今度のパックマンはエンドレスプレイが可能に。迫り来るバグから逃げながらのスコアアタックがアツい「PAC-MAN 256」を紹介

本作は基本プレイ無料（アプリ内課金制）で配信中

　今年，生誕35周年を迎えた「パックマン」は，ゲームだけに留まらず，アニメやグッズなど幅広いジャンルで展開されている，世界的な知名度を誇る作品だ。そんなコンテンツを題材にしたスマートフォン向けアプリ「PAC-MAN 256」（iOS / Android）が，2015年8月20日にバンダイナムコエンターテインメントヨーロッパから配信された（関連記事）。
　本作は，BANDAI NAMCO Studios Vancouverと，世界累計1億ダウンロードを達成した「クロッシーロード」で知られるHipster Whaleが共同開発したアクションゲームだ。さっそく遊んでみたので，本稿ではその内容について紹介しよう。

　基本的なゲーム内容は，フリック操作でパックマンをコントロールして，メイズ上にあるクッキーを食べてスコアを稼いでいくというもの。ゴール地点はなく，ミスさえしなければエンドレスで遊べる。クッキーは連続して食べるとコンボが発生し，このときオレンジやメロンといったフルーツを食べると，種類に応じた倍率がかかり一気にスコアを稼げる点が爽快だ。

画面は全体的に色鮮やかでポップな雰囲気。斜め上から見下ろすクォータービューが採用されている

　メイズ上には，クッキーやフルーツ，後述するコインのほかに，パックマンの進行を妨害するゴースト（敵）が存在する。その種類は，こちらの姿を確認すると延々と追いかけてくる“ブリンキー”，居眠りをしているが近づくと目覚める“スパンキー”，列をなして行動する“ファンキー”など8タイプで，これらに接触するとゲームオーバーだ。通常は逃げるしかないが，クッキーより一回り大きい「パワークッキー」を食べると，一定時間ゴーストが弱体化して倒せるようになり，スコアを獲得できるようになる。
　また，256連コンボを決めると，画面内にいるゴーストを一掃できるという要素も盛り込まれている。達成するのはなかなか難しいが，ぜひ挑戦してみてほしい。

　なお，ゲームの進行に合わせて，徐々にメイズがバグに侵食されていくが，これに飲み込まれてもゲームオーバーだ。なるべく後ろを振り返らずに前を目指そう。ちなみに，本作におけるバグは，オリジナルの「PAC-MAN」で256面に到達すると発生するバグが由来となっている。

弱体化したゴーストは青くなる。パワークッキーの効果が切れそうになるとゴーストが点滅し出すので，欲張りすぎて自滅しないよう注意

画面下部で映像が乱れている部分がバグだ。飲み込まれないよう，すぐに離れよう。また，一定距離を進むと“グリッチー”という敵も登場する

　本作の大きな特徴として，時間経過で回復するクレジットを消費し，「パワーアップアイテム」を装備した状態でプレイできる点が挙げられる。アイテムは，ゴーストに接触すると爆発して敵を吹き飛ばす「BOMB」，パックマンが巨大化してゴーストを押し潰せるようになる「GIANT」，ゴーストをすり抜けられる「STEALTH」など10種類以上が用意されており，バリエーション豊か。この中から最大3種類を自由に選んで装備できるので，どれが使いやすいか試行錯誤してみるといいだろう。
　ちなみに，パワーアップアイテムが登場しない代わりにフリーで遊べるモードもあるので，クレジットを使い切った場合でも安心してほしい。気に入ったなら，課金アイテムの「無限クレジット」を購入するというのもアリだ。

敵を凍らせて移動速度を遅くしたり，竜巻を放ってゴーストを吹き飛ばしたりと，パワーアップアイテムの効果は絶大だ

　パワーアップアイテムは，クッキーを一定数獲得するたびに解除されていく。さらに，メイズ上で入手したり，動画広告の閲覧や課金で入手したりできるコインを消費して，性能を強化することも可能だ。ただし，アップグレードには一定時間を要し，完了するまで使用できなくなる。

特定のフルーツを規定数集めるなど，ミッションを達成することでもコインを獲得できる

パワーアップアイテムは最大8段階まで強化可能だ。レベルを上げるほど必要なコインも増える

　画面を指でフリックし，パックマンの進行方向を指示するだけで手軽に楽しめる「PAC-MAN 256」。ルールがシンプルゆえに熱中しやすく，筆者もハイスコア更新を目指して，ついついプレイを重ねてしまった。無課金でも十分に楽しめるバランスなので，興味のある人はぜひ一度試してみてほしい。

「PAC-MAN 256」ダウンロードページ

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