
「進撃の巨人」コラボがいよいよ開幕
レイドバトルではHP200万級の“巨人”とのバトルも
注目すべきは,巨人との壮絶なバトルを実現するべく,新システムの「レイドバトル」が実装されることだ。
ステージイベントでは,タガタメの藤田泰正ディレクターによる実機プレイで,レイドバトルの模様が紹介された。
巨人の足場は3×3の9マスで(=通常ユニットの9倍),身長も相応にある。プレイヤーキャラが巨人に接近すると,その下半身しか画面内に見えないほどの大きさだ。そして巨人のHPは調整中としながらも,なんと200万に設定されていた。
レイドバトルでは多くのプレイヤーが共闘し,ボスモンスターに繰り返し挑戦し続けるコンセプトになっているという。そのコンセプトが進撃の巨人にマッチしていたため,ver5.0とタイミングを合わせてコラボを実施することを決めたそうだ。ver5.0ではチャットのようにメンバー同士で会話できる“アルケミィポート”も実装されているが,フレンドやメンバー同士で巨人に挑戦できると大きく盛り上がりそうだ。
現在のゲーム内には,進撃の巨人からエレンとライナーの2名がプレイアブルキャラとして実装されている。そして近日中に登場予定のミカサ,リヴァイ,ハンジの様子もステージでお披露目された。立体起動装置で縦横無尽に飛びまわるなど,進撃の巨人らしいド派手な演出となっているようだ。
桃月なしこさんを起用したTVCMも作成
タガタメ芸人ver.を含む計3本の動画が公開に
タガタメの今泉 潤プロデューサーにより,コラボ関連のさまざまなエピソードも明らかになった。
話によると,タガタメは2019年2月に3周年を迎えるが,それまでの間にもう1回,大きく盛り上がれる“きっかけ”を作りたいと考えていたという。そして上述したとおり,別途開発していたレイドバトルの目処が立ったことから進撃の巨人に白羽の矢を立て,コラボの実施を決めたそうだ。
今回のTVCMでは,タガタメの持ち味であるゲーム性の奥深さを,端的に伝えたかったとのこと。カノンの可愛らしさを前面に出しつつも,バックスタブなどの用語を盛り込み,ゲーム好きへのアピールを狙ったという。桃月さんにとってTVCMの収録は初体験で緊張したものの,完成後の映像を見たときは,とても嬉しかったと感想を述べていた。
幻晶石をもらえる無料ガチャや,2年分のログインボーナスをまとめて受け取れる新規向けキャンペーンも
そのひとつが,本来は有料のガチャを1日1回無料で行え,それどころか逆に幻晶石をもらえてしまうキャンペーンである(※9月2日まで開催)。もらえる幻晶石の数は500〜5000個のランダムで,運営スタッフが「売上に支障が出ているのでは?」と心配するほどの反響があるそうだ。
進撃の巨人コラボで新たにゲームに興味を持つような,新規プレイヤー向けのキャンペーンも行われている。なかでもインパクトがあるのは,タガタメで過去2年間に配布されたログインボーナスを,全部まとめて受け取れてしまうというものだ(※終了日は未定)。全部合わせると相当なボリュームがあり,今はタガタメを始めるに最適のタイミングとなっている。
今泉プロデューサーによると,スマホゲームの競争は年々激しさが増しており,サービス開始から2年を経たタガタメは,充実したコンテンツやストーリーなどを武器にこれからも戦っていくという。そのクオリティには自信があるものの,一方で新たに始める人にとっては「先行プレイヤーに追いつけない」というストレスを感じてしまいやすい。このストレスをなんとかして軽減できないかと考え,これらのキャンペーンを企画したそうだ。
SNSなどでの拡散は厳禁!
オフレコ満載のトークイベント
もちろん,なかには運営チームに対する詰問や,次に強化されるキャラなどのゲームバランス調整,そして世界観の核心に迫るような質問もあった。個人的には,取材を行いながら「これを記事にして大丈夫なのだろうか……」とハラハラしたほどだ。
ちなみに,本稿ではこれらのトーク内容について一切言及していない。今回のイベントはネットでの配信が行われず,また「SNSなどでは拡散しないでね」とお願いもされていたので,会場を訪れたファンにとってはオフイベならではのお得感のようなものがあっただろう。
以前4Gamerに掲載したインタビューでも語られているとおり(※関連記事),タガタメでは熱心にオフラインイベントが行われているが,それは“Face to Face”でのコミュニケーションを重視しているからである。上記のオフレコトークも,来場者特典として用意された“真理念装”のクリアファイル(全28枚のセット)も,わざわざ会場まで足を運んできてくれたファンに満足してもらいたいという,サービス精神の表れといえるものだ。
タガタメでは仙台などでオフラインミーティングとして刷新して開催を予定してるので,熱心なファンは近郊で開催されるときに足を運んでみてはどうだろうか。
イベント終了後に今泉プロデューサーへのミニインタビューを実施
4Gamer:
オフラインイベント,お疲れ様でした。
今回のコラボを機に新たに興味を持つようなタガタメの未経験者に向けて,あらためてゲームをアピールしてもらえますか。
今泉氏:
進撃の巨人のキャラたちが魅力たっぷりに登場するだけでなく,タガタメのキャラとの絡みもあり,ストーリーも大変興味深いです。また,今後実装予定の“レイドバトル”は,原作の巨人とのバトルを再現できており,コンテンツとしての完成度にも自信があります。
4Gamer:
タガタメで実施される大型のコラボは,お互いの作品への踏み込みが“深い”印象を受けます。どういったポリシーや基準でコラボの作品を選んでいるのでしょうか。
今泉氏:
これは表現が難しいんですけど……。
コラボを行う作品を尊重しつつ,ウチのやつら(※編注:タガタメのキャラ)が主役として輝ける展開ができないか考えています。もちろん,コラボ先のキャラもタガタメで活躍しますよ。でも,あくまでも僕らのゲームのなかのコラボ展開ですから。
4Gamer:
今泉氏:
そうなんですよ。彼等の冒険は「聖石の追憶」で終わるわけではないんです。
それどころか今後はメインストーリーに,「聖石の追憶」や「バベル戦記」といったサブストーリーが全部つながっていきます。現在,第5章と並行して第6章を開発しているんですが,このストーリーがもう面白くて(笑)。お見せできる日を楽しみにしています。
4Gamer:
これだけ踏み込んだコラボを実現するのは,作る側にとっても大変なのではないでしょうか。
今泉氏:
ええ。当たり前ですが先方にとっては大事な作品なので,たとえばコラボを通じて新たな設定などが勝手に追加されたら困ることもありますよね。弊社のコラボでは,そこまで踏み込んでしまうので,監修元様にご迷惑をお掛けすることもあります。
4Gamer:
進撃の巨人コラボは23日に始まったばかりですが,今後どのような展開を?
今泉氏:
現在はコラボストーリーの前半が実装されており,9月の上旬に後半が登場します。また,ステージイベントで紹介したミカサ,リヴァイ,ハンジといった追加キャラや,新たなゲームモード“レイドバトル”も実装されます。
そのほかには,高難度のエクストラ(EX)モードのクエストも追加され,上級者にとっても手応えのあるバトルを楽しめます。コラボは9月20日まで続く予定ですが,毎週何かしらの形で新たな展開を行って,盛り上げていきたいですね。
4Gamer:
あまり大々的にはアピールされていないですが,今のタイミングって,タガタメの新規プレイヤーにとってかなり遊びやすいですよね。過去に配布したログインボーナスの2年分を,新規プレイヤー向けに全部まとめて配布するというキャンペーンには驚かされました。
今泉氏:
もちろん,古いからといってクオリティが低いというわけではないです。タガタメではサービスを続けてきたことでキャラやコンテンツも充実しており,何より,魅力的なストーリーは決して色褪せないです。ゲームバランスに関しても,過去のキャラは真理開眼などで随時アップグレードを行っており,またハードクエストで“魂の欠片”を集めれば,かなり多くのキャラを実用的に育成できます。ハイエンドな遊び方を目指さない限り,アプリ内課金のプレッシャーも強くないでしょう。
4Gamer:
確かにコツコツ続けていれば,メインコンテンツ周りで大きな不満はないと思います。
今泉氏:
でも,それらとは別に,長年続いているゲームでは,既存プレイヤーに追いつきにくいという問題があるわけです。
4Gamer:
プレイ期間がキャラの成長に結びつきやすいオンラインRPGだと,どうしても萎えてしまいやすい部分ですね。
今泉氏:
この問題に対して,既存のプレイヤーさんからの反発を受けずに,なんとかしてハードルを軽減できないか考えました。そこで,過去に配布したログインボーナスはどうだろうと思いついたわけです。
コツコツ遊んできた人に叱られないかなという気持ちもあって,あまり大々的にアピールしておらず,恐る恐る実施しているところです。
4Gamer:
既存プレイヤーだけに向けて運営されるオンラインゲームは,次第に閉鎖的になっていきますよね。長い目で見ると,新しい人を取り入れていかないと,既存のプレイヤーにとっても不幸な結果になると思います。
今泉氏:
そう言っていただけると助かります。
これからも新規プレイヤーの獲得に向けて頑張っていくので,ベテランのプレイヤーさんは,暖かく見守ってくれると嬉しいですね。
4Gamer:
そろそろお時間のようなので,またの機会に話を聞かせてください。
本日はありがとうございました。
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