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「よるのないくに」は2015年9月17日発売に。主人公・アーナスを演じたM・A・Oさんらが登壇した完成記念発表会の模様をレポート
またトークセッションでは,主人公・アーナスの声を演じた声優のM・A・Oさんと,キャラクターデザインを手がけた四々九さんが,本作にまつわるトークを繰り広げた。
本稿では,その会場の模様をレポートしよう。
「よるのないくに」公式サイト
また「影牢」シリーズなどを手がけてきた同社の菊地啓介氏が開発プロデューサーとして企画開発に参加したことで,ガストの長所を伸ばしつつ,新たな魅力を打ち出すことができたと語った。
「よるのないくに」総合プロデューサーを務める井上忠信氏は,ガストがこれまで培ってきたキャラクター性の強いRPGのノウハウに,コーエーテクモゲームスのアクション要素をプラスすることで本作を実現できたとする。また菊地氏の存在によって,本作がより面白く,重厚感のある仕上がりとなったと語っていた。
ゲームのプレゼンテーションを行ったのは,その菊地氏だ。菊地氏は最初に,本作の発売日が9月17日に変更されたことを報告。その理由は,ガストファンの期待に応えるべく,さらなる品質向上を目指すためだという。その代わりと言うわけではないが,初回特典としてすでに発表されている内容に加え,オリジナルカスタムテーマを用意するとのことである。
「よるのないくに」総合プロデューサー 井上忠信氏 |
「よるのないくに」開発プロデューサー 菊地啓介氏 |
本作の舞台であるルースワール島は,一見すると普通に見えるが,夜になると「邪妖」と呼ばれる魔物達が跋扈するようになる。その原因となったのは,かつての人類と妖魔との戦いの際に,妖魔の長が撒き散らした「青き血」である。この血を浴びた者は,邪妖となってしまったのだ。
そうした世界の中,半分人間,半分妖魔の「半妖」と呼ばれる存在である主人公のアーナスは,「聖騎士」として邪妖から人々を守っている。
また聖騎士にはもう一つ,妖魔の長を封印するために命を差し出す「聖女」を邪妖から守護する役割がある。聖女は,数年おきに選出されるのだが,このたび選ばれたのが,アーナスの親友であるリュリーティスだったのである。
アーナスとしてはリュリーティスを何とか助けたい,しかしリュリーティスとしても自らが犠牲となって妖魔を封じることでアーナスの力になりたい。二人の少女が抱く,互いを思うがゆえの葛藤が,本作の大きな魅力の一つであると,菊地氏は説明した。
続いてアーナスがゲーム中で使う武器が紹介された。そのうち「剣」はバランスが良く,初心者でも扱いやすいとのこと。また「銃」は敵に近づかれないよう距離を取りながら戦うため,ある程度のテクニックが要求されるという。そして「短剣」は,手数の多さを特徴とし,スピード感のあるバトルを楽しめるそうだ。菊地氏は,このほかにもさまざまな武器を用意しているので,ぜひ試してほしいと話していた。
さらにアーナスは,バトル中に「従魔」(セルヴァン)と呼ばれる複数の妖魔を操ることができる。従魔には,攻撃を得意とする「アタッカータイプ」や,アーナスを回復したり能力を向上させたりする「サポートタイプ」などがあり,ゲーム中で入手する「依代」を使って召喚する。また従魔には成長要素や装備の概念があり,彼らをどのように育成し編成していくかを楽しむこともできる。
そしてアーナスは,バトル中に変身することもできる。変身フォームは従魔の編成によって決まり,素速い動きと連続攻撃を特徴とする「ラビットフォーム」や,遠距離攻撃とサポートに特化した「ファントムフォーム」などがあるという。
発表会後半のトークセッションには,ゲストとして主人公・アーナスの声を演じた声優のM・A・Oさんと,キャラクターデザインを手がけた四々九さんが登壇。二人は,アーナスとリュリーティスのボイス収録やデザイン制作時のエピソードを始め,変身フォームや従魔といった本作の特徴的な要素についての印象を語っていた。
アーナスの声を演じたM・A・Oさん |
「よるのないくに」キャラクターデザイン 四々九さん |
菊地氏は,がすとちゃんがゲーム内に登場するのは今回が初めてであると説明し,同社がそれだけ本作に注力している証であるとして,トークセッションおよび発表会を締めくくった。
「よるのないくに」公式サイト
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(C)コーエーテクモゲームス All rights reserved.
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