テストレポート
HW短評:ZOTAC「ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition」(1)独自クーラーの静音性を確認してみた
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GPUのコアクロックは,ベース1266MHz,ブースト1329MHz。リファレンスクロックと比べると順に約12%,約13%引き上げられている。なお,メモリクロックは7010MHz相当で,リファレンス仕様と変わらない。
カード上に装着されたGPUクーラーは,80mm角相当のファンを2基搭載した「ICE Storm」と呼ばれる独自のもの。GPU温度が59度以下,もしくは消費電力は13W以下になった場合は,ファンの回転を停止をさせる「FREEZE Technology」が有効になっている。
カード裏面には,「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」のイメージがプリントされたバックプレートを装備。製品には同ゲームの無料クーポンも付属している |
ディスプレイ出力は,DisplayPort 1.2×3,HDMI 2.0(Type A)×1,Dual-Link DVI-D×1,Dual-Link DVI-I×1という構成。DVI出力が2つ用意されている点は,エントリー層のユーザーの利用も意識してのことだろう |
GPUクーラーの取り外しはメーカー保証外の行為となるが,特別に取り外してみると,ICE Stormクーラーは,GPUの熱を受ける銅板から,2本のヒートパイプによって,ヒートスプレッダまで運ばれる仕様になっているのが分かる。
さて,肝心のGPUクーラーの動作音は以下に掲載したサウンドファイルを聞いてもらうと分かるとおり,かなり静かだ。ただ,急激に消費電力が変化したためだと思われるが,一瞬だけファンが全開で回転している。とはいえ,ほんの一瞬なので,これをうるさいと感じる人はそうそういないだろう。
動作クロックと静音性の高さは,なかなか魅力的といえそうだ。
●ZOTAC GTX 960 AMP!の動作音
カードに正対して30cm離れた場所にマイクを設置して,アイドル状態で1分間放置してから新生FFXIVベンチ キャラ編を実行したときのファンの動作音を録音したものだ。ベンチマークを実行すると,すぐにファンが回りだしている
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ZOTAC GeForce GTX 960 AMP! Edition 製品情報
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