【PR】むしろPCゲーマーにオススメしたいスマホ向け戦略オンラインRPG「LINE クロスレギオン」の序盤の注意点を解説

　LINEが配信中のスマートフォン向けアプリ「LINE クロスレギオン」（iOS / Android）は，カジュアルゲームが多い「LINE GAME」において初となる本格オンラインRPGだ。

　本作を“あの”LINEが展開することで，これまでMMORPGを知らなかった層にも，その面白さが着実に広まってきている印象を受ける。一方で，普段からPC向けMMORPGをプレイしているようなコアゲーマーの中には，“スマホ向けオンラインゲーム＝カジュアルなもの”と一括りに考え，本作をスルーしている人もいるのではないだろうか。クロスレギオンの本質的な面白さは，むしろPC向けのMMORPGに近いものなので，食わず嫌いは非常にもったいない（比較的「アトランティカ」に近いと言えば理解しやすいかも）。

　そこで本稿では，スマホ向けオンラインRPGに不慣れなPCゲーマーが，ゲームをスムーズに進めるためのポイントを紹介したいと思う。以前掲載したプレイレポートでゲームの概要を紹介しているので，そちらも合わせて確認しつつ本稿を参考にし，クロスレギオンならではの面白さをたっぷりと味わってみてほしい。

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ソロでもマルチでも楽しめる戦略性重視のスマホ向けオンラインRPG。「LINE クロスレギオン」の魅力をレポート

バトルは基本的に3連戦。スキルを使うタイミングを意識しよう

　クロスレギオンのバトルは，敵味方が交互にアクションを行っていくターン制RPGのような作りになっている。攻防に応じて画面右下にあるゲージが蓄積されていき，これと引き換えに各英雄のアクティブスキルを繰り出せるのが特徴だ。

　ゲームの最序盤はチュートリアルを兼ねた内容になっているので，説明文にきちんと目を通しておけば，誰でも戸惑わずにゲームを進めていけるだろう。しかしプレイを進めていくと（メインストーリー「1章1幕 エピソード#4」あたりから），徐々に手強い敵が立ちはだかるようになる。「エピソード#4 かすかな唸り声」では，中ボスにダメージを与えるために，周囲のオブジェクトを破壊する必要があるなど，ごり押しだけでは攻略できないポイントが用意されているのだ。
　また，1章1幕のクライマックスとなる「エピソード#8 怪物になった友達」では，戦闘中に雑魚の援軍が押し寄せてくるため，それまで以上に苦戦を強いられることになるだろう。こういった難所は，「目についた敵をとりあえずタップ」といったお手軽プレイでは，突破できないこともある。

中ボスにダメージを与えるためにちょっとした工夫が必要になる「エピソード#4 かすかな唸り声」

　バトルにおいてまず覚えておきたいのは，自分のターンで英雄を操作する際，その順番をプレイヤーが任意で選択できるということ。自分のターンが始まると，プレイヤーキャラクター（主人公）が選択状態になっているが，ほかの英雄をタップすることで，行動順を変更できるのだ。これによってスキルを繰り出すタイミングを調整できるので，ゲームに慣れてきたら，英雄の行動する順番を意識して，戦術の幅を広げてみるといいだろう。
　例えば，ある英雄が強力なスキルを習得している場合，大事なターンでゲージが溜まっていないようなら，先にほかの英雄に通常攻撃を行わせてゲージを溜めてみよう。強敵相手のバトルでは，「敵の特殊攻撃を封じるスキル」などを，何よりも優先して使っておきたいところだ。

画面右下にあるゲージは，英雄個人ではなくチーム全体で共有されている。どのタイミングで，どの英雄にスキルを使わせるかの判断が大切だ

　バトルにおけるもう1つのポイントは，このゲームでは基本的に1回のエンカウントが3つの戦闘（3連戦）で構成されていること。この点を踏まえて，ゲージの使いどころを工夫するのが上達の秘訣だ。
　戦い方としては，第1戦〜第2戦では強力な攻撃スキルを使って，敵の数を減らすことを優先しよう。そして数を減らしたあとは，通常攻撃でゲージを溜めたり，弱った味方のHPを回復させたりして，ボスの待ち構える第3戦に備えるのがよい。第2戦の終了時にゲージを十分に溜めておけば，ボス戦の開幕時に，強力なスキルを叩き込めるというわけだ。

主人公“グラディエーター”の固有スキル「爆風斬」。これは竜巻による範囲攻撃を繰り出すスキルで，戦闘開始時に複数の敵を巻き込むように使うと効果的だ

ボス敵は大抵，強力な戦闘能力を備えている。ボスと戦うまでにゲージを溜めておけば，開幕時にスキルによるラッシュで一気に押し込める

英雄の特性を理解し，6名チームを編成しよう

ストーリーに登場する多くの英雄は，「英雄雇用」を通じてプレイヤーの仲間になる。能力も大切だが，こういった英雄にこそ愛着を覚えるという人もいるだろう

　本作の基本的なゲームの流れは，英雄によるチームを編成/強化しつつ，広大なファンタジー世界を冒険しながらクエストを次々と攻略していくというもの。チームの構成人数は，ゲーム開始直後は3名だが，プレイヤーレベルが5/10/15になったタイミングでそれぞれ1枠ずつ拡張され，最終的に最大6名となる形だ。
　なお本作では，ゲームの進行状況に応じてコンテンツが少しずつアンロックされるのだが，コンテンツによっては1チームを超える人数を指揮したり，フレンドに英雄をレンタルして経験を積ませたりと，「英雄マネジメントゲーム」的な遊び方もできるようになる。まぁそういった遊び方は少し先の話になるが，まずは各英雄の能力をチェックしつつ，チーム編成を考えてみるところから始めるといいだろう。

　チーム編成のセオリーは，HPや防御力が高いタンク系の英雄を，敵から攻撃を受けやすい前列に配置。そしてその後ろに，アタッカーやヒーラー系の英雄を配置するというものだ。メインストーリーの1章1幕から1章2幕にかけて登場する下記の英雄は，能力的に使い勝手が良く，プレイヤーキャラクター（主人公）と組み合わせることでバランスの良いチームが編成できるので，チーム構成のテンプレートにするとよい。

・「ウィリアム」（武器：剣）
　スキル「盾強打」：敵1体にダメージを与えると共に，押し出して気絶させる

・「サラ」（武器：弓）
　スキル「貫通射撃」：縦列にいる総ての敵にダメージを与え，防御力を減少させる

・「リンジー」（武器：弓）
　スキル「生命の光」：指定した横列にいる味方のHPを回復する

・「リンディー」（武器：古書）
　スキル「起死回生」：味方1体のHPを回復し，その後2ターンの間，さらに回復する

各英雄のステータス画面をタップすると，通常攻撃とスキルをムービーで確認できる。「この英雄がチームに加わったらどんな戦い方ができるかな？」と考えてみよう

各英雄のモーションもなかなか凝っている。弓使いの「サラ」がスキルを繰り出すときは，このように足を使って引くのだ

　ゲームに慣れてきたら，少しずつ英雄を入れ替えていこう。すべての英雄に対し，その能力を紹介するショートムービーが用意されているので，これを参考にするとよい。こうやって布陣や戦術を考えるのは，シミュレーションRPGが好きな人ならきっとハマってしまうはず。ちなみに，チームからいったん外した英雄も，今後活躍する機会ができるので，お気に入りの英雄はキープしておくといい。

新たな英雄の入手手段は「英雄雇用」（いわゆるガチャ）だが，そのためのチケットはクエストなどでも頻繁に獲得できる。リアルマネーを注ぎ込まなくても結構遊べてしまうのだ	英雄がレベルアップするたびに，スキルのレベルも上昇させられる。そのために必要なゴールドは少額なので忘れずに強化しておこう
6人編成のチームだと，最低2人は前衛用の英雄がほしいところ。主人公が前衛タイプでない場合は，ウィリアムのほかにもう1人確保しておきたい	スタンや沈黙など，敵を一時的に無力化させるスキルを持ち合わせた英雄は，ボス戦で大活躍する。ゲームに慣れてきたら，色々な英雄を試してみよう

　それともうひとつ，「インベントリ」メニューから行える装備品の「強化」は，戦力アップに直結する重要な要素なので，ゲームの序盤から積極的に行っておきたい。装備品はD/C/B/A/Sといったランクに分けられており，強化時にはランクに応じた量のゴールドが必要になる。ただ，強化の成功率はランクに反比例し，ゴールドにも限りがあるので，序盤は財布と相談しながら，足りないパラメータを補うような形で強化していくといいだろう。
　筆者が個人的にあれこれ試した感触だが，防具に関しては前衛の英雄が装備するものを優先でB〜Aまで，武器に関してはAを目標とし，ゴールドに余裕があればSまで強化するのが良さそうだ。ちなみにゴールドは，レベルアップやクエストクリア時に頻繁に得られるので，必要性を感じてきたら積極的に強化しよう。

　なおランクとは別に，キャラクターが1，10，20といった特定レベルに達するごとに，より高い性能の装備品を装備できるようになる。レベルアップに伴いお古になった装備品は，ゆくゆくは予備のメンバーが装備することになるので，これまでの強化費用が無駄になることはない。安心して強化しまくろう。

強化は一見地味だが，確実に戦力アップに結びつく。ゴールドをその他の用途に使うことは（ゲーム序盤では）少ないので，積極的に強化していこう

クエストを通じて報酬品がもらえることも多いのだが，意外と見落としがち。Sランクの装備品がもらえることもあるので，インベントリをこまめにチェックしよう

　本稿の執筆にあたり，クロスレギオンを一からプレイしてみたが，以上の点を踏まえつつメインストーリーを進めていけば，「1章2幕」（レベル13前後）あたりまでは問題なく攻略できるはずだ。そこから先の「1章3幕」に突入すると，バトルは激しさを増し，キャラクターのレベル上げなどが必要になる。次回掲載のプレイガイドでは，「混沌の塔」に代表される，キャラクターのレベル上げに関連するコンテンツのノウハウを紹介していきたい。

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