「DQビルダーズ」の新大陸「マイラ」および「フリービルドモード」がお披露め。「ジャンプフェスタ2016」のステージイベントをレポート

　スクウェア・エニックスは2015年12月19日，幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ2016」にて，同社が2016年1月26日にリリースを予定している「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」（PS4 / PS3 / PS Vita）のステージイベント「ビルダーズハイスクール 課外授業」を開催した。このイベントでは，実機デモプレイを介して，3つめの大陸「マイラ」と，そこで展開されるストーリーの一部，そして「フリービルドモード」で作られた建造物の一例が紹介された。本稿では，その模様をレポートしよう。

左から，ステージのMCを務めた福島蘭世さん，「ドラゴンビルダーズ」プロデューサー 藤本則義氏，同アシスタント プロデューサー 白石琢磨氏，集英社 Vジャンプ編集部 サイトーブイ氏

ステージ冒頭ではストーリーの概要に加えて，建造物が「高さ2ブロック分の壁で囲まれている」「扉がついている」「室内に明かりがある」という条件すべてを満たすと家として認識されることや，建造に必要な素材の種類や数は「設計図」に記されていることなど，本作をプレイするうえでの基本事項が実機デモプレイで紹介された

NPCのピリンの依頼に応じて作業台を完成させると，彼女がさまざまなアイテムを作り，収納箱に入れてくれるようになるという

　3つめの大陸「マイラ」は，マグマの噴き出す溶岩地帯が存在する大陸だ。会場では新要素として，温泉やレールの上を移動するトロッコが紹介された。また街にいるNPCとパーティを組んで冒険に出たり，大砲を使って壁を壊したり，トロッコに乗ってモンスターを跳ね飛ばしたりする様子も披露された。


　建造のテクニックとして，土の床や壁をまとめて石作りなど，別の材質に変更するという機能も披露された。たとえば建造物を作るにあたり，最初は壊しやすい土ブロックで仮組みをしておき，一とおり組み上がったところでまとめて石に変えるのだという。


　ストーリーモードの紹介では，街にいる3人の「あらくれ」とパーティを組み，モンスター達の拠点に囚われた“アネゴ”ことアメルダを救出に行くクエストが披露された。このデモプレイでは，モンスター達の拠点が，入り組んだ構造になっているうえ，多数のモンスターが配置されているため，一筋縄では目的地にたどり着けないことや，大砲でしか壊せないギミックが存在することなどが示された。
　なお，こうしたクエストでは，必ずしもNPCとパーティを組む必要はなく，腕に自身があればプレイヤー単独でもチャレンジできるという。

3人のあらくれは，それぞれ外見や言葉遣い，性格が異なる

目的地はマップ上に「Q」の文字で示される

溶岩を渡るために，土ブロックを使うテクニックも披露された

拠点内はモンスターが多数配置されており，目的地を探すのにも一苦労する

大砲を使って，見事アメルダを救出！　しかし，街に帰るまでがクエストなので，このあともモンスターに襲われたりする

　ステージの後半では，プレイヤーが自由に建造物を作成する「フリービルドモード」が紹介された。会場ではサンプルとして「ドラゴンクエストビルダーズ」の開発チームが作った建造物を組み合わせて制作したという「スライムテーマパーク」が紹介された。
　この建造物は，テーマパークと称するだけあり，アスレチックやトロッコを利用したジェットコースターなどが設置されており，非常に凝った作りになっていた。

トロッコのレールを上手につなげて作られたジェットコースター。なかなか壮大な仕上がりである

スライムテーマパークの名前の元となったスライムのオブジェクト。何と言うかこう，残念な出来に……

一方，ドラキーのオブジェクトは立派な仕上がり。口の中は部屋になっており，寝たりお風呂に入ったりできる

アスレチックはジャンプしたり梯子を登ったりと，本格的な内容だ

こうした建造物は，名前を付けてほかのプレイヤーに公開できる

「ドラゴンクエストビルダーズ」のリリースに関する発表済みの情報もあらためて紹介された

　ステージのエンディングで白石氏は，本作の発売に向けて今後もさまざまな情報を公開していくとコメント。そして藤本氏が，「皆さんに新しい『ドラゴンクエスト』を提供します。後悔はさせませんので，安心してプレイしてください」と力強く宣言して，ステージを締めくくった。

会場では，2016年3月24日発売予定の「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」のパッケージイラストも御披露目となった

「ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ」公式サイト