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[GDC 2015]企業に対する暴動をキュートに描いた「Anarcute」が出展。「好ましい硝酸」「サラダ一皿・不貞」などの怪しい日本語がかなり気になる
本作は,消費者に粗悪な製品ばかりを売りつけて暴利をむさぼる企業に対して,暴動を起こすという一見シリアスなテーマを,キュートな画風で描いた“暴動シミュレーション”ゲームだ。プレイヤーが操作するのは,リスやライオン,アライグマやクラゲなどのキャラクター達で,街を徘徊しながら破壊行動を繰り返してポイントを稼ぎつつ,たむろしているほかの動物達を仲間に引き入れて,グループを増やしていく。街中には,この暴動を鎮圧しようとシールドや催涙弾,スナイパーライフルなどを持った敵が待ち構えており,直接対峙するとメンバーが減っていく要因になる。
街の中では比較的自由に移動が可能で,「好ましい硝酸」や「サラダ一皿・不貞」「食用・かわいいサボテン」など,奇妙な日本語の看板が目立つのが笑えるが,ラビヌー氏は「ちょっと間違った日本語の雰囲気をワザと残しました」と語る。おそらく,あまりにシリアスになり過ぎたり,本当に存在する企業名を持ち出すことを避ける目的もあるのだろう。
Anarcuteは,Xbox Oneで2015年夏中にリリースされ,PCやMac,さらにはほかの家庭用ゲーム機向けにも発売される予定があるとのこと。現在公表されている東京とパリのステージ以外にも,レイキャビクなど世界のさまざまな都市を暴動に巻き込んでいくゲームにしたいとラビヌー氏は抱負を語っていた。
「Anarcute」公式サイト
GDC公式Webサイト
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Anarcute
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