プレイレポート
「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」試遊レポート。PS4版と3DS版,それぞれまったく違った味わいで同じ物語が楽しめた
「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」公式サイト
筆者が最初に選んだのは,3DS版だ。3DSならではの上下画面を使った「3D表示」と「2D表示」の上下連動を体験してみようというわけだ。プレイは,「冒険のはじまりコース」とした。ここでは,16歳になった主人公が,幼なじみのエマと愛犬のルキ(ともにNPC)と一緒に「神の岩」と呼ばれる場所で儀式を行うという,ゲーム序盤の重要なイベントが楽しめる。
このシーンでは上画面が3D表示,下画面が2D表示で,お互いに連動している。つまり,スライドパッドを使えば上画面の3Dキャラクターを操作でき,十字ボタンを使えば下画面の2Dキャラクターを動かせるといった具合だ。十字ボタンを使っている状態で[A]ボタンで誰かに話しかけると,メッセージも下画面に表示され,敵とエンカウントしたら,2D表示でバトルが展開する。
面白いのは,3D表示ではカメラの向きによって見えない宝箱が,トップビューの2D画面では見えることだ。上下の画面の特徴を活かしてゲームを進めていくといいだろう。
スライムなど,序盤の魔物達を倒して神の岩へとたどり着いた2人は,そこでヘルコンドルらしき鳥のモンスターに襲われる。ここからのシーンについては,ぜひ実際の体験や,イベントのステージなどでご覧いただきたい。その後,村に帰ったところで試遊は終了した。
十字ボタンで操作しているときにエンカウントすれば,2Dのバトル |
スモークと戦う主人公達。攻撃が当てづらいが,呪文が効く |
ちなみに,この2D表示と3D表示の連動は序盤のみで,それ以降は教会や女神像などで2つのモードを切り替えてプレイすることになる。2Dモードを選んだ場合,特別なイベントシーンなどを除いて上画面も2D表示になり,バトルはランダムエンカウントで始まる。
続いて体験したPlayStation 4版では,「いろいろコース」を選択してみた。こちらは主人公とカミュ,ベロニカ,セーニャという4人のパーティにゲストキャラとしてシルビアが加入した状態で,砂漠の王国「サマディー城下町」と,その周辺で冒険を行う。そして,途中で合流するファーリス王子と共に,砂漠の殺し屋と恐れられるモンスター,デスコピオンを倒すのだ。
PlayStation 4版は全編3D表示で,キャラクターも鳥山 明氏のイラストに近い等身になっている。背景はかなり遠くまで描かれており,遠方にいるモンスターの位置もハッキリ分かった。[□]ボタンで出せるマップなど,操作に対するレスポンスも非常に早く,全体的に遊びやすい印象だ。
バトルでは,システム設定画面から「フリー移動バトル」と「オートカメラバトル」のうちの1つを選択できる。前者はバトル中,主人公が自由に動き回れて,カメラも任意に操作できるもの。後者は敵味方の攻撃に合わせて,カメラが迫力のあるアングルを選んでくれる。フリー移動バトルは「ドラゴンクエストX」のような雰囲気,オートカメラバトルは3Dタイプのドラゴンクエストシリーズの感覚があり,かなり印象が異なる。
「フリー移動バトル」では,主人公は自由に動け,どこからでも攻撃が可能だ |
「オートカメラバトル」では,ドラゴンクエストシリーズらしいバトルが楽しめる |
ちなみにこのコースでは,バトルだけでなく,いろいろなイベントや遊びも楽しめるとのことで,筆者も,デスコピオンを倒す前に気になるところをいろいろと歩き回った。
フィールドは広大な砂漠だが,各所にある鐘を鳴らすことで馬に乗っての移動ができる。馬をダッシュ([R2]ボタン)させれば小さめのモンスターをはじき飛ばせるという便利な乗り物であり,乗っていると気持ちがいいし,サマディー城下町では馬のレースも楽しめた。レースでは,本編とはまた違った爽快さが味わえる。
今回の体験会では「デスコピオン」を討伐すると体験は終了となったので,今後の体験会で馬レースを遊んでみたい人は,討伐の前にサマディー城下町にいくのがよさそうだ。また,夜は馬レースが行われるパドックが閉まってしまうとのことなので,そのときは宿屋やキャンプで休み,朝を待ってから向かおう。
道中,洞窟で不思議な生物とも遭遇した。「時の化身」と呼ばれるこの生物の体は半透明で,ときどき姿を消しながら,我関せずという風情で歩いている。ステージイベントでも紹介されたのだが,謎の存在とのことで,物語にどう関わるかも気になるところだ。デスコピオンがいる「魔蟲のすみか」への道中の洞窟に現れるようなので,イベントで試遊をする予定の人は,ぜひ探してほしい。
PlayStation 4版と3DS版,同じゲームで同じ物語なのに,まったく手触りが異なるところが面白かった。できれば両方を試して,その違いを比較したくなるほどだ。
5月16日に掲載した記事でもお伝えしたとおり,この「ドラゴンクエストXI カウントダウンカーニバル」は今後,福岡,名古屋,札幌,そして東京での開催も予定されている。どの会場でもPlayStation 4版と3DS版の試遊が可能で,イベント当日,開場後に受付で整理番号が発行される。遊んでみたい人は,混雑が予想される昼よりも前に会場に行くようにしよう。
「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」カウントダウンカーニバル特設ページ
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※画面はすべて開発中のものです。
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