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[E3 2015]「Just Cause 3」のディテールがE3で明らかに。独裁者を倒すため,故郷の島で破壊の限りを尽くせ
説明してくれたのは,本作を開発するスウェーデンのデベロッパ,Avalanche Studiosでリードデザイナーを務めるFrancesco Antolini氏だ。
「Just Cause 3」公式サイト
4Gamer「E3 2015」特設サイト
今度の舞台はRicoの故郷。風光明媚な地中海の島でド派手な破壊活動を楽しめる
Antolini氏によれば,島の広さは400平方マイル(約1000平方km)で,これはゲーム史上屈指の広さを誇った「Just Cause 2」と一緒だ。しかし,本作では前作の約2倍の高低差を持つ,さらに巨大なマップになっているという。もちろん,目に見えるところはどこへでも行けるし,移動中にロードが発生することもない。
新たな舞台として地中海を選んだのは,スタッフがロケハンに行ったとき,地形や植生に富んでいることに感心したからだとAntolini氏は述べた。また,地中海の島を舞台にしたゲームがあまりないことも,選択の理由の一つだという。
この大きな高低差により,Square Enix E3 Conference 2015で公開されたムービーで我々の度肝を抜いたウイングスーツが生きてくるというわけだ。Ricoは得意のグラップリングフックで高い位置へ飛び,そこからウイングスーツやパラシュートを使い,島のどんな場所へも素早く,かつ爽快に移動できるのだ。
もちろん,乗り物も大きくパワーアップしており,ゲームにはジェット機やヘリコプター,バイクやトラック,スーパーカーからF1カーまで,陸,海,空,80種類以上が登場し,同じ乗用車でも車種によって挙動が異なるという。これらは基本,そのへんに置いてあるものを拝借するわけだが,本作では新たに,乗り物がスポーンする特殊なビーコンが登場している。
「REBEL DROP」と呼ばれるこのシステムは,ビーコンのある場所に乗り物が空輸されてくるというイメージだが,会場で見せてもらったデモ映像では,双発の航空機がいきなり目の前に出現していたので,サイズや重量の制限はないようだ。どうやって運んできたんだろう? すべての乗り物からはいつでも降りることができるし,飛行機の場合,翼の上を歩くことも可能だ。
また「Just Cause 3」では,武器のバリエーションも増え,さらに強力なものになっている。
Ricoは一度に3種類の武器を持てるが,その一つ,「スペシャルウェポン」はかなりクレイジーなものになっているとAntolini氏は言う。例えば,RPGに代表されるグレネードランチャーやロケットランチャーの場合,普通に撃つだけでなく,連射したり追尾したり,多目標を同時に攻撃したりなど,特殊な機能を持つものがあるようだ。また,デモでは「ハイドラミサイル」を使って,谷に掛かっているかなり大きな橋を落としていた。
Just Causeシリーズを象徴するガジェットとしてはグラップリングフックがあるが,これも多機能になっており,二つのオブジェクトをぶつけることが可能だ。文章では説明しにくいので,ぜひ上記のムービーを見てほしいが,巨大なガスタンクを蒸留塔にぶつけて,敵の石油精製施設を木端微塵にしているシーンも見られた。
まだ開発中なのでなんとも言えないが,と前置きしたうえで,Antolini氏は最大で6個程度の,複数のオブジェクトをぶつけることもできると説明してくれた。使い方いろいろ,という感じだ。
こうした移動方法とスペシャルウェポン,そしてガジェットにより,Ricoの破壊活動にはますます磨きがかかってきた。政権転覆のために,例えばDi Ravello将軍の像を倒したり,街のあちこちにあるプロパガンダ放送のスピーカーを壊したりすることで,支配力を下げる。また,軍事施設や通信施設を破壊するのもアリだろう。
故郷の島で破壊の限りを尽くすRico,という図式は割とすごいが,敵の施設は破壊することで存在しなくなるものの,橋などの公共物は復活するので安心だとAntolini氏は教えてくれた。それは安心だ。
ゲームは基本的に,NPCからミッションを受けてそれをこなしていくことで進むが,別にミッションにこだわらず,自由に移動して自由に破壊してもかまわない。島にはミッション以外のアクティビティも用意されており,例えば,レースチャレンジをクリアすれば,その車のMODをアンロックできるとのこと。ただし,ミッションをクリアすることで手に入るアイテムもあるとのことだ。
ウイングスーツやグラップリングフックによる常識を超えた高速移動と,ハリウッドのパイロテクニシャンも驚く華麗な爆発シーンにより,とことん爽快さを追求した本作。日本での発売は今のところ未定だが,デモを見て,話を聞くだけで「やばい,面白そう」という気持ちになってくる。Antolini氏は最後に,「とにかく破壊を楽しんでほしい」と述べて説明を締めくくった。
「Just Cause 3」公式サイト
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Just Cause 3 (C) 2015,2016 Square Enix Ltd. All rights reserved. Developed by Avalanche Studios. Published by Square Enix Co., Ltd. Just Cause 3 and the Just Cause logo are trademarks of Square Enix Ltd.
Just Cause 3 (C) 2015,2016 Square Enix Ltd. All rights reserved. Developed by Avalanche Studios. Published by Square Enix Co., Ltd. Just Cause 3 and the Just Cause logo are trademarks of Square Enix Ltd.
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