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印刷2015/09/20 21:04

プレイレポート

[TGS 2015]まさに絵本を読む感覚。「オーディンスフィア レイヴスラシル」のプレイレポートをお届け

画像集 No.001のサムネイル画像 / [TGS 2015]まさに絵本を読む感覚。「オーディンスフィア レイヴスラシル」のプレイレポートをお届け
 アトラスが2016年1月14日に発売予定のアクションRPG「オーディンスフィア レイヴスラシル」PS4 / PS3 / PS Vita)が,東京ゲームショウ2015のセガブースにプレイアブル出展されていた。
 本作は,2007年にリリースされたPS2用ソフト「オーディンスフィア」を“リ・クリエイト”したタイトル。HDリマスターに加えて,さまざまな新要素も盛り込まれる模様だ。
 本稿では,会場で本作のPS4向け試遊版をプレイしたレポートをお届けしよう。

 「オーディンスフィア レイヴスラシル」には,「グウェンドリン」「コルネリウス」「メルセデス」「オズワルド」「ベルベット」という5人の主人公がいるのだが,ストーリー中で5人をプレイする順番は決まっている。しかし,今回の試遊版では,特別に好きなキャラクターを選べるようになっていた。ということで,筆者はグウェンドリンでプレイを開始。さまざまなステージを進んで,最深部にいるボスを倒すのが目的だ。

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 基本的な操作方法は,左スティックで移動,[×]ボタンでジャンプ,[□]ボタンで攻撃,[R1]ボタンで回避,[△]ボタンでアイテムメニューの表示,[○]ボタンでスキルの発動といった感じ。スキルは[○]ボタン単独に加えて,方向キーとの組み合わせでさまざまなものが発動できる。どのスキルをどの操作で出すかは,[L1]ボタンで開くスキルリストで編集可能だ。

 今回プレイしたステージは,森や雪山,炎に包まれる街などさまざまで,新たな場所にたどり着くたび,その美しさに見とれてしまった。同じアトラス×ヴァニラウェアという組み合わせで開発された「ドラゴンズクラウン」をプレイしたときにも感じたことだが,水彩画のようなやわらかいタッチの2Dグラフィックスは,ファンタジー世界との相性が抜群だ。

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 そんなグラフィックスで描かれたキャラクター達の動きも,実になめらか。今回のプレイでは,“ふわっ”という感じで宙を舞うグウェンドリンの回避アクションが気持ちよくて,必要も無いところで何度も繰り返してしまった。
 また,左スティックを上に入れたとき,ゲームプレイには何の影響もない操作なのに,グウェンドリンがしっかり上を向いたところも地味ながら感心したポイントだ。しかも頭だけが動くのでなく,少し腕を引き,胸を張るような動きまで表現されていて,細かい部分まで丁寧に作られているという印象を受けた。

 キャラクターがなめらかに動くのはバトルでも同様で,とにかく攻撃がつながってくれる。もしかしたらグウェンドリンが“手数で勝負”という感じのキャラクターなのかもしれないが,今回のプレイでは,攻撃を出したい方向に左スティックを倒して[□]ボタンを連打していれば,勝手にさまざまな技が出てきて,敵を蹴散らすことができた。

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 攻撃を連続して敵に当てると,画面右にその数(チェイン)が表示されるのだが,初見プレイだったにもかかわらず,100を超えることはざら。とくに,左スティックを上に倒しながら[□]ボタンで出す攻撃を連続で当てると,敵を上に弾き飛ばしながら自分も上昇していくので,うまくやればサッカーのリフティングのように,いつまでもチェインを続けられるのではないだろうか。

 ただ,さすがにボスクラスのが相手になると,この方法も通じなくなる。今回のボスだったドラゴンは,口を大きく開けるという行動を取るときがあったのだが,その時に攻撃しようと近づくと,何もできないまま飲み込まれてダメージを受けてしまった。こういった相手には,やはり攻撃パターンを把握してのヒット&アウェイが基本になるだろう。

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 ボスには少々苦戦したものの,道中で手に入れたアイテムを惜しみなく使って撃破に成功。そこで今回の試遊は終了となった。

 本作で描かれる主人公5人のストーリーは,少女のアリスが屋根裏部屋で見つけた本に描かれていること,という設定になっている。美しいグラフィックスに滑らかなアニメーション,難しい操作を要求しない戦闘システムが特徴となっている本作は,それほど気張らず,まさに絵本を読むような感覚で楽しめるのではないだろうか。アクションが苦手な人にもぜひ触ってほしいタイトルだ。

「オーディンスフィア レイヴスラシル」公式サイト

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