プレイレポート
ゾンビをひたすら撃ちまくるアクションMMORPG「エターナルシティ3」。硝煙の匂いとゾンビまみれになったプレイレポートを掲載しよう
本作は,荒廃した世界を舞台に,次々と現れるゾンビを銃で撃ちまくるという,「LOST ONLINE REBIRTH」「エターナルシティ2」(いずれもサービス中)に続くシリーズ最新作だ。オンラインアクションRPGとしては,ほかにないプレイフィールのシリーズだけに,その新作に期待を寄せているファンも多いのではないだろうか。今回,本作のクローズドβテストと同様のバージョンをアラリオでプレイしてきたので,そのプレイレポートをお届けしよう。
なお,オープンβテストは本日(10月16日)18:00にスタート予定なので,本稿をプレイの参考にしてほしい。
「エターナルシティ3」公式サイト
変異ウィルスによってゾンビが蔓延る世紀末
多彩なアクションでゾンビたちから身を守れ
まずはゲームの世界観をあらためて紹介しよう。
2002年に世界中で発生した変異ウィルスにより,人類は混乱と絶望に陥る。変異ウィルスに感染した人はゾンビとなり,また形容しがたい変異生命体となって,文明も文化も人類から奪い去っていく。彼らと戦うため,そして生存するために人類はEL.A(EternalAlliance―エターナル連合)を結成した。10年にも及ぶ戦いに勝利を収めたEL.Aは,新たな秩序と文明を築くため,国際組織としての力,そして圧倒的な武力を前面に押し立て連邦制を宣言し,各地に自治区を導入した――。
というのが,本作のストーリーだ。プレイヤーは自治区のひとつ,ソウル自治区の民兵としてゲームの世界に降り立つことになる。
プレイヤーが操作するキャラクターは,性別や出身地区,そして能力が異なる12人から選択できる。またキャラクターの前職と兵科を選ぶ必要もあるのだ。
前職は,キャラクターごとに異なったものが2つ用意されており,そのうちのひとつを選ぶ。選択した前職で,あとあと得られる能力が変化するので重要だ。
もう一方の兵科は,8つある兵科からひとつを選択することになる。これは全キャラクター共通で,それぞれ使用できる銃火器が異なるので,アイコンにカーソルを合わせて,使いたいものがあるかどうかを確認しておこう。
この前職や兵科は,あとから変更できないので,じっくりとキャラクターの将来を考えたいところだ。
チュートリアルでは,キャラクターの移動から攻撃まで,一通りの操作方法を覚えられる。移動はW/A/S/Dキー,もしくはマップ上を右クリック指定で行う。視点は,Qキーで左回転,Eキーで右回転,またはマウス右ボタンのドラッグでも回転させられる。あくまでクォータービューで,高さの角度は変更はできない。
そのほかの移動手段として,ジャンプとローリングがある。
ジャンプは障害物を飛び越えたり,敵の攻撃を回避したりするために利用する。移動中にスペースキーをポンと押せば,その方向にジャンプできる。さらに立ち止まった状態でスペースキーを長押しすれば,キャラクターから移動先を示す矢印が表示され,キーを離すことで(ジャンプできる距離に限界はあるが)その場所にジャンプ可能だ。
もう一方のローリングは,SHIFTキーを押すと転がりながら移動して,一気にその場から離れられるというものだ。ジャンプと同様に,移動しているならその方向へ,立ち止まって長押しすると矢印が表示されて,それが指す方向にローリング移動できる。これはゾンビなど大量の敵に囲まれそうなときの脱出に有用だが,スキル扱いでクールタイムが存在するため,連続使用はできない。1回のローリングで,確実に敵の包囲から抜け出したいところだ。
武器となる銃はメインとサブの2つが装備でき,左クリックで攻撃できる。メインとサブは,ショートカットボタンかマウスのホイール回転で切り替え可能だ。手軽に切り替えられるのはこの2つだけとなるが,プレイ中にアイテムウィンドウを開いて,別の武器を装備することもできる。ただし,斬弾数はメイン武器,サブ武器それぞれで,“残量の割合(%)”で管理されているため,武器を交換しても,弾数が増えたり減ったりすることはない。
このほかに,Ctrlキーでクリック指定した場所に手榴弾を投擲したり,Ctrlキーを押しながら左クリックでフレア(照明弾)を投げたりできる。とくに暗闇では,どこからゾンビが襲ってくるか分からないので,フレアを使いこなすことが生き残るための重要な手段になるだろう。
操作や戦い方を学んだあとは,ソウル自治区やフィールドマップに移動できるようになる。ソウル自治区はプレイする上での拠点となるので,銃弾補給所や倉庫,ショップなどNPCの場所をあらかじめ確認しておこう。
自治区に着いてもチュートリアルは続くが,そのなかで重要なのが兵科とスペシャル能力の育成に関する内容だ。兵科はキャラメイク時に選んだ兵科の中から,さらにどのツリーに特化していくかを決めなければならない。これにより使用可能な武器もまた変化するので,しっかりと確認しよう。
ちなみにスペシャル能力は,防御力が上がったり最大残弾数がアップしたりと,キャラクターの性能を底上げできる能力だ。兵科同様,プレイフィールに大きく影響を及ぼすので,こちらも慎重に決めたい。
残弾の許す限りブッ放してゾンビを殲滅!
準備を終えてフィールドに飛び出すと,そこかしこからゾンビが迫ってくる。ゾンビの耐久力もあまりなく,比較的簡単に倒せるのだが,とにかく数が多いので囲まれてしまうことも。そんなときは,近くのバスやコンテナによじ登ったり,ローリングで離れたりしてから攻撃しよう。
フィールドで気をつけたいのは,キャラクターのHPと残弾数だ。ゾンビからダメージを受けても,それっぽいエフェクトが発生せず,またゾンビがノックバックすることもないので,いつの間にか囲まれて大量のダメージを受けていたということが多い。周囲の状況に注意しながら,できるだけこまめにHPバーを確認しよう。
また,残弾数は画面の左上に小さく表示されている。100%が満タンで,銃を撃つたびにこれが減っていく。メイン,サブのどちらも0%になると戦況が苦しくなるのは目に見えているので,そうなる前に自治区に戻って補給しよう。
本作にはメインストーリーのほかに,大量に現れるゾンビと戦う「アサルト」,5つのステージを戦い抜きボスゾンビに挑戦する「レイド」,ソロでプレイできる「シングルミッション」,PvPが楽しめる「アリーナ」,プレイタイムを競う「タイムアタック」など5つのモードが楽しめる。今回は,「アサルト」と「レイド」がプレイできたので紹介しよう。
レイドは,5つのステージからなるミッションで,5つめのステージでレイドボスとの戦いになる。今回参加したレイドミッションは,3人でレイドボスを倒す「ラストレジスタンス」。ステージごとに現れるゾンビを倒し,最後に出現する「レックス ボス」を撃破するミッションだ。1〜4ステージに現れるゾンビはたいしたことはないが,ボスの攻撃はなかなか厄介。というのも,巨体らしからぬ素早い動きと,コーン状に広がる遠距離攻撃を持っているからだ。
筆者は,射程の長いメイン武器を温存してボスに挑み,なるべく離れたところから攻撃。ダッシュして近づいてきたら,ローリングで離れて仕切り直すという戦法で,なんとか倒すことができた。
もうひとつのアサルトは,大量の……といってもなかなか言葉では伝えづらいほど大量のゾンビから,基地を防衛するというミッションだ。10人から最大で50人とエントリー人数には幅があるが,本来なら50人でなんとかなる,という難度らしい。今回はテスト直前だったこともあり,運営スタッフと筆者を含めた数人でのプレイとなった。
ミッション開始後,しばらくは敵が現れず待っていると,ゾンビ襲撃の一報が入る。「よし!」と現場に急行し攻撃を始めたのだが……いやこれ,いつまでたっても行列が途切れないんですけど? というほど,雪崩を打ったように次々とゾンビが現れる。これが最弱のゾンビだけならともかく,高所にジャンプで近寄ってくるゾンビや,中ボスクラスの大きなゾンビも混ざっており,もうてんやわんやだ。それでも,危うく弾が切れかけるくらいに撃ちまくった結果,なんとかクリアできた。
難度が高いアサルトやレイドといったミッションは,クリアするとかなりの経験値やお金などが獲得できる。メインストーリーで得られるものとは比べものにならない量なので,ミッションチケットがあるなら積極的に参加しよう。ただし,ミッション中に倒されてしまうとその戦闘では復活できず,また残ったメンバーでミッションがクリアできたとしても,倒されたプレイヤーは報酬が得られない。まさにサバイバルを体験することになるのだ。ミッションでは,クリアと同じくぐらい,生き残ることも重視して戦おう。
というわけで,今回アラリオにて,ひたすらゾンビを倒し続けたのだが,とにかく黙々とゾンビを撃ち続けることが楽しく,それに没頭してしまう中毒性が高そうな作品だと感じられた。一方,ゾンビの血が飛び散るなどゴア表現がかなり含まれており,この手の表現は苦手という人もいるだろう。その点には注意してほしい。ともあれ,終末(アポカリプス)もの,ゾンビものが好きな人は,まもなく始まるオープンβテストに備えよう。
「エターナルシティ3」公式サイト
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