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[TGS 2018]僕の考えたゲームが簡単に形になる。「Dreams Universe」プレゼンテーションレポート
ただ,「想像が形になるゲームクリエイティブプラットフォーム」というキャッチフレーズが示すとおり,本作はいわゆる「ゲーム」の枠組みには当てはまらない。プレイヤーが自由にステージやキャラクターを作成して,オリジナルのゲームを遊んだり,ほかのプレイヤーと共有したりできるという。
「Dreams Universe」公式サイト
「Dreams Universe」はさまざまゲームを作り出せるツールでもあるわけだが,ストーリーモードでは完成されたゲームが楽しめる。ミュージシャンである主人公・アートの想像から生まれた世界が舞台になっており,SF風のステージや日常の暗い雰囲気を持つステージ,そしておとぎ話の世界が用意されているという。
しかも,それらのコンテンツは「Dreams Universe」によって制作されている。つまり,PCの開発環境がなくても,プレイヤー自身が同様のステージや世界,オブジェクトなどを再現可能だということだ。
続いて,Media Moleculeのスタッフが1日で作ったというミニゲームを紹介してもらった。同社では,さまざまなスタッフが「Dreams Universe」でのゲーム制作に趣味のように取り組んでいて,そこにはWebデザイナーやアーティスト,サウンドデザイナーといった人も含まれるという。
クリエイトモードはその名のとおり,プレイヤーが思い描いたゲームを実際に作り出すためのものだ。もちろん,一からすべてを作ることもできるが,ゲームの制作経験がない初心者も困らないようにチュートリアルやテンプレートを収録する予定だという。
クリエイトモードの操作は,DUALSHOCK 4のジャイロ機能を活用する。DUALSHOCK 4自体を動かして,ポインターをキャラクターやオブジェクトに合わせたら,そのまま好きなところに配置したり,サイズや向きを変えたりできる。
オブジェクトやキャラクターを一定のパターンを動かすアニメーションの制作も簡単。その動きを実際に操作して,その内容を録画のように記録するだけだ |
太陽の位置を調整すると,ステージの雰囲気をガラリと変わる。これもアニメーションにように動きを記録すれば,ゲーム中に時間が移り変わっていくように設定可能だ |
サウンドの制作方法はなかなかユニークだ。さまざまな音色やリズムのパターンが用意されており,その中から選択してタイムラインに配置すれば,それなりのBGMが完成する。
さらにDUAKSHOCK 4を動かしたり,ボタンを押したりすることで,メロディを演奏するツールも用意されている。これがとても楽しいツールで,適当に操作するだけでも,面白いトラックが生み出せる。
もちろん,まったく楽譜が読めなくても支障はなく,サウンド制作だけで何時間も没頭できそうだ。
一からゲームを完成させることは,少々荷が重いタスクに聞こえるだろう。ただ,「Dreams Universe」は操作が直感的で,ゲーム制作の専門知識を必要としない。さらに1つ1つのオブジェクトやキャラクター,ストーリー,サウンドといった小さなコンテンツの制作が楽しく,それらを世界中のユーザーと共有できる。思うがままに「僕の考えたゲーム」を作り込める日が楽しみだ。
「Dreams Universe」公式サイト
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(C)2019 Sony Interactive Entertainment Europe. Developed by Media Molecule.
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