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[gamescom]「Warhammer: End Times - Vermintide」のCo-opプレイにフォーカスしたプレイアブルデモが公開
Fatshark Interactiveと言えば,これまでにも「War of the Roses」や「War of the Vikings」など,メレーコンバットを主体とする作品で,地道に成果を上げてきたメーカーだ。ライセンスを受けての開発は本作が初めてのことになるが,もう10年以上も前からチームメンバーはミニチュアゲームの大家である「Warhammer」に入れ込み,機会があればいつかはゲームを作ってみたいと構想を夢描いていたとのこと。「Warhammer: End Times ‐ Vermintide」(以下,Vermintide)は彼らの思いが凝縮された作品になるだろう。
このVermintideは,闇の王たちがエンパイアを崩壊させるべく結束し,さまざまな世紀末現象に世界が覆われるという「End Times」という物語をベースにしたものだ。
エンパイアの主要都市ウーバースライク(Ubersreik)に,大型ネズミ種族のスケイブン(Skaven)が突如として湧き出したことからゲームは始まる。プレイヤーは,この異常現象が発生したウーバースライクに,たまたま居合わせたという種族や性格の異なる5人の英雄「Waywatcher」「Empire Soldier」「Dwarf Ranger」「Witch Hunter」「Bright Wizard」からプレイキャラを選択することになる。
今回プレイできたのは4人のCo-opプレイで,スケイブンの出現率など,ゲームの難度はプレイヤーのレベルやプレイ人数によって自動調整されるとのこと。
ゲームは,各プレイヤー専用の宿屋の部屋から始まり,好きなミッションを部屋の中央にある卓上に広げられたマップから選んで潜入していくというスタイルだ。ちなみに,これらの専用部屋は,現時点では中世風のベッドや家具が置かれた程度の質素な雰囲気だが,やがては武器や実績獲得を示すバナーなどが飾れるような仕様になるとのこと。ロビーとしての役割を担う宿屋でほかのプレイヤーの参加を待つ間に,仲間と自分の成長過程を見せ合うこともできるようになるという。
筆者がプレイしたのは,大きな斧を振り回すDwarf Rangerで,デモの担当者が操作するBright Wizardに誘われるようにゲームを進めていった。
Dwarf Rangerは銃を持っているので敵との距離を置いて戦えるが,銃弾の数は限られており,基本的には前衛で戦う役回りとなる。Bright Wizardは,頭が炎になった火炎魔法が得意なおばさんだが,こちらも近距離で戦えるらしく,クラスに関係なく激しい乱戦が繰り広げられていた。
今回のデモのゲームプレイは,らせん状の階段を使って塔を登り,ポータルを解き放つための4つの鎖を破壊するのが目的となる。ときおり,戦を告げる法螺貝のようなホーンが鳴り響いたと思うと,何十匹という単位でスケイブンが発生して取り囲まれてしまう。スケイブン1匹に対して斧を2〜3振りほどしながら蹴散らし,要所要所でデモ担当者に助けてもらいながら進めていくのだが,スケイブンの中には鎧を着たリーダー格やマシンガンを発砲してくるもの,シャーマン風のものなどさまざまなタイプが存在していた。
血しぶきを浴びながら斧を振り回したり,左手に持つ盾で相手をバッシュしたりといった壮絶な戦いを楽しめる様は,どこか「Left 4 Dead」のようなゲームプレイに近い印象だ。
本作の開発は予定より少し遅れているようだが,数か月以内にベータ版を公開する予定とのこと。また,価格は29.99ドルあたりを想定し,DLCなどのアップデートも頻繁に行っていくとのことだ。一人称視点のメレーアクションが好きというゲーマーであれば注目しておくべきタイトルになりそうだ。
今回は,マウスとキーボードを併用するPC版だったが,Fatshark InteractiveはPlayStation 4とXbox One向けにもセルフパブリッシングを行うとのことだ。
「Warhammer: End Times - Vermintide」公式サイト
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Warhammer: End Times - Vermintide
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(C)2016 FATHARK GAMES
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