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[JAEPO2015]「スクール オブ ラグナロク」ステージ&プレイレポート。ギャルでアメリカンでガスマスクな学園神「ルーシー」の参戦が発表
2015年1月29日に発表され,2月1日に「闘会議2015」で詳細が明らかになった本作だが,今回のJAEPO2015では,ついに試遊台が登場した。本作に期待を寄せていたファンも,この機会を待ち望んでいたはずだ。
ここで,同社ブースで実施された「スクール オブ ラグナロク」のステージイベントの模様と,実機プレイで得られた本作のプレイフィールをお伝えしたい。
ちなみに,ゲームシステムの紹介が行われた「闘会議2015」については,2月2日に掲載したレポート記事に詳しいので,合わせてチェックしてもらえれば,本作をより深く理解できるはずだ。
“5D”とは3Dアクション+2D格闘だった! AC「スクール オブ ラグナロク」,闘会議2015のステージにてゲームシステムの詳細が明らかに
「スクール オブ ラグナロク」公式サイト
まずは,ステージイベントから。進行役は,本作のプロデューサーを務めるスクウェア・エニックスの柴 貴正氏と,世界観設定およびシナリオ制作を担当するスパイク・チュンソフトの小高和剛氏だ。
ステージの冒頭では,スクウェア・エニックスとスパイク・チュンソフトという,企業の壁を超えた協力体制について語られた。
柴氏は「アーケードで遊んでくれたお客さんに,“何か”を持って帰ってほしいと,以前から思っていました。そのため,小高さんにオファーを出したのです」と,開発の発端について述べた。柴氏の考える“何か”とはつまり,本作の作り込まれたストーリーや,世界観だったというわけだ。
柴氏は続けて「ですから,一人用もコッテリ遊べるように作っています。良い小高節が聞けますよ」と笑う。ゲームモードに関係する情報は今のところ公開されていないが,十分に期待できそうだ。
続いて,本作に出演する花江夏樹さんと,たかはし智秋さんの声優2人を招いてのトークが行われた。2人は,プレイヤーが使用する武器に宿る“学園神”の声を担当するということで,自身が演じたキャラクターの感想などが中心に語られた。
たかはし智秋さんが演じる「ルーシー」は,このステージで初公開になった学園神だ。実にキワドいスーツにガスマスクという,なんとも衝撃的なキャラクターで,いろいろな意味で話題を集めそうな気がする。
学園神「イヴォール・デ・ダカート」を演じる声優の花江夏樹さん。ステージでは“ガスマスクが好き”という珍しい属性を持っていることが判明した |
今回発表された,新たな学園神「ルーシー」役のたかはし智秋さん |
以上で,ステージは終了となった。最後に,2月27日〜3月1日,および3月5日〜8日の期間でロケーションテストが実施されることが発表されたが,こちらについては,2月13日に掲載した記事を参照してほしい。
合わせて,タイトーステーション秋葉原店で2月27日に,ゲーム実況者集団「M.S.S Project」や,プロゲーマーのふ〜ど氏によるオープニングイベントが実施されることや,ロケテスト最終日に“ロケテスト大会”も開催されることも明らかになった。腕に自信のあるプレイヤーは,日程を合わせて挑戦してみよう。
見た目からは想像できない骨太アクション
筐体自体は非常にシンプルで,肩幅よりやや広い横幅の机に,モニターとアーケードスティック(と,いくつかのボタン)が備え付けられている。ボタンまわりのスペースは広く取られており,小さなメモ帳を置いても余裕があるほどだ。
最も特徴的なのは,独特なボタン配置だろう。一般的なアーケードスティック&ボタンの配置に慣れたゲーマーであれば「この配置で大丈夫なのか?」と疑問に感じるかもしれない。
実際にプレイしたところ,最初はさすがに違和感を感じたが,チュートリアルステージを進める中でどんどん手になじみ,ゲーム開始から数分程度でほぼ使いこなすことができた。
使用頻度の高いボタンが左側(親指から中指で押す)にあり,反対に使用頻度の低いボタンが右側(薬指と小指)に配置されているため,想像以上に手の移動が少ないのがその要因だろう。よく考えられた配置だと思う。
今回の試遊台では,チュートリアルステージとCOM戦を1回ずつ遊ぶことができた。
操作感覚は比較的ズッシリとしており,広いステージを横断するのには,そこそこ時間がかかる。ステージ周囲三点に出現する“禁治郎像”を制圧(像に近づいて一定時間を経過させる)すると,各キャラクターが持つスキルが使用可能となるのだが,これがなかなか難しい。像の制圧をどのタイミングで行うかがゲームのキモになりそうだ。
上記のとおり,1試合の時間は約5分と長めに設定されている。禁治郎像の制圧と,キャラクターの戦いを同時に展開する感覚には,アクションと同時にパズルを解いているような雰囲気がある。
ダメージを与えたり,敵の攻撃をガードしたりすることでゲージを貯め,それを解放して使用できる武器強化技「神がかり」や,神がかり中のみに使用できる超必殺技「ラグナロクドライブ」の演出や威力は,かなり派手なモノに仕上がっている。実戦でそれをヒットさせるのは難しいが,それだけにヒットさせたときの爽快感は格別だ。
ある程度操作感覚を掴んできたところで,今回の試遊は終了となった。もう少し遊びたいところだったが,続きは上で紹介したロケテストを楽しみにしたい。
「スクール オブ ラグナロク」は,その見た目から想像するよりもかなり骨太な,そして新しい感覚のアクションゲームだ。1vs.1対戦ゲームを求めているファンは,ぜひロケテストに足を運んでほしい。
「スクール オブ ラグナロク」公式サイト
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