テーマーパーク建設シム「Planet Coaster」のアーリーアクセス版が，「Alpha 2」にバージョンアップ

　「Rollercoaster Tycoon」や「Elite: Dangerous」などで知られるイギリスのゲームメーカー，Frontier Developmentsが開発中のテーマパーク建設シミュレーション「Planet Coaster」のアーリーアクセス版が，「Alpha 2」にバージョンアップした。

「Planet Coaster」公式サイト

　「Planet Coaster」は，プレイヤーがさまざまなライドを施設内に建設し，より多くの来場者を楽しませ，施設を発展させていくという経営シムだ。観覧車やコーヒーカップ，ウォータースライダーなどが建設可能だが，やはり最大のお楽しみは，プレイヤーがジェットコースターをデザインするところだろう。


　今回の「Alpha 2」では主に機能面での拡張が行われており，エディタである「Terrain Sculpting Toolset」では，地形が変更できるようになった。これにより，高低差の大きなライドを作ったり，ジェットコースターが山の中腹にあるトンネルを通り抜けたり，洞窟の中でループしたりといった，複雑なライドが作れるようになった。ジェットコースターのタイプもさらに増やされ，ペイントツールの導入で色の変更なども行えるという。


　「Planet Coaster」の製品版は，今のところ2016年第4四半期のリリースが予定されており，Steamなどを利用しないセルフパブリッシングを行うという。公式サイトでは，29.99ドルのベーシック版から，105.99ドルのデラックス版まで，いろいろ用意されているが，「アーリーバード」と名づけられたアーリーアクセス版をプレイするには，74.99ドルのオプションが必要になる模様だ。当然ながら，製品版がリリースされれば「アーリーバード」も無料でアップグレードされる

　2006年にAtariからリリースされた「ローラーコースタータイクーン 3」は，PC/Mac版のみながら，現在まで世界累計で1000万本のセールスを記録したという。日本語版も出たので，プレイした経験を持つ人も多いだろう。その精神的後継作ともいえる「Planet Coaster」には，多くのファンの期待が集まっており，正式リリースが待たれている。