プレイレポート
超究武神覇斬が通勤/通学中でも発動できる「FINAL FANTASY VII」iOS版のインプレッションを掲載
本稿では,そんなFF7(正確には「ファイナルファンタジーVII インターナショナル for PC」)のiOS版について,インプレッションをお届けしよう。
「FINAL FANTASY VII」ダウンロードページ
世界を牛耳る巨大組織への反抗を描いたストーリー
FF7はストーリーの面でも高く評価された作品なのは言うまでもないが,まずは未プレイの人に向けて話の流れを大まかに説明しよう。
物語は,この神羅カンパニーに対して反旗を翻した「反神羅組織『アバランチ』」に,クラウドが傭兵として雇われたところからスタートする。アバランチのリーダーである「バレット」や,クラウドの幼馴染「ティファ」,とある作戦の途中に出会う花売りの少女「エアリス」,そして英雄と謳われる「セフィロス」。そういったさまざまなキャラクターが絡み合いつつ,クラウドの失われた記憶が少しずつ明らかになっていく。
スマホでの触り心地は? インタフェースをチェック
本作は,スマートフォンを横にしてバーチャルパッドで遊ぶ形式になっている。画面には十字キーのほか,「○」「×」「□」「△」「R1」「R2」「L1」「L2」「SELECT」「START」それぞれに相当するボタンが用意されているので,やや画面が窮屈に感じるかもしれない。
バーチャルパッドはA〜Dの4タイプが用意されているので,本格的に遊び始める前にひと通り試してみるといいだろう。
当時の操作を思い出せる人は少数だと思うので,過去にプレイ済みの人も,未プレイの人も,本腰を入れてゲームを進める前に,素直にヘルプを読み込んでおくことをオススメする。ゲーム起動時,画面右側に表示される「?」をタップするとヘルプのページが起動し,操作方法だけでなく登場人物やアドバイスなどが確認できるので,ざっと目を通しておこう。
いわゆるチートモードでサクサク進むことも可能
本作には,「オートセーブ」「エンカウント」「ステータスMAX」それぞれのオン/オフ機能が搭載されており,最初から最後までゲームを快適にプレイできる。その中でもオートセーブは,街やダンジョンに移動したときや,戦闘終了後に自動でセーブを行う仕様になっており,普通にプレイを進めたい人にも嬉しい機能となっている。
アクティブタイムバトル(ATB)を解説
あのバトルスピード「おすすめ」も健在
本作のバトルシステムには,ファイナルファンタジーシリーズでおなじみの「アクティブタイムバトル」(ATB)が採用されている。戦闘中,敵/味方のキャラクターはATBゲージが満タンになると行動できるという仕様で,緊張感が途切れることなく続くのがだいご味だ。
バトルスピードは,コマンド選択中もATBゲージが変動する「アクティブ」,味方がコマンド選択&行動中はATBゲージが停止する「ウェイト」,FF7で追加されたあの「おすすめ」(あまりよろしくないと評判だった)の3種類から設定できる。
また戦闘中,FF7の大きな特徴である「LIMITゲージ」を最大まで溜めると,「リミットブレイク」という奥義を繰り出せる。
操作性は決して良いとは言えないが
スマートフォンでいつでも遊べるのは大変魅力的
本作には,アクティブタイムバトルや,フィールドでの謎解きのほか,多数のミニゲームが用意されており,比較的アクション要素が強めである。そのためスマートフォンでプレイすると,うまく操作ができないという場面がたびたび見受けられた。
とはいえ,発売から約18年が過ぎようとするファイナルファンタジーVII。これまで数多くのスピンアウト作品が登場し,今なおその人気が衰えない本作を,いつでもどこでもスマートフォンで遊べることこそ,スマホ版最大の魅力といえるだろう。あの頃を懐かしみながらスマホでリプレイするもよし,未プレイヤーがこの機会に遊んでみるもよし。興味がある人はぜひダウンロードして遊んでほしい。
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