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「バイオハザード」とコラボしたサバイバルゲーム場「Kawaba」の体験ツアーレポート。「バイオハザード HDリマスター」についてのインタビューも掲載
今回4Gamerでは,8月20日に実施された同フィールドのプレミアム体験ツアーに参加する機会を得たので,さっそくその模様をお伝えする。また,記事の後半では,先日発表になった「バイオハザード HDリマスター」(PlayStation 3版/Xbox 360版は11月27日発売予定,PC版/PlayStation 4版/Xbox One版は2015年初頭発売予定)についてのショートインタビューも掲載しているので,ぜひチェックしてほしい。
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サバイバルゲームの舞台となるのは,川場スキー場の立体駐車場だ。場内には「バイオハザード」をイメージした多数のオブジェクトが設置され,見事にホラーのエッセンスに満ちたインドアサバイバルゲームフィールドに仕上がっている。
今回のツアーでは「フラッグ戦」に加えて,特別ルールの「ゾンビ戦」および「要人死守戦」という3種類のルールでゲームが行われた。
フラッグ戦はサバイバルゲームの基本的なルールで,2チームに分かれて撃ち合い,弾が当たったプレイヤーは退場するというもの。最終的に,敵チームの陣地にある目標(フラッグ)を奪えば勝利となる。
ゾンビ戦は,ヒーローチームとゾンビチームに分かれて対戦する特別ルールで,もちろん「バイオハザード」にちなんだものだ。ゾンビチームのプレイヤーは撃たれた時点で退場だが,ヒーローチームのプレイヤーは撃たれたら一度セーフティゾーンに戻り,ゾンビチームのマーカーを付けて再び参戦することになる。
ヒーローチームは,ゾンビチームを全滅させれば勝利。一方,ゾンビチームはヒーローチームを全員ゾンビ化させることが勝利条件だ。
要人死守戦は,アンブレラチームと要人警護チームに別れて対戦するルール。要人警護チームはチームメンバーの1人が「要人」となって,ゴールまでたどり着ければ勝利となる。逆にアンブレラチームは,その要人を討ち取ることが目的だ。
ちなみに今回は,本物の要人だけでなく,ダミーの要人を1人を用意する設定で対戦した。もちろん,アンブレラチームは本物を倒さなければ勝利にはならない。
実際にゲームを体験してみると,フィールドは予想以上に広かった。当然ながら,各種のオブジェクトは簡単に前進できないように配置されているのだが,絶妙に隙間があったりして,身を隠していても予測不能な跳弾に当たってしまうことも。そのほかにも,一方のチームはスタート地点が屋外に設定されているため,天候がいいと薄暗い駐車場内の敵が視認しづらかったりなど,まさにサバイバルの雰囲気を実感できるフィールドとなっている。
ここまでの記事を読んで興味を持った人は,ぜひ川場スキー場に足を運んでみてはいかがだろうか。アクセスや料金などは,カプコンの特設サイトや川場スキー場の公式サイトで確認してほしい。
「バイオハザード」シリーズ 特設サイト
サバイバルゲームフィールド「Kawaba」公式サイト
今回のツアーでは,「バイオハザード HDリマスター」のプロデューサーを務めるカプコンの北林達也氏への合同インタビューも行われた。以下,その模様を掲載して本稿の締めとしたい。
北林達也氏(以下,北林氏):
今回の取り組みでは,ゲームの中とはまた違った,新しい形の「バイオハザード」を楽しんでいただこうと考えました。開発チームも現地に何度も足を運び,監修を行いましたので,ファンの皆さんに満足してもらえると思っています。
──「バイオハザード HDリマスター」を紹介してください。
北林氏:
シリーズ第1作の「バイオハザード」を原作者自らがリメイクし,恐怖の演出に優れていると名高いゲームキューブ版(2002年発売)をHDリマスターしたタイトルです。最新の技術を駆使しつつ,原作の怖さ──この角を曲がったらゾンビに襲われるんじゃないか,といった部分を再現しています。
もちろん,グラフィックスはHD対応で綺麗になり,サウンドも5.1chに対応しています。また,全般に遊びやすくなるような工夫も盛り込んでいます。
──「バイオハザード」ならでは,という部分を教えてください。
北林氏:
「バイオハザード」は,“サバイバルホラーの原点”と呼ばれているタイトルです。今回はその名に恥じないHDリマスターを目指し,とりあえず解像度を上げたということではなく,たとえるなら古い時計をばらして,一つ一つの部品を磨き,新しい時計を組み直すという作業をしています。細かいところまで,非常に満足もらえる内容に仕上がっていると自負しています。
──HDリマスター版ならではの恐怖の表現について教えてください。
北林氏:
原作では,ドアを開ける間などの一つ一つを計算ずくで作っています。その間があるからこそ,次の展開が怖いわけですね。しかし,HD化にあたってはハードが進歩したことで読み込みが速くなっていたり,グラフィックスが綺麗になって原作では見えなかった部分がはっきりと見えていたりします。それらをいかにして原作の持ち味に近づけるのかというのが,今回の目指したところでした。
したがって「綺麗になったから怖くなくなった」ということはなく,怖いところはより怖くなっています。
──操作方法は原作と同様ですか。
原作の操作は「ラジコン操作」とも呼ばれていますが,それによって恐怖を演出していた部分がありました。ただ,昨今のゲームに慣れている方だとスムーズにプレイできない可能性がありますので,今回は一般的なFPSやTPSに近い,構えやショットができるように最適化したキーアサインを追加しています。
──東京ゲームショウ 2014の出展予定はありますか。
北林氏:
映像出展を予定しています。その後は発売日に向けて,実際にプレイできる機会を設けようと考えています。
──ありがとうございました。
「バイオハザード HDリマスター」公式サイト
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(C)CAPCOM CO., LTD. 1996, 2014 ALL RIGHTS RESERVED.
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