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[TGS 2014]「ケイオスリングスIII」プレイレポート。スマートフォンの人気RPGシリーズが,サクサクのプレイ感覚はそのままにPS Vitaでも遊べる
今回出展されたプレイアブルバージョンは,両タイトルともに「ケイオスリングスIII」のエンディングまで収録しているとのこと。ただし,試遊には基本的に15分という制限時間があるので,エンディングにたどり着くのはまず不可能だろう。
また,セーブデータはゲーム冒頭からプレイできるものと,レベル21からプレイできるものが用意されている。制限時間内なら,途中でタイトルに戻って,別のセーブデータを選び直すこともできる。
選択できるモードは「シナリオモード」と「バトルモード」の2種類だ。前者は,受付のNPCに話しかけることでクエストを受託できる。クエストには,討伐クエストや納品クエストなどがあり,それらをこなしていくと,新たなクエストが発生してストーリーが進行するという仕組みである。
一方のバトルモードは,その名のとおり,バトルのみをプレイできる。短い時間でも楽しめるので,移動時間などのちょっとした空き時間を利用して遊べるようになっているほか,プレイ中に実況風のキャラクターボイスが流れる仕様だ。
今回は,シナリオモードをプレイすることができた。
クエストを選択すると,基本的には画面左上のマップに表示されている目的地に向かってダンジョンを進んでいけばいいのだが,フィールドが立体的に交差していたり,マップには表示されない行き止まりがあったりと一筋縄ではいかない。プレイヤーは,何とか目的地につながる道を探して頭をひねり,右往左往することになるのだ。
バトルはコマンド形式となっている。その中でもポイントとなるのは,「ケイオスリングス」シリーズ特有の「ジーン」だ。
ジーンは,敵に大ダメージを与えたり,特殊な効果をもたらしたりする,いわゆる魔法やスキルにあたる存在だ。ジーンの発動にはMPを消費するので,肝心なときにMPがないなんてことを避けるべく,きちんと使いどころを考えなければならない。
ジーンはバトルの報酬などの形で入手可能で,「キャンプ」でアイテムや装備の変更するときと同様,各キャラクターに付け替えられる。したがって,敵の属性に合わせて,相性のいいジーンに切り替えながら戦っていくのが攻略のポイントと言えそうだ。
プレイ全般に関しては,従来の「ケイオスリングス」シリーズと同じく,スマートフォンで快適にプレイできるようにUIが設計されているが,PS Vita版でもストレスなくサクサクと遊べる。
ちなみに,スマートフォン版の仮想スティック操作と,PS Vita版のアナログスティック操作では,どちらのほうが快適なのかという疑問も当然あるだろうが,筆者としては甲乙付けがたいといったところだ。あえて言うならば,仮想スティックは画面にタッチし続けなければならないため,そのぶん視界が妨げられてしまうというデメリットがあるくらい。これはもう,各プレイヤーの好みの問題と言って差し支えないだろう。
最後に「ケイオスリングスIII」プロデューサーの加藤 渉氏から,同タイトルに注目している人に向けてメッセージを寄せてもらった。こちらを掲載して本稿の締めとしよう。
『ケイオスリングス』シリーズは,長年RPGを作り続けてきた実績のあるスクウェア・エニックスが贈る王道タイトルです。PS Vitaユーザーの皆さんには,スマートフォン向けにもこんなRPGがあったんだ,そして今はコンシューマ機でも遊べるんだ,ということをぜひ知っていただきたいです。
また,ストーリーモードはRPGの王道ですが,連戦して勝ち進むと強い武器やレアアイテムが得られるバトルモードは,ソーシャルゲームを作ってきた経験を持つ私達だからこそできるものだと自負しています。両方が組み合わさると,こういうゲームになるというところを実感してください」
「ケイオスリングスIII プリクエル・トリロジー」公式サイト
4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト
- 関連タイトル:
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