テストレポート
HW短評:MSI「R7 360 2GD5 OC」(1)カードの外観とクーラーの冷却能力,静音性を確認
※AMDの製品情報ページだとR7 360のメモリバス帯域幅は「最大112GB/s」だが,4Gamerで入手したAMD公式のR7 360製品資料では104GB/sで,リファレンス仕様とされる玄人志向製R7 360カード「RD-R7-360-E2GB/G2」も104GB/sであるため,本稿ではメモリクロック6500MHz相当,メモリバス帯域幅104GB/sが公式のリファレンス仕様としている。
アプリケーション実行時の温度は比較対象と比べると若干高いが,このクラスのGPUからすると,まったく問題のないレベルでもある。
※「GeForce GTX 750」を搭載するGIGA-BYTE TECHNOLOGY製カード「GV-N75OC-1GI」はメーカーレベルのクロックアップモデルであるため,MSIのオーバークロックツール「Afterburner」(Version 4.2.0)を用い,リファレンスレベルにまで動作クロックを引き下げて利用している |
テストは,無操作時にもディスプレイ出力が無効化されないよう指定したうえで,比較対象として用意しつつ行った。なお,テスト時の室温は24℃。テストシステムをPCケースに組み込まない,いわゆるバラック状態に置いてある |
最後に,GPUクーラーの静音性だが,下記に掲載したサウンドファイルを聞いてもらうのが早いだろう。回転数が高いため,アイドル時でも相応に動作音があり,また,ベンチマーク実行2分後,つまり冒頭から3分後にはファンの回転数が2000rpmに達し,その動作音は相応に大きくなる。うるさいというレベルではないものの,静音性に優れているとは言い難いので,動作音よりもカード長の短さを取る人向けのR7 360カードといえるかもしれない。
※再生できない場合は,Waveファイルをダウンロードのうえ,手元のメディアプレイヤーで再生してみてください。
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※HW短評に関する注意
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