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[TGS 2016]「ペルソナ5」声優トークステージをレポート。怪盗4人と探偵1人がキャラクターの魅力を語り,“猫ではない猫”モルガナを描く
イベントには,主人公役の福山 潤さん,モルガナ役の大谷育江さん,喜多川祐介役の杉田智和さん,佐倉双葉役の悠木 碧さん,明智吾郎役の保志総一朗さんという,5名の豪華声優が登壇。本作の出演が決まった時の話や自身の演じるキャラクターの話,ペルソナ5のキャラクター「モルガナ」を描くイラストコーナーやゲームプレイなどで盛り上がった。本稿でその模様をお届けしよう。
「ペルソナ5」公式サイト
「素直に嬉しかったという思いが一番最初にきた」という福山さんは,喜びと同時に,とある事務所スタッフのことが思い浮かんだという。そのスタッフは大のペルソナシリーズファンで,「ペルソナ4」が発売されてすぐのころに「どんなに忙しくても,ペルソナ関係のオファーがあったときは1も2もなく受けてください」と言われたのだという。そのスタッフに「(オファーが)きたよ。やるからね」と伝えられたことも嬉しかったようだ。
舞台版ペルソナを観て作品の魅力を知ったという大谷さんは,オファーが来た時には「自分もあれができるんだ」と嬉しかったという。「でも,まさか猫(モルガナ)とは……」と言ったあとに,ゲームのセリフ「俺は猫じゃねえ!」が飛び出した。そのセリフが聞けた会場は大盛り上がりだ。
ペルソナシリーズの熱心なファンとしても知られる杉田さんは,「オファーが来たときは,まずドッキリだと思った」と,当時を振り返った。そして,ペルソナ2の周防達哉を彷彿とさせるものを感じたという祐介を見たときは,「うわあ,カッコイイ!」と思ったと同時に「どうしよう……」とその演じ方,見られ方について考えさせられたそうだ。
知れば知るほど印象が変わっていったという祐介は,プレイヤーも自分と同じように思ってもらえると嬉しいと,自身のキャラクターについて熱く語った。
「大好きな先輩がたくさん出演していたことが嬉しかった」と話したのは悠木さんだ。そんな先輩に囲まれ,これは好きに遊んでもいいんだなと思っていたところに,双葉が実際に遊びが入れられるキャラクターだったので,とても嬉しかったという。
ゲームやアニメで人気のシリーズであることを認識していたという保志さんは,最初にオファーが来たときは「(オーディションもなく)オファーがくるなんて,生徒A,Bみたいな役かな」と思ったという。収録から1年以上が経ち,どんなキャラクターか忘れているところもあるが,回想劇で始まる本作の主人公と同じように,「過去に遡りながら(自分のことを)思い出すような感覚を楽しんでいる」そうだ。
トークコーナーのあとは,ペルソナシリーズの公式Web番組「ペルソナストーカー倶楽部V」のイラストコーナー「モルガナコンテスト」が行われた。ここでは着ぐるみのモルガナが登場し,出演者全員でモルガナのイラストを描くことに。ここで描かれたそれぞれの個性あるイラストは,12月8日のペルソナシリーズ20周年企画「ペルソナ20thフェス」に展示されるそうなので,実物を見てみたいという人はイベントに参加してみよう。
続いて福山さんがダンジョン探索とバトルを,杉田さんと悠木さんがミニゲームのバッティングセンターにチャレンジしたゲームプレイコーナーが行われ,あっという間にステージ終了の時間を迎えた。
ステージ最後に出演声優ひとりひとりからメッセージが届けられた。
「(ゲームを始めてすぐは)明智は出てこないですけど,根気強く続けてね(笑)」という保志さん。快適にプレイできるので,時間さえあればずっとプレイし続けられてしまう本作を,皆さんぜひ楽しんでほしいと述べた。
TVアニメ「ペルソナ4」で声を担当したオリジナルキャラクター中村あいかに続き,ゲームでも新しいキャラクターを任せられたことが嬉しかったと話した悠木さんは,「双葉ちゃんも出てくるまで時間がかかるけど,楽しみに待っていて!」とメッセージを送った。
祐介について「最初は違和感のあるキャラクターかもしれないが,一緒にいればいるほどその魅力が感じられるキャラクター。細かいところでの所作や,双葉との変わり者の兄弟のようなからみも含めて楽しんでほしい」と話した杉田さんは,続けて「遊び倒してください。大丈夫,簡単に倒れないくらいのボリュームがあります」と,シリーズファンとしての熱い思いがあふれたメッセージを残した。
「生易しいストーリーじゃない。濃いです! 存分に楽しんでください」と本作のストーリーの重厚さに触れた大谷さん。自分がうまくゲームをこなせるかは不安だけど,トライしてみるという自身のゲームへの意気込みも見せてくれた。
「ゆっくり楽しむつもりが,(このステージの)前夜から朝まで通して遊んでしまった」と,そのはまりっぷりを語った福山さん。遊びつくせないほどのボリュームがあるので,存分に時間を使って楽しんほしいと述べ,最後に「プレイヤーの分身である自分を使って,世の中の大人達をギャフンといわせてください」とメッセージを送り,ステージの幕は下りた。
「ペルソナ5」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2016」特設サイト
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