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[E3 2015]トイロジックの新作「ハッピーダンジョン」は,誰でも気軽に楽しめるハック&スラッシュ
ハッピーダンジョンは,最大4人で協力しながらダンジョンを攻略する,基本プレイ料金無料のアクションゲームだ。
レアアイテムを求めてダンジョン内の敵をひたすら倒していくという,ハック&スラッシュの要素もあり,同社が運営するオンライン対戦ゲーム「Happy Wars」(PC / Xbox One / Xbox 360)とは,だいぶ毛色の異なるタイトルになっている。
ゲームはストーリー主導となっており,物語が進むごとにさまざまなダンジョンが登場するとのこと。ハック&スラッシュ系のダンジョンといえば,“ローグライク”なダンジョンRPGで採用される,内部構造がランダム生成されるシステムを思い浮かべる人が多いかもしれないが,ストーリー中に登場するダンジョンは,開発陣が一つ一つ時間をかけて制作したものとなるそうだ。
ただ,それとは別に,曜日や日にちによって内容が変わるダンジョンなどの実装も予定しているという。
武器や防具には,現時点で3段階のレア度が設定されており,レア度が高いものほどステータスの値が高かったり,特殊な効果が付いていたりするという。これらのアイテムはダンジョン内の敵からドロップし,アイテムが床に落ちた瞬間にレア度を表す色の柱が立つ演出が施されていた。なお,アイテムは1000種類以上もあるそうで,トレジャーハントのしがいがありそうだ。
また,ドロップしたアイテムについては,同時にプレイしている全プレイヤーで共有する形か,あるいは個別の形にするかを,現在検討中だという。共有であれば当然早い者勝ちになるわけだが,このあたりをどう調整してくるのかは気になるところである。ちなみに,E3バージョンでは共有になっていた。
戦闘では,通常攻撃とスキルを駆使して戦うことになる。ダンジョン内には画面を埋め尽す勢いで敵が出現し,わらわらと群がる敵を強力スキルで一掃する爽快感は,まさにハック&スラッシュのそれだ。ダンジョン内には矢を発射するバリスタのようなギミックもあり,これをうまく利用できれば,強い武器に恵まれなくても活躍できるのが嬉しい。
ダンジョンは,五つほどのエリアで構成されており,折り返しのエリアに中ボス,最後のエリアにボスが待ち受けている。ボス戦では,ボスの行動パターンを覚えて隙を突くといった戦法が有効で,アクション性の高いバトルが楽しめた。
今回プレイしたダンジョンは,1周10分程度でクリアできたのだが,あくまでE3用に調整されたものであり,リリース版の1周にはもう少し掛かるようである。
本作には,戦士,魔法使い,僧侶という三つの職業が存在し,レベルが上がると職業に応じたスキルをランダムで覚える。それらのスキルをどのように活用していくかが,ダンジョン攻略の鍵になるわけだ。
なお,レベルはステージを開始するたびにリセットされる。とはいえ,レベルの最大値は5と低めに設定されており,一つのダンジョンでボスエリアにたどり着く頃にはたいていカンストしているため,レベル上げの面倒くささを感じるようなことはなかった。むしろ.プレイするごとにキャラクターの能力が変わるため,新鮮な気持ちで楽しめるのが,本作の面白さにつながっているように思えた。
もちろん,リセットされずに蓄積される要素も用意されている。ゲーム内ではプレイヤーランクと呼ばれており,ランクが上がると各職業の初期ステータスが底上げされる模様だ。
開発者の話によると,本作は「Diablo」のような本格的なハック&スラッシュゲームと,「Gauntlet」のようなアーケードゲームの中間にあたる作品を目指しているという。普段,この手のジャンルで遊ばない人が気軽に楽しめ,コアなゲーマーでもしっかりとやり込んでもらえるようなゲームに仕上げるべく,現在も開発が進められているという。
今のところ発表されているのはXbox One版のみとなっているが,Happy Wars同様にPC市場も視野に入れているとのこと。ただ,PC版ではいくつかの問題を抱えており,それが解消できれば正式に発表できるという。
また,Happy Warsと何らかの形で連動することが発表されているものの,どのような仕様になるかは決まっていない様子。このあたりは続報に期待したい。
「ハッピーダンジョン」公式サイト
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