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[gamescom]海底をテーマにしたFPSシリーズのリブート作品「Aquanox: Deep Descent」のプレイアブルデモが公開
「Aquanox: Deep Descent」は,2001年にリリースされた「AquaNox」,および2003年の「AquaNox 2: Revelation」というシリーズのリブート作品だ。Digital Arrowは版権を持っていたTHQ Nordicにアプローチをかけ,クラウドファンディングのキャンペーンでファンがいることを証明したうえで,本格的に開発に乗り出すことになったという。
今回のデモを紹介してくれた,Digital ArrowのCEOであるノルバート・バルガ(Norbert Varga)氏は,海のない国ゆえに子供の頃から大きな興味を持ち,海洋学者になることを夢見て大学に進学したという。その夢は果たされることはなかったものの,スキューバーダイビングではセルビア唯一のマスターの称号を持っており,今でも頻繁にダイビングに出かけるという,海をよく知る人物だ。
さて,「Aquanox: Deep Descent」は環境汚染や温暖化の影響で人類が陸地を放棄した22世紀の世界が舞台になっており,4つの異なる勢力が抗争を続けている。不思議なことに,海底には非常に明るい光を発する謎の光源が存在し,その周囲に群がる生物により,人類は生存を可能にしているという。この光源がどういう理由で発生しているのかゲーム序盤ではミステリーになっているが,同じく“ナノプランクトン”と呼ばれる物質の汚染によってサメなど一部の生命体が狂暴化してしまっている。
主人公となるのは,どの勢力にも属さない4人のキャラクターたちで,映画「ウォーターワールド」と「マッドマックス」を掛け合わせたような世界観だ。彼らは,それぞれの勢力出身者であるらしいが,ゲームが始まった時点では冷凍冬眠から目覚めたばかりで,海底の戦争が勃発した経緯を知らない。そんな微妙な状態の中で,彼らは協力しながらも世界の謎を解明していくことになるのだ。
潜水艇をアップグレードでき,エンジンや舵,装甲ばかりでなく,銃撃のリチャージのスピードやスキャナーの範囲,潜水深度など細かいカスタマイズも可能だ。こうしたコンビネーションは5億にもおよぶらしく,やり込める部分が多い。
「Aquanox: Deep Descent」には最大32人でのマルチプレイモードがあり,2016年末にはマルチプレイのみのアーリーアクセス版が公開される予定だ。バルガ氏は,順調に開発が進めば2017年第2四半期までにローンチしたいと,意気込みを語っていた。
「Aquanox: Deep Descent」公式サイト
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