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[TGS 2016]「WORLD OF FINAL FANTASY」のステージイベントをレポート。竹達彩奈さんと喜多村英梨さんが収録秘話を披露し,ゲームで激突!?
声優の竹達彩奈さんが司会を務めたこのステージには,本作のディレクターである千葉広樹氏と声優の喜多村英梨さんが登場。竹達さんと喜多村さんが収録秘話を披露したり,本作の「闘技場システム」で対戦したりと,終始賑やかだったイベントの模様をレポートしよう。
ステージではまず,竹達さんが演じた「タマ」と,喜多村さんが演じた「セラフィ」が映像を交えて紹介された。
「収録はけっこうサクサク進みましたね」という千葉氏。タマは主人公のナビ役で,説明したり、ボケたり,突っ込んだりと忙しかったものの,竹達さんは「キャラクターの方向性は定まっていたから」と千葉氏に同意した。だが,喜多村さんは「嘘だ! 私大変だったよ!」と反論。
最初はタマもセラフィも可愛いキャラクターという設定だったそうで,そのため台詞の言い回しなども似通ってしまったという。先に収録が進んでいたタマを変えるわけにもいかず,セラフィはちょっと変わったキャラクターに変更されたのだが,喜多村さんがその時に受けた指示は“場末のスナックのママ”。「今年一番悩んだんじゃないか」と,喜多村さんは笑いを交えつつも苦労を語った。
続いて千葉氏から,本作の「闘技場」システムが,ゲームプレイを交えて紹介された。声優の中田譲治さん演じる,とても渋い声のトンベリが受付をしてくれる闘技場では,ミラージュ(モンスター)と戦ったり,仲間にしたり,ほかのプレイヤーと通信対戦をしたりできるということで,さっそく千葉氏がミラージュを仲間にするところを披露することに。
本作でミラージュを仲間にするには,HPを一定の値まで減らしたり,特定の属性で攻撃したりして,一定の条件を満たす必要があるのだが,今回千葉氏はパーティメンバーの能力を高く設定しすぎたのか,ミラージュを一発で倒してしまった。
千葉氏は,ゲームプレイで伝えることができなかったことを悔しがりながらも,相手によって捕獲の仕方が異なることを説明。相手の能力や特性を調べられるライブラを使いながら戦うのが大事だと語った。
続いては,本作のバトルをそれほど触っていないという竹達さんと喜多村さんが,闘技場で対戦することに。竹達さんはFFシリーズの人気キャラクター達,喜多村さんはクールなキャラクター達というパーティで戦った。
1戦のみのはずが,時間があるということで2回に拡大された2人の対戦。1戦めはぶっつけ本番で操作法もよくわからず「どうやって戦ったらいいの!」と,スピーディなアクティブバトルに慌てていた竹達さんだが,結果はその竹達さんが、なんだかよく分からないまま勝利した。
千葉氏によると,氷属性のミラージュが多い喜多村さんのパーティが編成的に不利だったらしいが,2戦めはこまめに回復を使用しながら慎重に戦った喜多村さんが勝利した。
さらに,竹達さんと喜多村さんが,開発スタッフと対戦することになった。ふたりのパーティはサボテンダー,ボム,ボムキング。開発スタッフのパーティはイフチー,ベビーモス,ベヒーモスという,どちらもFFシリーズの強キャラばかりを集めた構成だ。
これは「開発陣のノセノセは強いぞ」というのを見せつけるという対戦だったはずだったそうだが,結果はまさかの竹達・喜多村ペアの勝利。これには竹達さんも「台本上でも私は負けるはずだったのに!」と驚いた様子。千葉氏は意外だったとしながらも、戦い方やパーティ編成の相性など,いろいろな要因で結果も変わってくるのが,本作のバトルの楽しい部分だと語った。
対戦の興奮が冷めやらぬ中,プロデューサーの橋本真司氏が登壇。初公開映像として,本作の初回生産限定特典として入手できるセフィロス(FFVII)のセイヴァー召喚シーンを紹介した。
これは千葉氏が,スクウェア・エニックスの映像制作チームであるビジュアルワークスに急遽お願いして作ってもらったとのこと。急なお願いで作られたものとは思えない,可愛い2頭身のキャラでありながらも迫力ある映像となっていた。
続けて千葉氏は,「これは台本にもないし,この話をしたら広報からも怒られるかも」と言いながら,エンディングテーマに流れる映像もビジュアルワークスによって制作されたことを明かした。主人公達を本作の舞台であるグリモワルに誘う女性エナ・クロ役を演じる花澤香菜さんを含めた3人でエンディングテーマを担当した竹達さんと喜多村さんも,この曲を聴くためにもエンディングまでゲームを進めてほしいと話した。
イベントのラストには,登壇者ひとりひとりからメッセージ届けられた。千葉氏は「変なことしゃべると後で怒られる」と笑いながら,「FFを遊んだことがない人でも楽しめるものとなっているし,シリーズのファンなら思わずニヤっとするような要素を入れているので,ぜひそれを楽しんでほしい」と述べた。
「彩奈は可愛かったかー!? キタエリもよろしくなー!!」と観客を沸かせた喜多村さん。声優デビューしたばかりの10代のころ「FFに出たい。あわよくば人間よりもマスコットになるようなキャラがやってみたい」とインタビューで話した夢が叶ったと,その喜びを伝えた。「ゲームにおいて重要なキャラクターであるセラフィちゃんなので,全身全霊を込めて演じました。“場末のスナックのママ”だけど(笑)」と会場の笑いをを誘いながら,まだまだ可愛くて楽しい面があるキャラクターなのでお楽しみにしてほしいと話した。
「来年は『ファイナルファンタジー』30周年。その記念すべき年を盛り上げるのにふさわしいゲームだと思います。皆さんの応援よろしくお願いします」と話した橋本氏のあと,最後にMCを務めた竹達さんから「FFに出られることは嬉しいし名誉あることだから,決まった時は家族全員に自慢した」と,胸を張れる仕事ができたことへの思いが語られた。
長い歴史のあるFFのキャラクター達が,かわいらしい姿になって集結する本作。もうすぐ生まれる新たなFFの世界に是非触れてほしい。
「WORLD OF FINAL FANTASY」公式サイト
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(C)2016 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA/YASUHISA IZUMISAWA
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