プレイレポート
「龍が如くグミ」がついに発売。「龍が如く」シリーズらしさにあふれる本グミを実際にイートしてみた
さまざまな業界とコラボを繰り広げてきた「龍が如く」シリーズではあるが,グミのコラボ商品は今回が初。セガとライオン菓子のコラボ商品としては,これまでにも「ぷよぷよれんさグミ」や「ぷよぷよテトリスグミ」などが発売されているが,龍が如くシリーズの主人公である桐生一馬が,堂島グミの元構成員であることを考えると,今回は非常に親和性の高いコラボであると言っても過言ではないだろう。
今回,実際に龍が如くグミをイートする機会に恵まれたので,そのレポートをお届けする。
本グミを発売するライオン菓子は,明治38年に篠崎商店として創業。ある年代以上の人にとって,ライオネスコーヒーキャンディのイメージが強いかもしれないが,同社は上記のコラボ商品以外にもさまざまなグミをリリースしてきた,グミ界の実力派。とくにキューブ型の「ナタデココグミ」シリーズは,万人がグミに対して抱いていた「どうせグミって,こういうイートフィールでしょ?」といった固定観念を覆すことに成功し,数多くのファンを獲得している。
そんなライオン菓子が満を持して生み出した龍が如くグミに対し,イートする前から期待を抱いてしまうのは,当然のことだろう。
コーヒーに含まれる成分としておなじみのカフェインは,中枢神経を興奮させる作用を持ち,眠気や倦怠感に効果があるとされている。一方のアルギニンはアミノ酸の一種で,精力の増強や脂肪燃焼の促進といった効果を持っている。つまり,カフェインとアルギニンの効果により,いろんな意味で元気になることが期待できるというわけだ。
ちなみに,一袋あたりの栄養成分は,エネルギー:221kcal,タンパク質:6.5g,脂質:0.2g,炭水化物:52.8g,ナトリウム:11.5mg,L-アルギニン:50mg,カフェイン:50mgとなっている。
なお,パッケージ裏には「『龍が如く』とは、架空のキョダイ歓楽街を舞台に、愛・人情・裏切りなど様々な人間ドラマを描いたゲーム。龍が如くシリーズの主人公である伝説の極道、桐生一馬(きりゅうかずま)、そんな彼が気になっているグミがこれだ!!」との説明書きもある。これを読むと,伝説の極道が気にするほどのグミって,実際のところどんなテイストなの? といったあたりに,否が応でも興味が沸いてくるというものだ。
それぞれのキューブのサイズやイートフィールはほぼ同じ。一粒を口に放り込んで噛んでみると,硬すぎず,かといって軟らかすぎない適度な弾力を味わえる。そのうえ,噛めば噛むほどに形状が変化,さらには分割されていくという驚きのギミックが実装されていた。たった一粒のグミを口に放り込んで噛んだだけなのに,まるでポケットに入れたビスケットを叩いたがごとく数が増えていく過程は,ただただ快感。飲み込むのも忘れて,次から次へとグミを口に放り込みたい衝動に駆られてしまう。
気になるテイストについても触れていこう。
幻のコーラ味は,ドリンクタイプの一般的なコーラと比べて,ややとがった印象を受ける。グミの性質上,コーラのセールスポイントの一つとして有名な,炭酸によるシュワシュワを味わうことこそできないが,気の抜けたコーラのように甘ったるいわけではない。炭酸を実装することなくコーラらしい個性を確立するために,こうした味付けが施されたものと考えることができそうだ。であるならば,「幻のコーラ味」という名称における「幻」は,我々がイメージする炭酸を表していると結論づけても良いのかもしれない。
伝説のグレープソーダ味についても同様。グレープジュース味とは何が違うのか? と,ややいぶかしみながら味わってみると,グレープ特有の甘さを前面に押し出すことなく,噛み続けることによってグレープ感が高まっていく過程は,ジュースというよりソーダであると断言して問題ないレベルできっちり調整されている。つまり,記憶の底に眠るグレープソーダの伝説を呼び覚ますようなテイストに仕上がっているのだ。
最後に魂のジンジャエール味だが,こちらは口に放り込んだ瞬間に,ジンジャエールのテイストが口内に充満するといったことはなかった。かといって,ジンジャエール感が皆無というわけではなく,噛んでいるうちに,ジンジャエールらしさが浮かび上がってくる構造が採用されているのだ。つまり,魂の部分がジンジャエールなのであって,その魂は上っ面には表れておらず,噛み砕くことによって味わえるという,心憎い仕掛けが施されているものと思われる。
龍が如くシリーズといえば,骨太なメインストーリーはもちろんのこと,硬軟織り交ぜたサブストーリーの数々も大きな魅力。本グミにおいて,イートフィールとテイストのどちらがメインストーリーに相当するのかは,イーターごとに評価の分かれるところだろう。
しかしながら,一粒だけのつもりが気付けば次から次へと口に放り込み,気付けば一袋をエンディングまで堪能したうえで,先ほどまでの記憶を保ったままもう一度最初からイートしたくなり,もう一袋を開けてしまう……。そんな食べ込み度合いは,まさしく龍が如くシリーズのそれと同じものである。筆者自身,先ほど本グミをエンディングまで楽しんだのだが,ランチのあとにもう一度,イートしてみるつもりだブー。
ちなみに,一粒あたりのイート時間は,筆者の場合平均して15秒前後。一袋あたり18粒程度が同梱されているため,一気に挑んだ場合の総イート時間は(休憩時間を含めて)5分程度といったところだろう。180円という価格設定で,5分程度楽しめるあたり,グミとしてのコストパフォーマンスも決して悪くない。
なお本グミは,サークルKサンクスやドン・キホーテなど,全国の取り扱い店舗で購入可能となっている。
「龍が如く0 誓いの場所」公式サイト
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