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「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」を初プレイ。「リアクター」を使った探索や,モンスターに騎乗する新要素が楽しいシリーズ最新作
「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」公式サイト
新要素「リアクター」と「ライドシステム」を初体験
「ドラゴンクエスト」シリーズに登場するモンスター達を,「スカウト」することで仲間にして戦うドラゴンクエストモンスターズシリーズ。最新作のDQMJ3では,おなじみのシンボルエンカウント制はそのままに,道のモンスターを解析する「リアクター」や,モンスターに騎乗できる「ライドシステム」など,さまざまな新要素が加えられている。グラフィックスはキャラクター,背景ともにトゥーンレンダリングによるシェーダー表現が採用され,「ドラゴンクエストVIII」に近い,画面にクッキリ栄えるものに進化している。
今回の出展バージョンのプレイ時間は約15分で,フィールドの最後に待ち受けるオーク「大食王ボーショック」を倒すまでプレイできた。
物語の舞台となる「ブレイクワールド」は,この体験版で行けるエリアだけでも起伏に富んだ複雑な構造をしていて,かなり広大な印象を受ける。制限時間の15分では,果たしてすべてを回りきれるのか少し心配だったが,制限時間の半分を過ぎると,前作で導入されたバトルスピードを倍速にできるモードを使えるようになっていたため,筆者もなんとか最後のボスまで辿りつけた。
本作の主人公は,これまでのシリーズよりも少し大人びた見た目のキャラクターだ。頭部には未来的なガジェットである「リアクター」を装備しており,これを使いこなすことでゲーム中のさまざまな情報を入手できる。
リアクターはフィールドの移動中,ナビとして近くにある村の場所を下画面のマップに表示したり,現れるモンスターのデータを事前に調べたりする機能を持っている。近くに何かがあるときは音声で反応し,マップの右下にあるボタンをタッチすることで,カメラが一人称視点となって,周囲場所を検索できるようになっている。
今回のプレイではこれを利用することでフィールド上に隠された宝箱(ステルスボックス)を発見できたが,このほかにも見えない橋を使って向こう岸にわたるなど,さまざまな使い方ができるとのこと。これまで以上に探索が楽しくなりそうなガジェットになりそうだ。
そして,もう一つの目玉が先にも紹介した「モンスターライド」だ。
その名のとおり,主人公が引き連れているモンスターに騎乗できるというこのシステムを使えば,徒歩よりも速いスピードでフィールドを駆け抜けたり,普段では移動できない場所に行ったりできるようになる。
どのモンスターにライドするかは,D-Padの上下左右に割り当てることが可能で,乗り換えも瞬時に行える。フィールドの状況に合わせてセッティングをしておけば,広いフィールドでも移動がかなり楽になりそうだった。新たなモンスターのスカウトが,単なる戦力の増強だけでなく,フィールドの開拓にもつながるというわけで,こちらもなかなか面白そうなシステムだ。
この2つの新要素によって,探索の面白さがグッと増した印象の本作。これらを使いこなすことで,初めて訪れることのできる場所や,出会うことのできるモンスターもきっとあるはずだ。シリーズ作品ということもあって操作性も申し分なく,さまざまな進化を感じられた体験版だった。会場で触れることができた人は,来年の発売が楽しみになったのではないだろうか。
「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」公式サイト
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