連載
地球外で遭難した宇宙飛行士を救出できるだろうか? アドベンチャーゲーム「Lifeline...」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第911回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,遭難した宇宙飛行士と,彼のメッセージを受信したプレイヤーが交信を行って物語を進めていくアドベンチャーゲーム「Lifeline...」(iOS / Android)を紹介しよう。ちなみに,iOS版は物語が日本語に翻訳されてるほか,アップルのウェアラブルデバイス「Apple Watch」にも対応している。
「Lifeline...」ダウンロードページ
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ゲームを開始すると,宇宙船ヴァリア号の乗員であるタイラーという宇宙飛行士から,プレイヤーの元にメッセージが届く。その内容は,タイラーが乗っていた宇宙船がどこかの衛星に墜落してしまい,状況がまったく分からなくなっているというもの。プレイヤーはときおり表示される2種類の選択肢からどちらかひとつを選び,タイラーへ行動を促しつつ,物語を進めていくのだ。
ゲームがある程度進むと,タイラーが遠くに移動したり,扉を破壊したりと状況が変化していく。こういうケースになるとタイラーは“取り込み中”となり,一定時間ゲームの進行がストップする。参考までに筆者がプレイした場合は,再びタイラーからメッセージが届くまで2時間〜5時間程度待たされた。言うまでもなくタイラーは架空のキャラクターなのだが,彼がリアルタイムで作業をしているかのような雰囲気が表現されており,この点は本作における見どころのひとつといえるだろう。
ときにはタイラーがピンチに陥ることもある。そんな状況でもプレイヤーが選択肢を選んで指示を出さなければならないのだが,場合によっては最悪の結果を迎えることもある。
ゲームオーバーになったら,前回とは違う選択肢を選んで異なる展開で物語を楽しむことができるものの,先述したとおり,結果が出るのに時間がかかってしまうため,やきもきしてしまうかもしれない。どんどん先を目指すのではなく,どうすればタイラーを救えるか考えながら遊んだほうが,より楽しめそうな印象を受けた。
難しい操作は一切不要で,インタラクティブな体験を楽しめる「Lifeline...」。全体的に手堅い作りになっており,お金を払って遊ぶ価値のある作品だと感じた。良質なアドベンチャーゲームを探している人にオススメしたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C) 2015 3 Minute Games
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