プレイレポート
[TGS 2016]「アイドル事変」プレイレポート。アイドル議員を育成する異色のリズムゲームは,ドレスコーディネートが大充実
アイドル議員というネーミングからも分かるとおり,プレイヤーがプロデュースするのは,各都道府県の代表として国会議員となったアイドル議員だ。プレイヤーは,さまざまな問題を抱えた“ニッポン”を舞台に,アイドル議員をトップアイドルへと導いていくこととなる。
ゲームの基本サイクルは,「ライブ演説」でリズムゲームをこなすとキャラクターが成長し,メインストーリーや新たな楽曲が開放されいく,一般的なスマホ向けリズムゲームのシステムを想像してもらえば分かりやすいだろうか。
と,ざっくり本作の基本を紹介したわけだが,きっと最近流行りのスマホ向けリズムゲームとあまり変わらないんでしょう? と思う人もいるだろう。筆者も試遊前は「またアイドルのリズムゲームか……」と思いかけていたのだが,実際にプレイしてみてその印象は払拭された。なぜなら,本作はリズムゲームだけではなく,アイドル議員の着せ替え要素が充実した,ならではの遊びが盛り込まれているからだ。
一般的なスマホ向けリズムゲームであれば,着せ替えの要素が薄く,衣装違いのキャラクターを追加することで見た目に変化を付けたりする。だが本作の場合は,頭,トップス,ボトムス,靴の4部位を,着せ替え用のドレスアイテムでコーディネートすることができる。ドレスの見た目は,きらびやかなステージ衣装のほか,ほんわか系の普段着もあり,手持ちのドレスが充実すればコーディネートだけでも十分に楽しめそうな印象を受けた。やはりプロデューサーたるもの,アイドルが一番輝ける衣装を着せてウチの子カワイイ自慢をしたくなるものだと思うのですよね。
身につけられる衣装の数々は,女子目線で見てもデザインのクオリティが高く,どれを着させても,どんな組み合わせでもアイドル議員が可愛らしく見えてしまう。ドレスを見た目で選ぶのはもちろん,アイテムごとにキュート,ポップ,クール,ピュア,チアフルといった属性と,ドレス固有のチャームスキルとドレススキルが備わっているので,スキルや属性を重視したガチのドレスコーディネートも楽しめるようだ。
スタッフに聞いたところ,4つのドレスアイテムを同じシリーズアイテムで揃えれば,リズムゲームパート中に特殊な演出が追加され,さらなるスコアアップをはかれるシステムもあるとのこと。
また,今回のプレイアブルバージョンでは確認できなかったが,他プレイヤーとドレスコーディネートで競い合う「議事堂バトル」モードも搭載される模様。我こそは最高のドレスコーディネーターというプレイヤーなら,メラメラせずにはいられないランキング要素となりそうだ。自分好みのアイドルを育成/着せ替えしつつリズムゲームも楽しみたいという人に,ぜひ本作をおすすめしておきたい。
なお,本作のTVアニメが2017年1月より放送開始予定となっているので,うっかりアイドル議員が気になってしまった人は,こちらの放送もチェックしてみるといいだろう。
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(C)MAGES. (C)HarvesT/BBB Corporation
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