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ハロー!Steam広場 第316回:悪魔に取り憑かれた女性から逃げながらクリアを目指す協力型ホラーゲーム「DEVOUR」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamで公開されている気になるタイトルを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,レースゲームもフライトスティックでプレイする上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第316回は,最大4人で協力する鬼ごっこ系ホラー「DEVOUR」を紹介しよう。本作の舞台は,とあるカルト教団が拠点とする寂れた邸宅。そこには,儀式の失敗によって悪魔に取り憑かれた女性が徘徊しており,プレイヤー達は彼女から逃げ回りながら悪魔祓いの儀式の準備をするのだ。
悪魔に取り憑かれた女性から逃げながらクリアを目指す協力型ホラーゲーム「DEVOUR」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回は,Straight Back Gamesからリリースされている「DEVOUR」を紹介しよう。
本作の舞台は,悪魔「アザゼル」を崇拝するカルト教団「ウォッチャーズ」が拠点として使用する寂れた邸宅だ。教団のリーダーであるアナ・プエルタは,召喚したアザゼルを自分1人で制御できると信じ,禁断の儀式を執り行うが,それは失敗に終わり,アザゼルに身体を乗っ取られてしまう。
そこでカルト教団の一員であるプレイヤーは,アザゼルを地獄に送り返すため,悪魔祓いの儀式を試みることになる。
このゲームは最大4人のプレイヤーが協力してクリアを目指すホラーゲームだ。ルールは簡単で,邸宅を探索して儀式に使われたヤギを見つけ出し,それを儀式の間にある燭台で焼くだけ。ただし,ヤギは全部で10匹もおり,どこに隠れているかは完全にランダムとなっている。
加えて,邸宅内ではアザゼルに取り憑かれたアナが常に徘徊しており,彼女に捕まってしまうと,リアルに精神的ダメージを負わされたのち,行動不能になってしまう。また厄介なことに,地獄から呼び出された悪魔もうろついており,これに捕まってもアウトだ。
邸宅をさまようアナは,普段はゆっくり歩いており,プレイヤーが近づいても何もしてこないが,ヤギが燃やされると怒り狂い,走ってプレイヤーを追跡するようになる。走るスピードはヤギが燃やされるたびに増加するので,ゲーム後半になるとプレイヤーの足では追いつかれてしまう。
そこで活躍するのがプレイヤーが手に持つ懐中電灯だ。懐中電灯は右クリックしている間だけUVライトモードになり,これを怒り状態のアナに当てると怯むので,その隙きに横をすり抜けるなりして逃げられる。しかもこのライトは悪魔にも有効で,一定時間当て続けることで消滅させられるのだ。ただし,UVライトのバッテリーは時間で回復するタイプなので,無駄遣いは禁物だ。バッテリーのチャージが少ないときは単独行動せず,ほかのプレイヤーと一緒に動いたほうが生存率も高まるだろう。
アナや悪魔に捕まってダウンした場合は,ほかのプレイヤーに救急キットを使ってもらうことで復活できる。ダウン中でも這いずり移動はできるので,アナのいる場所から遠いところに移動するか,救急キットのある場所まで自力で移動しておくと,仲間もリカバリーしやすくなる。何度ダウンさせられてもゲームオーバーにはならないが,救急キットは有限なので,なるべく捕まらないように立ち回りたいところ。
そんなこんなで10匹目のヤギを燃やすと,悪魔祓いの儀式が始まりゲームクリアとなる。ゲームの流れやルールは「Pacify」とほとんど同じなので,そちらをプレイ済みであればすぐに勝手が分かるだろう。一度クリアすると,より難度の高い「ナイトメアモード」が開放されるので,安定してクリアできるようになってきたら,こちらにも挑戦してみよう。
本作は4人でプレイすることを前提に作られているようなので,なるべくフルメンバーで挑みたいところだが,日本サーバーは部屋が少なく,あっても鍵が付いているものがほとんどである。幸い本作は520円という,友達にもオススメしやすい(またはギフトしやすい)価格帯なので,興味のある人は友人を誘ってプレイしてみると良いだろう。野良でプレイする場合は,サーバーを「ASIA」にすると鍵なしの部屋が見つかりやすいので,参考にしてほしい。
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