プレイレポート
爽快感はそのまま,アクションはより骨太に。「激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団」のプレイレポートを掲載
コンパイルハートから,PlayStation Vita用ソフト「激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団」が2015年10月15日に発売される。本作は,2014年8月28日に発売された「超次元アクション ネプテューヌU」に続く,「ネプテューヌ」シリーズとしては2本めとなるアクションゲームだ。
今回の主人公は,2014年末に行われたファン投票イベント「ゲイムギョウ界総選挙」にて,ぶっちぎりの優勝を果たしたブラン様だ。つまり本作は,そんなファン達のルウィー信仰が形になった作品と言えないこともない……かもしれない。
4Gamerでは,そんな本作を一足先に遊ぶ機会を得たので,さっそくプレイレポートをお届けしたい。
「激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団」公式サイト
ゾンビが出たぞ! そうだ,ゾンビ映画を撮ろう
今回の舞台となるのは,ゲイムギョウ界のどこかに存在するという学校施設「私立ゲイム学園」。この学園は,ゲイムギョウ界を守る女神達が,人間のことを学習するために設立された“守護女神と人間が共に学ぶ学園”なのだという。なんだ,その夢のような学園は!? 筆者も入学させてくれ!
ゲームを開始すると,そんな私立ゲイム学園がさっそく廃校の危機に直面していることが判明する。少子高齢化の影響で,入学希望者が減っているらしい。
そこで,我らがブラン様は廃校を阻止するため,映画研究会に所属するネプテューヌと手を組むことを決意。共に自主制作映画を撮影し,アマチュア映画コンクールで賞を獲得することで,入学希望者を増やそうと考えたのだ。
タイトルになっている“ゾンビ軍団”をパーフェクトにスルーしている導入部分だが,ゾンビはこのあと,ちゃんと登場する。というのも,ブラン様が映画撮影を開始しようとしたちょうどその頃,なぜか学園の生徒がゾンビ化する事件が発生してしまうのだ。
女神達は事態の解決にあたるが,ここで頭脳明晰なブラン様はさらなる一計を案ずる。それは「事件解決の様子を映像に収め,ゾンビもの映画を1本撮ってしまおう」というものだった。次元とか,いろいろ超えて戦ってきた女神一同だけに,今さらゾンビが出たくらいでは驚かないらしい。
そんな経緯から,本作の物語はスタートする。終始,まったく危機感のない出だしだが,果たして女神達はゾンビを発生させている黒幕を探し出し,廃校寸前の学園を(映画で)救うことはできるのだろうか。
バランス調整が施され,正統進化を遂げたアクション
さて,ここからは具体的なゲーム内容を紹介していこう。本作のストーリーモードでは,順繰りに登場するステージを攻略することでシナリオが進行する。
各ステージは「カット」と呼ばれており,ステージ攻略が映画撮影の一環であることを示している。ゲームジャンルは純粋なアクションゲームだが,選択した出撃キャラクターによって一部のシナリオ演出が変化する場面もあるようだ。
バトルに挑む際は,必ず2人でタッグを組んで戦うことになる。操作キャラクターは個別に体力ゲージを持っており,両方とも戦闘不能になった時点でゲームオーバー。控えのキャラクターの体力は時間経過で回復するので,操作キャラクターをローテーションしながら戦おう。
アクション部分の基本的なシステムは,前作にあたる「超次元アクション ネプテューヌU」から引き継がれており,そこにさまざまな調整や改良が加えられている。とくに大きな変化が感じられたのは,敵のアクションパターンと,操作システムに関する新要素だ。
まず,前作と比較して敵全体の攻撃頻度が上がっている。そのため,以前のような「とりあえず突撃して連打コンボ」という戦い方が通用しないシーンが増え,ある程度の状況判断が求められるようになった。とくにボスは大幅に強化されており,雑魚と同じ感覚で戦っていると簡単にやられてしまうだろう。
スムーズに攻略を進めるためには,新たに追加されたロックオン機能(Lボタン長押し)とガード機能(Rボタン)を活用して,敵の行動パターンを見極めていく必要がある。
また,本作からは新キャラクターであるタムソフト(CV:小清水亜美)が登場。さらに「神次元ゲイム ネプテューヌV」のピーシェ(CV:悠木 碧)とプルルート(CV:花澤香菜),「新次元ゲイム ネプテューヌVII」の天王星うずめ(CV:本多真梨子)が新たに参戦している。
4人ともに,新キャラクターらしい特徴的な能力を持っているので「もう前作は遊び倒したよ!」という人は,彼女らを使って遊んでみることをオススメしたい。
最大4人で遊べる協力プレイにも要注目!
上述のとおり,大幅なバランス調整が施された本作だが,前作からの持ち味である爽快感はしっかりと維持されている。全体的に,前作の長所を残しつつ,歯ごたえのあるゲームバランスを持たせたような印象だ。SE(効果音)やエフェクトといった細かな部分にも調整が加えられており,アクションゲームが好きな人なら間違いなく楽しめる作品に仕上がっている。
今回は発売前のプレイだったので詳しく紹介できないが,本作には最大4人で遊べる協力プレイモードも用意されている。本編では登場しない巨大なボスも多数出現し,かなり遊びごたえのある内容になっているので,ぜひ友達を誘って遊んでみよう。
なお,ゲームの舞台は相変わらずパラレルワールドという設定なので,「ネプテューヌ」シリーズを一切知らなくても問題なく遊ぶことができる。ブラン様のファンはもちろん,信仰を捧げたい女神もしくは女神候補生を見つけた人は,この機会に本作を手に取ってみてほしい。
「激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団」公式サイト
- 関連タイトル:
激次元タッグ ブラン+ネプテューヌVSゾンビ軍団
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