なぜ彼らは進むのか？　iOS向けワンタップアクション「クロッシーロード」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第720回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　スマートフォン向けのランニング系ゲームは非常に人気があるが，途中で立ち止まったり，スピードの緩急をつけられなかったりするところに不満を覚える人は多いのではないだろうか。本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」で紹介する「クロッシーロード」は，そんな人にぴったり来そうな作品だ。

本作は基本プレイ無料のアイテム課金制。操作するキャラクターは全53種で，最初から使用できるニワトリ以外は，リアルマネーでの購入のほか，ゲーム内で入手できるコイン（詳細は後述）でアンロックできる

iOS版「クロッシーロード」ダウンロードページ

　プレイヤーの目的はただ一つ，操作するキャラクターを，スタート地点からできるだけ遠くまで進めることだ。操作は画面タップで画面奥へ一歩前進，上下左右のスワイプでその方向に一歩移動というもの。

独特な雰囲気のグラフィックスが目を引く

　ステージの途中には，「道路」「線路」「川」といったフィールドがあり，道路ならば車が，線路ならば列車が往来している。車や列車に接触すると問答無用でゲームオーバーとなるため，これらが途切れた隙を狙って渡っていこう。
　川では左右から流れてくる丸太を飛び移って進むことになるが，誤って落ちてしまうとこちらもゲームオーバーだ。


　車や列車の来ない安全なタイミングを待つのが基本だが，画面は緩やかにスクロールしており，キャラクターが画面の一番下まで到達してしまうと，飛んでくるワシに連れ去られてゲームオーバーになる。慎重かつ大胆に進んでいかなければならず，この絶妙なゲームバランスはなかなか秀逸だ。

　なお，道中のところどころに落ちているコインを集めると「アバターガチャ」を引くことができ，これで入手したキャラクターをゲームで使用できる。性能に差は無く，違いは見た目だけだが，かわいらしいビジュアルなので集めたくなること請け合いだ。

アバターガチャは1回100コイン。道に落ちているものを拾うだけだと時間がかかるが，一定時間ごとに贈られる「ギフト」を活用すれば，一気に貯められる

ちなみにハイスコアを出すと，ゲームオーバーになる直前の瞬間のポラロイド写真がもらえ，SNSで共有できる。なんともユニークな機能だ

　ゲーム性はシンプルだが奇妙な中毒性があり，ポップなグラフィックスとレスポンスのいい操作性もあいまって延々とプレイできてしまう良作。ぜひ一度プレイしてほしい。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。

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