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[E3 2017]「ARK: Survival Evolved」のPC版で配信された新大陸追加MOD「Ragnarok」は,まだ半分の完成度だった
これまで2年以上にわたってアーリーアクセス版が展開されてきた本作だが,E3 2017会期中に,海外ではPC,PlayStation 4,そしてXbox One向けに8月4日に正式ローンチされることがアナウンスされている。
また,恐竜や古代生物のアートワークを一冊に詰め込んだアートブックや,布製マップなどが添付された「The Limited Collector's Edition」も発売予定であることや,今後1年間で2つの大型MODをリリース予定であること,それらをプレイできる「シーズンパス」の販売が予定されていることなどを,Studio WildcardのコミュニティマネージャーであるCedric Burkes(セドリック・バークス)氏は話していた。
大型MODというと,すでにPC版で「Ragnarok」が6月15日に配信されている。このMODでは,噴石を放出する火山や,幾重にも連なる滝で構成される大河,溶岩の流れる地下洞窟や針葉樹林など,さまざまな環境で構成される広大な新大陸が追加されたほか,グリフィン,アイス・ワイヴァ―ン,ホッキョクグマなども登場する。世界のあらましを知るための「Explorer Notes」も各所に散りばめられているので,ロアファン(ストーリーを愛するゲーマーのこと)にとっても,非常に嬉しいアップデートだ。
ここで導入された大陸の大きさは,オリジナル版の島の2倍ほどになるが,これまでもまだ50%ほどしか完成していないのだという。最終的には,144平方キロメートルにも達するマップが予定されており,完成には少なくともあと3か月を要するため,現時点ではβ版という扱いになっている様子だ。PlayStation 4およびXbox One版でも7月4日に配信予定だとBurkes氏は語っていたので,日本語版でも楽しめるかもしれない。
ちなみに,Ragnarokは,Studio Wildcardが2017年3月にアナウンスした,アマチュアMODクリエイターの支援プログラム「Sponsored Mod Program」で誕生したものであるという。Burkes氏自身がMOD制作者だったそうだが,今回のミーティングに参加していたJonathan Lawrence(ジョナサン・ローレンス)氏をはじめとする15人のMOD制作者を選定し,月給を支払う形で本プロジェクトの開発に当たってもらったとのことだ。Burkes氏は,「ライブコンテンツの開発に手が回らないStudio Wildcard,好きなゲームのコンテンツを作って生活できるMOD制作者,そして新しいコンテンツを願うゲーマー達,すべてにとって良いプログラムだ」と話し,Lawrence氏も賛同していた。
2017年中には,中国のSnail Gamesから本作をテーマにしたVRゲーム「ARK Park」(PC/PS4)の配信も予定されている(関連記事)。アーリーアクセス版のローンチ以降,その世界の広がりに驚かされるばかりのシンデレラストーリーだが,「Sponsored Mod Program」によって新しいシンデレラボーイが生まれてくる可能性も十分にあり,今後もARK: Survival Evolvedの動向から目が離せない。
「ARK: Survival Evolved」公式サイト
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Copyright 2016 Studio Wildcard. All rights reserved.
(C) 2017 Studio Wildcard. ARK: Survival Evolved is a trademark of Studio Wildcard. Created and developed by Studio Wildcard, Snail Games, Efecto Studios, Instinct Games, and Virtual Basement.
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