スピーディで爽快なバトルが楽しい。Android向けディフェンスゲーム「オペラオブミス」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第676回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　ディフェンスゲームといえば，時間が経過するにつれて溜まるリソースでユニットを生産し，敵拠点を攻め落とすもの。できるだけ効率的に拠点を落とすため，どのユニットを生産するかを考えるのが醍醐味だが，どうしてもプレイ時間が長くなったり，いまひとつ爽快感が感じられなかったりもする。
　本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」で紹介する「オペラオブミス」は，そんなディフェンスゲームの欠点が見事に解消されている作品だ。

本作は基本プレイ無料のアイテム課金制。北欧とギリシャの神話が混ざり合った，壮大だがコミカルな独特の世界が舞台となっている

Android版「オペラオブミス」ダウンロードページ

　本作はステージクリア型のディフェンスゲーム。最大8種のユニットを自軍として登録しておき，これを出撃可能状態（画面下に表示されているアイコン周辺のリングが光る）になるたびにタップして出撃させる。敵ユニットを蹴散らし，画面左端にある敵軍拠点を攻め落とせばステージクリアだ。

　ただし本作では，自軍と敵軍の拠点の距離が近く，ユニットの移動速度もディフェンスゲームとしては速い。そのため，戦闘開始直後から多数のユニットによる大乱戦となり，短時間で決着がつくのだ。

各ユニットはスキルを自動使用するため，基本的には出撃以外の操作は必要ない。敵を倒し「SP」を溜めれば，アイテムや強力な「神」ユニットの使用も可能だが，これも1回のタップだけで済む

　ただし各ユニットは，プレイヤーが所有しているそのユニットの「人数」分しか生産できない。どんな強力なユニットでも，1体しか所有していないなら戦闘中1度しか出撃できず，多少ランクが下でも5体，10体と出撃できるユニットのほうが使い勝手がよくなるのだ。
　また，ユニットには6段階のレアリティが設定されており，同じ種類のユニットを合体させる「進化」によって上位ランクのユニットに生まれ変わらせることができる。たとえば「剣兵」を2体消費すれば，1ランク上の「長剣兵」が1体手に入るのだ。進化の前には，ユニット単体の能力と数をじっくり考え，バトルでマイナスに作用しないよう気をつけよう。


　本作には日替わりの特殊ステージが豊富に用意されており，報酬アイテムを一定数集めれば強力なレアユニットが手に入る。ほかにも編成で特定のユニットを組み合わせると特殊能力が発動するなど，ユニットを集めること自体が楽しく，お手軽な戦闘とも相まって，ついつい時間を忘れてステージを周回してしまうのだ。

一度完全勝利すれば全ユニットがオートで出撃する設定が可能になるため，周回も非常に楽。高い能力を持つうえに個別のストーリーステージまで用意されている「英雄」ユニットを集めよう！

　また，レアなユニットを運に頼らず，自分の周回プレイで入手できる達成感も魅力だ。ガチャやステージクリア報酬でユニットがダブると普通は悲しいものだが，本作ではむしろ戦力や進化の材料が増えて大歓迎というのも面白いので，ぜひ一度プレイしてほしい。

著者紹介：カイゼルちくわ
　ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング＆ガンシューティング好きだが，家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。

「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」記事一覧