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角川ゲームスとフロム・ソフトウェアによるメディア向け発表会をレポート。「艦これ改」や「DARK SOULS II」新バージョンなどの最新情報が明らかに
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【速報】「艦これ改」の発売時期は2015年春。「DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN」や,2タイトルのPSプラットフォーム向け完全新作RPGなども発表
「艦これ改」はどのあたりが“改”なのかをうかがえる1stトレイラーが公開。表情豊かになった艦娘や,PS Vita版のメニュー画面などをチェックしよう
PSプラットフォームで展開する新作タイトル「ProjectCode -堕天-」「ProjectCode -月読-」のティザームービーが公開
「DARK SOULS II」,本編+追加DLC収録の“全部入り”バージョン「SCHOLAR OF THE FIRST SIN」の発売が決定。新たにPS4 / Xbox One版も登場
「DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN」公式サイト
「艦これ改」公式サイト
「ダービースタリオンGOLD」公式サイト
「ロデア・ザ・スカイソルジャー」公式サイト
それによると,そもそものきっかけは2012年頃,安田氏とフロム・ソフトウェアの創業者である神 直利氏による「いかにして次の世代にバトンタッチしていくか」という話にあったという。それ以降,両氏はいろいろ踏み込んだ話をするようになっていき,1年が経つ頃,神氏が「新しい経営体制に移行したい」と発言したことで,ともに事業を展開していく話が進んでいったとのこと。安田氏は,神氏の世代交代に関する意向を真摯に受け止め,今後のフロム・ソフトウェアの展開をしっかりサポートしていきたいと述べた。
一方,角川ゲームスに関しては,まだ創業から5年半と若い会社だが,KADOKAWAグループの中でもトップクラスの優良企業に成長しているとのこと。安田氏は「これまでの個性的な取り組みが功を奏したのではないか」と分析した。一見すると,フロム・ソフトウェアとは正反対の作風であるかのように思えるかもしれないが,いったん決めたことは徹底的に追求していくという姿勢が共通しているという。あらためて安田氏は,今後,両社の長所を活かした取り組みをしていきたいと意気込みを語った。
「DARK SOULS II SCHOLAR OF THE FIRST SIN」
また新たな要素として,新キャラクターと新イベントが追加されるほか,ストーリー/世界観の補完と,プレイヤーの意見やリクエストを踏まえた各種調整がなされるという。
なお,すでに本編を購入済みのプレイヤーには,これらの新要素を大型アップデートという形で2015年2月5日に無償提供するとのことである。
本作のPS4版およびXbox One版,そしてPCのDirectX 11対応版に関しては「グラフィックスクオリティの向上」「マルチプレイの強化」「エネミー配置の全面刷新」「マシンスペックを活用した調整」などが発表された。
とくに「エネミー配置の全面刷新」に関しては,もともとのテーマである“達成感の重視”をよりクローズアップしたアレンジを施し,一度クリアした人でも,もう一度新鮮な気持ちで楽しめる内容になっているという。なお,各プラットフォーム版の発売日と価格は以下のとおり。
○発売日
[従来機版]PlayStation 3 / Xbox 360 / PC(DX9)
2015年2月5日発売予定
[新世代機版]PlayStation 4 / Xbox One / PC(DX11)
2015年4月9日発売予定
○価格:パッケージ版
PlayStation 3 / Xbox 360:4570円(税別)
PlayStation 4 / Xbox One / PC(DX11):5520円(税別)
○価格:ダウンロード版
PlayStation 3 / PC(DX9):4200円(税別)
PlayStation 4 / Xbox One / PC(DX11):5200円(税別)
「ダービースタリオンGOLD」
またネットワークを使う「インターレース」は大幅にパワーアップしており,プレイヤー自身が生産・調教した馬で全国のプレイヤーと対戦できるようになったとのことだ。
会場では,本作の初回購入特典である「ダービースタリオンOLD」の映像が公開された。これは懐かしの名馬で「ダービースタリオンGOLD」を遊べるという内容で,アグリキャップやコウカイテイオーといった過去のシリーズ作の馬が登場する。
このほか,12月中旬にニコニコ生放送で発売記念番組が配信されること,YouTubeを使ったコンテストが開催されることも発表されている。これらの日程は,本作の公式サイトなどで随時アナウンスされるようだ。
「艦これ改」
PS Vita用ソフト「艦これ改」については,発売時期が2015年春であることが発表されたほか,正式なロゴデザインも披露された。
ゲーム内容は,基本的にブラウザゲームの「艦隊これくしょん -艦これ-」と変わらないが,PS Vitaというプラットフォームの特性を活かし,“プレイヤーが育成した「艦娘」をいつでも,いつまでも手元に置いておける”というコンセプトで開発を進めているとのことだ。
「艦これ改」に関する発表を行った同作のプロデューサー/ディレクター 田中謙介氏 |
翔鶴型航空母艦と秋月型駆逐艦があしらわれた「艦これ改」のロゴ |
会場では,戦場の俯瞰マップなどが表示される「戦略画面」や,PS Vitaに合わせて開発されたユーザーインタフェースなどが公開された。さらに「艦隊これくしょん -艦これ-」に登場するほとんどの艦娘が,初期の時点で登場することが明らかにされている。
KADOKAWA GAME STUDIO 開発中タイトル for PlayStation
KADOKAWA GAME STUDIOが現在開発中であるRPG2タイトルに関する発表も行われた。その一つ,「ProjectCode -堕天-」は“クトゥルフ神話×ダンジョンRPG”をテーマとし,天使と悪魔,堕天使,人間が,現代の東京を舞台に冒険やドラマを繰り広げる内容になるという。
もう一方の「ProjectCode -月読-」は“日本神話×シミュレーションRPG”がテーマで,日本の美しさや魅力を描いているとのことだ。
両タイトルともにPlayStationプラットフォームでのリリースが予定されているが,具体的な機種名までは言及されなかった。
「ロデア・ザ・スカイソルジャー」
「ロデア・ザ・スカイソルジャー」に関する発表を行った同作のディレクター 長谷川 仁氏 |
本作は,もともと2009年末,角川ゲームスとプロペとの共同プロジェクトとして発足し,2011年にはWii用ソフト「天空の機士ロデア」として発表された経緯を持つ。それから約3年半の間にプラットフォームの変更およびプラットフォームの特性に合わせたゲームデザインのリニューアルを経て,このたび「ロデア・ザ・スカイソルジャー」としてあらためて発表されたのである。
既報のとおり,本作のWii U版には,初回生産特典として幻となりかけたWii用ソフト「天空の機士ロデア」が同梱されるが,その背景には前述の紆余曲折の中,開発陣が抱いていた「すべての任天堂ユーザーに,このゲームを届けたい」という思いが込められているとのこと。
また本作が謳う「スカイ・アドベンチャー」というジャンルは,3つのポイントで構成されるという。
1つめは「空を舞台としたアクション」で,ロデアは世界の隅々まで飛んでいけるとのことである。
2つめは世界観を含めたストーリー。ゲームがスタートした時点のロデアは記憶喪失となっており,彼が少しずつ記憶を取り戻していくにつれ,ストーリーの全体像も明らかになっていくという流れとなる。
そして3つめは,ゲーム史上最大のボスバトル。ゲーム内では「東京タワーと戦うようなイメージ」のスケール感になっているそうだ。
またWii U版とニンテンドー3DS版は,それぞれ2画面を使ったプレイが可能であること,そして入力体系が似ていることから画面サイズや携帯性の有無といった点を除けば,ほぼ同じゲーム体験を得られるという。なお,ニンテンドー3DS版は立体視にこだわっており,とくにNew ニンテンドー3DSでプレイすれば,動きの速いアクションシーンも立体視で楽しめるそうだ。
ゲームに奥深さを持たせる要素としては,まずヒロインの「イオン」の存在が挙げられた。彼女は,空を飛び回るロデアの後ろから,飛空船に乗ってついてくるという設定で,さまざまなリアクションでプレイをサポートしてくれる。
さらにゲームの要素としては,世界の「探索」,レアアイテムの「収集」,そしてロデアのカスタマイズという形で「成長」を導入することで,“やり尽くすロデア”を実現しているとのことである。
一方,Wii版の「天空の機士ロデア」は「フライングアクション」を謳っているが,これはWiiリモコンを使った直感的な操作や疾走感,一体感に起因しているという。Wii U版/ニンテンドー3DS版の探索・収集・成長の要素はないが,“やり応えあるロデア”に仕上がっているとのことだ。
ちなみに3機種版ともに,ストーリーとキャラクター,空を舞台としたプレイは同じ。言わば「同じ世界で2つの遊びを体験できる」仕上がりになっているという。
プロペ 代表取締役社長 中 裕司氏 |
中氏は「ロデア」がようやく発売される喜びを語り,もともとはWiiリモコンを使った新しい操作方法を表現するために企画をスタートしたと説明。しかし,実際にWiiリモコンでポインティングし,空を飛び回る楽しさを実現したものの,その斬新さが仇となって一度はお蔵入りになりかけたと経緯を語り,ぜひこの機会に多くの人に手に取って遊んでほしいと述べた。
「ロデア・ザ・スカイソルジャー」の流通を手がけるセガの代表取締役社長COO 岡村秀樹氏から寄せられたビデオメッセージも上映された。岡村氏は,同タイトルのチャレンジを激励するとともに,全力でサポートすると意気込みを語った |
さらに世界観とストーリーの構築には「テイルズ オブ」シリーズの宮島 巧氏,シナリオにアニメ版「妖怪ウォッチ」のシリーズ構成を手がける加藤陽一氏を起用し,非常に楽しめる内容になっていることをアピールした。
最後に中氏は,本作がアクションはもちろん,ストーリーにも注力しており,まるで映画のように楽しめると強調し,とくにアクションゲームとしては久しぶりに新しい体験ができるのではないかと来場者に向けて熱く語っていた。
長い沈黙を経て「ロデア・ザ・スカイソルジャー」が発表されたときのネット上の反応も,一部公開された。長谷川氏と中氏によれば,温かい反応が多かったとのこと |
シンガーソングライターのchayさん |
とくに曲名の「Forever」や歌詞については,ゲーム中で明かされるロデアの“千年の眠り”のエピソードと,自身が感じた他人との絆をオーバーラップさせて書いていったとのこと。
chayさんは,実際に「ロデア・ザ・スカイソルジャー」をプレイしているそうで,ロデアが空を飛ぶ感覚を「ジェットコースターに乗って,お腹が浮く感じに似ている」と表現。さらに景色の鮮明さや,空を360度見渡せる感覚も新鮮な印象だったと話していた。
最後に,chayさん自身はあまりゲームが上手なほうではないと前置きしつつ,本作を非常に楽しめたとコメント。普段からゲームをやり込んでいる人だけでなく,そうでない人にもおすすめめできる内容と語り,さらに「天空の機士ロデア」の発表から期待していた人は待ちわびていたぶん,存分に楽しんでほしいとアピールしてプレゼンを締めくくった。
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