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「VALORANT」の世界感に浸れるゲームPC「OMEN 35L VALORANT Limited Edition」。こだわりデザインと快適性能はファン必見だ【PR】
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HPの日本法人である日本HPは,ゲーマー向け製品ブランド「OMEN」と,Riot Gamesのタクティカルシューター「VALORANT」によるコラボゲームPC「OMEN 35L GT16-0060jp VALORANT Limited Edition>」(以下,OMEN 35L VALORANT Limited Edition)を販売中だ。
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本製品は,PCケースのみならず,内部のパーツに至るまで,VALORANTの世界観をモチーフとしたデザインを採用するのが見どころだ。発表時にはVALORANTプレイヤーを中心として大きな注目を集めた。
本稿では,コラボPCにこめられたこだわりのポイントを紹介するとともに,快適にプレイできるかを実機で検証した結果をお伝えする。
細部までVALORANTの世界観で統一
ファンにはたまらないオリジナルデザインのPCケース
HPとRiot Gamesは,2024年1月にグローバル・パートナーシップを締結しており,VALORANTをはじめとするRiot Games製ゲームタイトルのイベントをサポートしている。また,ゲーム開発者やプロゲーマーの知見やニーズを活用して,プレイヤー中心の革新を推進と製品の共同開発も行うという。
今回登場したコラボPCであるOMEN 35L VALORANT Limited Editionも,そうした強固なパートナーシップのもと誕生したものだ。
OMEN 35L VALORANT Limited Editionは,VALORANT Champions Tourで公式PCとして採用されている既存製品の「OMEN 35L Desktop Stealth Edition」をベースとして,VALORANT向けの最適化を施したPCである。
まずは,本製品における最大の特徴であるPCケースを紹介しよう。
ネイビーを基調として,レッドのアクセントが入ったカラーリングは,VALORANTオフィシャルのカラーパレットを使用している。
デスクトップPCというと,黒色のケースを採用したものがほとんどで(最近は白色が増えてきたが),ネイビーをベースにしたものは珍しい。圧迫感が少ない落ち着いた配色ながら,ほかにはない個性が表現されたデザインだ。
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公称本体サイズが,210(W)×408(D)410×510(H)mmという比較的コンパクトなミニタワー型PCである影響もあるが,黒色のPCケースよりも威圧感があまりない。
PCケースには,VALORANTのロゴやシンボルマークはもちろん,武器のスプレーパターン(リコイルパターン)やアルティメットゲージ,クロスヘアなど,VALORANTの要素がちりばめられている。
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ロゴやシンボルマーク以外の要素は,さりげなく盛り込まれているのがポイントで,気が付いた人はニヤリとできる,ファンにはたまらない仕掛けといえるだろう。
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また,OMEN 35L VALORANT Limited Editionには,ゲーム内で武器に取り付ける「ガンバディ」をモチーフとした,アクセサリーが付属する。マグネットで固定するタイプなので,PC本体以外にも取り付けられる。
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充実の冷却機構を採用
OMEN 35L VALORANT Limited Editionに採用するPCケースは,デザイン面だけではなく,機能面や使いやすさでも見るべきところが多い。
実際,ベースモデルであるOMEN 35L Desktopに採用されているCPUクーラー,ケースファン,電源ユニット等は,アメリカを含む一部の国や地域で単体販売されており,高い評価を受けている。
OMEN 35L VALORANT Limited EditionのPCケースで,とくに注目したいのが冷却機構だ。
大型のフルタワー型PCケースと比べて,コンパクトなミニタワー型PCケースは,内部のスペースが限られている分,冷却を行うためのエアフローの確保が難しくなる傾向にある。その一方で,長時間にわたって安定したゲームプレイを実現するために,相応の冷却性能が求められるのも確かだ。
そこでOMEN 35L VALORANT Limited Editionは,2基の140mm径フロントファンと,1基の120mm径リアファン,240mmサイズのラジエータを備えた簡易液冷CPUクーラーという充実した冷却機構を採用している。
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ケースファンやラジエータの冷却ファンの軸部分には,ゲームの勝敗を決めるスパイクのマークが,簡易液冷クーラーのヘッド部分にある小型ディスプレイには,VALORANTのシンボルマークを描かれていた。ここでもVALORANTの世界観を表現している。
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前面から背面へ抜けるエアフローをさまたげないように,マザーボードに接続するケーブルを覆うカバーを設置しているのも特徴的だ。こうした取り組みにより,長時間でも安定したゲームプレイに十分な冷却能力を確保している。
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強化ガラスを用いた左サイドパネルはもちろんのこと,右サイドパネルやフロントパネルも,ドライバーを使わずに取り外せるのもポイントだ。PCケース内部のパーツを確認したいときや,清掃などのメンテナンスをしやすいのもうれしい。
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インタフェース類は,天面の前側にUSB 3.2 Gen 1 Type-C×1と,USB 2.0 Type-A×2,4極3.5mmミニピンヘッドセット端子が並ぶ。
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背面には,USB 3.2 Gen 2 Type-C×1とUSB 3.2 Gen 1 Type-C×1,USB 3.2 Gen 2 Type-A×2,USB 3.2 Gen 1 Type-A×2,USB 2.0 Type-A×2を備える。キーボードとマウスだけでなく,オーディオインタフェースやキャプチャユニットといった複数機器を接続しても,余裕を持って利用できるだろう。
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快適なゲームプレイに合わせて,選び抜かれたCPUとGPU
ここからは,OMEN 35L VALORANT Limited Editionのスペックを確認しよう。
搭載CPUは,デスクトップPC向け第14世代Coreプロセッサの上位モデルである「インテル® Core™ i7プロセッサー 14700F」(以下,Core i7-14700F)を採用する。
Core i7-14700Fは,高性能コアのP-coreが8基と,高効率コアのE-coreが12基という20コア28スレッド仕様のCPUだ。最大動作クロックは5.4GHzに達しており,ゲーム用途においても十分な性能を持っているといえるだろう。
一方のグラフィックスカードは,NVIDIAのデスクトップPC向けGPU「GeForce RTX 5060」搭載カードを採用する。
CPUとGPUの組み合わせは,ミドルレンジのゲーマー向けPCといった構成だが,これはHPとRiot Gamesが,「VALORANTを快適にプレイできること」を目標に,選択した結果だとのこと。
VALORANTは,世界中のプレイヤーが対戦に参加できるように,幅広いスペックのPCに対応したゲームタイトルとして知られる。そのおかげか,描画負荷は軽めで,ミドルクラスのゲーマー向けPCでも高フレームレートを実現可能だ。
記事の後段で紹介する検証でも,500fpsを優に超えるフレームレートでプレイできた。
また,VALORANTの場合,ヒット判定や弾道計算,アビリティ効果の処理をリアルタイムで行うため,CPU性能が求められる。どちらかというと,GPUよりもCPUの性能が重要なタイトルであるVALORANTを,快適にプレイできる価格対スペックに優れたプロセッサを選択したと言えようか。
そのほかにも,とくにGPUで顕著だが,ハイエンドクラスのPCと比べて,消費電力や発熱も抑えられるので,ゲームを長時間プレイしても,安定した性能を維持しやすいといったメリットもある。
メインメモリ容量は,近年のゲーマー向けデスクトップPCの定番である32GB(16GB×2)を搭載。VALORANTのプレイはもちろん,ほかの一般的なゲームでも問題なく対応できる。なお,動画編集や写真編集といったメモリ消費が大きいアプリケーションを複数同時に使うような用途にも用いるのであれば,64GBへの増量を検討してもいいだろう。
内蔵ストレージは,容量1TBのPCI Express 4.0 x4接続対応M.2 SSDを搭載する。マザーボードには,PCI Express 4.0 x4スロットが1基あるため,ユーザー側でさらなる増設も可能だ。
このほかには,3.5インチ/2.5インチ兼用のドライブベイも設置しているので,より大容量のストレージを搭載したい場合は,そちらを利用するといいだろう。
電源ユニットは,80PLUS GoldとCybenetics ETA Gold認証を取得した定格出力850Wのものだ。OMEN 35L VALORANT Limited Editionのスペックを考えると,十分な余裕がある。ATX 3.1(12V-2×6)規格にも準拠しているので,将来的に,上位のグラフィックスカードにアップグレードしやすい点も評価できる。
OMEN 35L VALORANT Limited Editionの主な仕様は表のとおり。
| CPU | Core i7-14700F (20コア28スレッド, |
|---|---|
| CPUクーラー | 簡易液冷クーラー(240mmラジエータ) |
| メインメモリ | DDR5-4400MT |
| マザーボード | Intel Z790Hチップセット搭載 |
| グラフィックス | GeForce RTX 5060(グラフィックスメモリ容量 8GB) |
| ストレージ | 容量1TB |
| 無線LAN | Wi-Fi 6E(IEEE 802.11ax) |
| Bluetooth | 5.3 |
| 有線LAN | 1000BASE-T |
| 外部 |
DisplayPort 2.1b×3,HDMI 2.1×1, |
| 電源ユニット | 定格出力850W, |
| 公称本体サイズ | 約210(W)×408(D) |
| 公称本体重量 | 約14.5kg |
| OS | Windows 11 Home |
VALORANTは余裕の平均500fps超え!
ここからは,いよいよVALORANTにおけるOMEN 35L VALORANT Limited Editionの実力を検証しよう。
今回は画面解像度を1920×1080ドットとしたうえで,OMEN独自の設定最適化機能「OMEN AI」を利用して,ゲーム側のグラフィックス設定を行った。
OMEN AIは,OMENブランドのPCにプリインストールされた総合設定ソフトウェア「OMEN Gaming Hub」に組み込まれた機能だ。AIを活用してPCのスペックに合わせて,PC側の設定とゲームのグラフィックス設定を自動で最適化してくれるというものだ。
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大抵のPCゲームには,グラフィックスの設定項目がある。ただ,ゲームによっては,設定できる項目が多いので,どの項目を変更すべきか,あるいは変更によってどのような影響が出るのか,判然としない場合も多い。
また,ゲーマーの中には,PC本体の設定に対する知識があまりないという人もいるだろう。
OMEN AIは,PCのスペックや動作状況,プレイしているゲームのフレームレートやグラフィックス設定を認識して,ユーザーごとの環境に適した設定を自動で適用する。
ユーザー側で,あれこれと細かく設定を調整しなくても,最適な設定でゲームをプレイできるのがポイントだ。なお,VALORANTをはじめとするeスポーツタイトルの場合,フレームレートを重視した設定をしてくれる。
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OMEN AIは,2025年12月時点で,VALORANTを含む計8タイトルに対応しており,今後も対応ゲームタイトルを拡充する予定だという。
話をVALORANTに戻そう。
VALORANTには,ベンチマークモードがない。そのため,カスタムマッチでマップ「アセント」を選択。「クレジット無限」「弾薬無限」「アビリティ無限」の各設定を有効化したうえで,エージェント「ヴァイパー」を使用したときのフレームレートを,フレームレート計測ツール「CapFrameX」で記録した。
攻撃側スポーン地点にて,アビリティの「ポイズンクラウド」「トキシックスクリーン」を展開後,フレームレートの計測をスタート。アルティメットの「ヴァイパーズピット」を使用したうえで,範囲内に10秒滞在してから移動する。その後,マシンガン「オーディン」を2マガジン連続でフルオート射撃して,計測を終了した。
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5回の測定を行い,計測した平均フレームレートは532fps,下位1%の値を示す1パーセンタイルスコアの平均値は,249.4fpsとなった。
実戦で測定したわけではないが,それなりに参考となる数値ではないだろうか。OMEN 35L VALORANT Limited Editionは,VALORANTを快適にプレイできるスペックを備えていると言えるだろう。
また,垂直最大リフレッシュレート360Hzクラスのeスポーツ向けディスプレイの性能も十分活用できる。
また,プレイヤーがマウスをクリックしてから,ゲーム内の武器で攻撃するまでのシステム遅延を,NVIDIA製の遅延計測ツール「NVIDIA Reflex Latency Analyzer」で測定してみた。
測定にあたっては,OMEN 35L VALORANT Limited Editionに加えて,NVIDIA Reflex Latency Analyzerに対応したASUSTeK Computer製ディスプレイ「ROG Swift Pro PG248QP」と,マウス「ROG Keris Wireless」を利用している。
![]() 垂直最大リフレッシュレート540Hz表示に対応したeスポーツ向けディスプレイのROG Swift Pro PG248QP |
![]() ROG Keris Wireless |
測定に使用するエージェントやマップは,先のテストと共通で,約5秒おきにオーディンを1発だけ射撃することを30回繰り返して計測した。
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測定したシステム遅延の結果は,9.31msと,かなり短く抑えられた。HPによると「素早い応答と精密な照準には,遅延を20ms未満に抑える必要がある」とのことで,これよりも明確に高速だ。また,競技ゲームにおいて,遅延を10ms以下に抑えることを目標値として挙げられることもあるが,これもクリアしている。
なお,検証中のフレームレートも平均で530fps以上と,非常に高速だった。
また,性能面以外で,特筆しておきたいのが動作時の静音性だ。テスト中にわたって,PCファンの動作音がほとんど気にならず,編集担当者も「静かですね」と驚くほどだった。
OMEN 35Lシリーズは,出荷前に製品の構成スペックに合わせてファンの動作を調整しているとのことで,その効果が現れていたのかもしれない。
外観は派手だが中身は質実
ファンだけでなくVALORANTデビューにも適したPCだ
OMEN 35L VALORANT Limited Editionは,もともと完成度が高いOMEN 35Lをベースにしつつ,VALORANTの世界観を反映したコラボPCとなっている。
こうしたコラボレーション製品は,製品の外観だけに注目がいきがちだが,本製品はゲームそのものを快適にプレイするためのパーツ選定にも注力しているのがポイントだ。
高速応答に対応したeスポーツ向けディスプレイや,HPのゲーマー向け周辺機器ブランドである「HyperX」のマウスやキーボード,ヘッドセットなどと組み合わせることで,さらにゲームを快適にプレイできる環境を構築できるだろう。
また,VALORANTをプレイするうえで余裕のスペックに加えて,静音性に優れている点も評価できる。
OMENは,特定のゲームタイトルにフォーカスをしたゲーマー向けPCを販売するのは初とのことだが,非常によくできたマシンだと感じた。開発元と共同開発したというだけあり,VALORANTファンはもちろん,VALORANTからeスポーツを始めたいという人にもお勧めの製品といえそうだ。
(C)2020 Riot Games Inc.
- 関連タイトル:
OMEN(旧称:OMEN by HP)
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