連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第575回「エルデの王を目指すマカロンちゃんのLOST ARK」
こちら,本作の登場人物である「マカロンちゃん」と開発を担当する菅野D(天の声)がゲストとして登場しておりまして,普段の企画とはまた,一風変わった空気感の提供案件となっております。なにげにVtuber的な存在と「わしゃがなTV」が本格的に絡むのって初めてのことですかね?
いたいけな少女に対しても容赦なく塩対応な中村さんにご注目ください!
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」第188回では,ゲームオンの「LOST ARK」を特集。ゲストとして運営プロデューサーの嶋田真人氏をお招きし,ゲームの魅力を紹介いただきつつ実際にプレイしてきました。
つい先月,Steamにて正式ローンチ後に130万人超の同時接続者数を記録するという快挙を成し遂げた本作。日本では昨年9月からサービスが始まっているタイトルですが,ここに来てさらなる世界的ブレイクの兆しを見せています。
今になってどんなゲームなのか気になっているという人も多いかと思いますので,ぜひその魅力をアーカイブでお確かめください!
「LOST ARK」公式サイト
2022年2月25日に発売されたアクションRPG「ELDEN RING」(PC/PS5/Xbox Series X/PS4/Xbox One)。「DARK SOULS」シリーズでもお馴染みの“死にゲー”プロフェッショナルであるフロム・ソフトウェアの最新作ということで,ファンから熱視線を集めていた本作。リリース以降,まんまと世界中のプレイヤーが狡猾なトラップや強敵を前に時間をジャブジャブ溶かしているようです。
かく言うマフィア梶田も,そんな“褪せ人”のひとりでして。現時点で20時間以上プレイしておりますが,まだまだ終わりが見えません。
最初に言っておくべきかと思うのですが,マフィア梶田はこの手のアクションゲームが決して得意ではありません。上手いか下手かで言えば,確実に下手な部類じゃないかと自分では思っております。まともにクリアしたのは初代「デモンズソウル」くらいで,それ以降は「Bloodborne」や「SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE」も発売されるたび買ってはいましたが,本腰を入れたプレイとまではいかない触り方をする程度でした。強敵に繰り返し挑戦するゲーム性は嫌いじゃないんですけれども,悲しいかなひとつのゲームに延々と時間をかけられる余裕が自分にはなかったんですよね。
しかし,本作には発表当初から普段の死にゲーとは違った注目をしておりまして,その最大の要因は「オープンフィールド化」にあります。死にゲーは不得意でも,いわゆるオープンワールド系のタイトルは大得意というか,大好物なんですよね。そういった面からいつも以上に期待感は大きく,「ハマっちゃうかも?」と薄々思ってはいたのですが,ものの見事に中毒状態ですわ。1日に5時間〜6時間のプレイは当たり前,YouTubeで配信しながら遊ぶことも多いのですが,半日プレイし続けて一度もトイレに立たないくらい集中している自分に驚いたりしています。
なぜこんなにハマっているのか。それは突き詰めて分析するまでもなくやっぱり「オープンフィールド化」が理由なんですよね。そもそもマフィア梶田,フロム・ソフトウェアが作るダークファンタジーの世界観は昔から完全にツボなんですよ。「DARK SOULS」や「Bloodborne」なんかも設定が熱烈に好みなんですけれども,今回はそこへ自分がゲームに対して強く求める没入感,「自身の意思で旅をする」という要素が加わったことで興味関心がストップ高。ほとんど理想のゲームと言っても差し支えないものが目の前に出てきちゃった。
相変わらずプレイヤーキャラクターが死ぬたびに自分の寿命も縮んでいるんじゃないかってくらいストレスのかかる“死にゲー”ですが,決して諦めずに繰り返し,繰り返し挑戦して難所をクリアした際の充実感・達成感は筆舌に尽くし難いです。
それでいて今回はオープンフィールド化により,にっちもさっちも行かなくなったら別のエリアをぶらつきながら息抜きができる。そしてメインの導線から逸れたエリアやダンジョンを冒険しているうちに,気が付けばレベルと装備が向上していて,苦戦していたボスにあっさり勝てることもあるんですよね。
死にゲーとオープンフィールドのマッチングは,想像以上にゲーム性へ良い影響を与えています。例えば「DARK SOULS」シリーズなんかと比べても,プレイヤーのモチベーション維持率は劇的に向上しているのではないでしょうか。
そして,本作を遊んでつくづく感じたのはフロム・ソフトウェアの死にゲーを楽しむうえで,真に必要なのはプレイヤースキルではなく,決して折れない“不屈の精神”だということ。アクションゲームが決して得意でない自分でも試行回数を重ねることで信じられないような強敵を撃破できていますし,正攻法が無理なら搦め手で乗り切れるような抜け道だって随所に用意されている。間違いなく「難しそうだから」という印象だけで敬遠すべきではないタイトルですね。
それにしてもオープンフィールド化した「ELDEN RING」の成功が,今後の作品にどのような影響を与えるのか。気の早い話ですが,個人的には「Bloodborne」の世界観をオープンフィールドで冒険してみたい気持ちがありますね。ここに来て死にゲーからさらに一歩先の進化を見せてくれたフロム・ソフトウェアのゲーム作りに対して,夢は膨らむばかりです。
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(c)BANDAI NAMCO Entertainment Inc. / (c)2021 FromSoftware, Inc.
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