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プロジェクション・ゴーグルによって“新たなリアル”を獲得。USJの新アトラクション「バイオハザード・ザ・リアル3」を一足早く体験してきた
2013年,2014年に続き,今年で3回めの開催となる「バイオハザード・ザ・リアル」は,ゲームの世界を忠実に再現した施設内で,ゾンビやクリーチャーに立ち向かっていく体験型アトラクションだ。明日の正式オープンに先がけ,この新アトラクションを体験することができたので,ネタバレにならない範囲でレポートをお届けしよう。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン 公式サイト
また,中継地点に置かれているグリーンハーブを入手するときも,ゲームを彷彿とさせるエフェクトが表示される。こうした演出の隅々からインタラクティブ性を感じられるので,ゲーマーであれば思わずニヤリとしてしまうことだろう。
筆者は過去2回のバイオハザード・ザ・リアルにも参加しているが,新登場のプロジェクション・ゴーグルがアトラクションの内容としっかり連動していることで,さらに没入感が増している。ゾンビやクリーチャーの存在感にも磨きがかかっており,常にヒヤヒヤさせられる。そのなかでも,ネメシスなどの強敵に遭遇したときには絶望さえ感じたほどだ。
その一方で,クリーチャーを撃つたびにゴーグル越しのクリーチャーから血が吹き出し,手応えはバツグンだ。「敵を撃っている」という実感が得られるのは,このアトラクションならではだろう。これに加えて,今回は威力絶大なマシンガンが新登場。クリーチャーを撃ちまくれるようになり,さらに爽快感が増している。
今回,U.B.C.S隊員(アンブレラ社が保有するバイオハザード対策部隊)のお姉さんに同行してもらったのだが,「早く逃げろ!」「ゾンビだ,撃て!」「こっちだ,早く来い!」と凄みのある演技で参加者をサポートしてくれる。非常に頼もしくもあり,臨場感を高めてくれる存在だ。
今年のバイオハザード・ザ・リアルも,その名のとおり,まさしくリアルをとことんまで追求しており,バイオハザードシリーズのファンはもちろん,あらゆる人に挑戦してほしいところだ。
アトラクションの体験後,バイオハザード・ザ・リアル3の監修を務めたカプコンの川田将央氏とジェームズ・バンス氏への合同インタビューが行われた。本稿の締めとして,その内容をお届けしよう。
バイオハザードシリーズのプロデューサー 川田将央氏(左),「バイオハザード リベレーションズ2」のプロデューサー ジェームズ・バンス氏(右) |
川田将央氏(以下,川田氏):
そのタイトルのとおり,今年で3回めになりますが,年々リアルさや恐怖感がグレードアップしていると強く感じました。作っている側としては,ハイスペックな内容にチャレンジしていますが,それが結果として現れているんじゃないかと思います。
ジェームズ・バンス氏:
最初に,プロジェクション・ゴーグルを採用すると聞いたときは,ゲームとして理想的なアイデアだと思いました。ただ,実現は難しいと感じていたんです。しかし,見事に実現できていたので驚きましたね。
マシンガンで撃つ爽快感,銃の反動,重さなどもきちんと表現されていました。撃ちまくれると,怖くなくなってしまうのでは……との心配もありましたが,ゴーグルと連動したゲーム的な要素を実現できたので,完成度は文句なしの出来です。
川田氏:
バイオハザードは皆さんもご存じのように,サバイバルホラーというジャンルです。一筋縄ではいかないスタイルのゲームですが,割と撃ちまくれる今回でも,爽快感と恐怖が共存しているのが良かったですね。
――過去2回との大きな違いは何でしょうか。
やはり,プロジェクション・ゴーグルです。これを装着することによって,弾数の制限や自分がクリーチャーを攻撃したこと,ダメージを受けたことなどが一目で分かるようになっています。体感性がより深まったといえますね。
前回のキャラクターも続々登場しますが,それに加えて,今回は1体追加されています。バイオハザードを知っている方なら,「おっ!」と思われるシチュエーションもありますので,ぜひ注目してほしいです。
前回(バイオハザード・ザ・リアル2)は,なるべく襲われないようにするというスタイルだったのですが,今回はどれだけ撃てるのかが把握しやすい作りになっています。弾丸を補充できる場所も中継地点として用意されていますので,「残りが少なくなってやばいな……」という気持ちは出てくると思いますが,それに対するリカバーもできている構成です。もちろん,最後には見せ場もありますので,新しさを感じていただけると思います。
――最後に,今後のバイオハザードシリーズの展望を教えてください。
川田氏:
バイオハザード リベレーションズ2のPlayStation Vita版や「バイオハザード0 HDリマスター」の発売を控えていますが,さらにその先を考えたうえで,今回のバイオハザード・ザ・リアル3を手がけています。
今回,我々がこの企画に参加したことでインプットされたものもありますので,将来的にはそうした要素をアウトプットしたいですね。新しい可能性はまだまだあると思います。
――ありがとうござました。
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