このゲームの読者の評価
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好かれるための工夫はしなくていい 75 - 投稿者:災厄狼(男性/40代)
- 投稿日:2020/09/13
- 良い点
- シナリオ、脚本が非常によく「気持ち悪さのない無双」と言える出来になっています。
それでも面白くないシナリオもあり、私がみるにですが、四国の章・近畿の章はよくないかなと。
この「よくない」というのは違和感がある・・という理由もあります。
(自分たちの利の為に)自社キャラクターを大事にするという姿勢で奇抜なキャラクター設定・デザイン・武器選びをしてきたツケが出ている気がします。
自社のキャラクターの前に、日本における「戦国時代で生きてきた武将のイメージ」を守るのがコーエーさんであってほしいかなぁと感じました。
要するに今回シナリオを担当した方は優れているが、コーエーが足を引っ張っているということです。
音に関してはかなりレベルが高い。音楽、効果音など良い。
戦闘中のイベント・シナリオの音声は聞こえにくく、今後工夫する必要はあると思われます。
コーエーさんの別作品である真・三國無双シリーズと比較して演技の平均レベルが高く、キャスティング担当の方は実力があると思われます。
演技に問題があるキャラクターは、織田の章に出てくる男性キャラクター1名、近畿の章に出てくる男性キャラクター1名、四国の章に出てくる女性キャラクター1名。
おそらく音担当側もわかっているかと思われます。採用しても作品を壊されるだけです。
ゲームジャンルはタクティカルアクションとなっていますが、リアルタイムストラテジーとアクションRPGが合体したようなゲーム。
プレイヤーは戦国時代に活躍した武将をあやつり、他の武将と共に勝利を目指します。
味方陣営には勢い・・の様なものがあり、戦闘中に出されるミッションをクリアする・旗を持った敵を撃破するなどで敵を弱くし撃破しやすいようにすることが楽に勝利するポイントになっています。
本作は今までと違い2人の武将を使い適宜いれかわりを行い戦闘を進めます。
□や△のボタンを押す順番で攻撃方法が変わったりするので、うまく攻撃する方法を探すのもゲームの楽しみの一つとなっています。
強い必殺技は〇ボタン一つで発動するため、アクションが苦手な方でもプレイ可能。
新しく△ボタン連打でスケート(氷の上で滑るスポーツ)の様に戦場を駆けザコを一掃するアクションが追加されています。
武将ごとに得意なアクションが設定されているので、うまく戦うためには各々の武将に見合った戦い方も模索する必要があります。
ですが、「難しく考えなくてもボタン連打でけっこうイケる」感じです。
モブ武将がしっかりつくられている。民兵なども含めて演技なども良い方が多い。
無双シリーズのモブは、演技の質を見れば囃し立て・煽りの様なものを入れる場合が多く不快でした。もうそういうのは飽きたし通用もしないと思います。「居るのは命がかかった戦場のはずです」。
プレイ感としては、今まで以上に兵士がわき、すぐ死にます。これが爽快感があるということなのかはわかりませんが、サクッと・ザックザックとたおしている感じはあります。
私はまるっきりそうだとは思いませんが、「これが無双だ!」という方は多いのではないでしょうか。
まんべんなく武将を使ってゲームを進めていけるので、偏りがでにくい。
選んだ武将によってイベント・一部のムービーが変わるのは良い工夫だと思った。 - 悪い点
- タイトル画面までにムービーがありスキップのボタンにタッチパッドがあてられている。
このボタンを押すには少し指を伸ばす必要があり、ゲーム中のムービースキップには適しているが毎度見るタイトルへのスキップボタンには適していない。
ゲームの難易度は4つにわかれていますが、難しさではなく敵のパラメーターが違うだけといった感じ。
今回は無双奥義(強い必殺技みたいなもの)を敵が防御しないですし、防御を崩すのは敵のガード中×ボタンを押すだけとアクションゲームとしては異様にかんたんで面白味がありません。
考える必要が特にないんですよ。
それにアクションが下手な方でも難易度やさしいはプレイする意味があるのか?と思うほどに難易度ふつうの敵が弱く、緊張感はありません。(戦場の臨場感がまるでない)
この点が本作品で一番悪い点です。
その時の武将の年齢がわからず混乱する。
髪を白くする・ヒゲをつけるとか少しの工夫でできることはしていった方が良いと思います。
長命な重要キャラクターなどは例えば少年・大人・老人の3モデルの演出違いの同一アクションなど。
キャラクターを増やすのはその後で良いと思います。
キャラクター選択画面で見分けにくい。シリーズ登場順に・・なってるのかな?同勢力・地方順で、もう少し大きな描写なら見分けやすかった。
宮本武蔵・佐々木小次郎・柳生宗矩が参戦。悪くはないですけど、剣豪無双をつくったら?と思いました。
オリジナル武将を主人公にした流浪演武は全く面白くなく無駄。マイナス5点です。
あくまで戦国時代の「創作」の範囲で武器・鎧のデザイン・ヘアースタイルなどを考えてほしいです。
良いシナリオ・良い演技が台無しになります。
別にまったくの戦国時代スタイルじゃないとダメだと言ってるんじゃなくて、あまりにおかしいのは違和感を与えるだけだよと。
全て指摘すると、ガラシャの魔法・松永久秀の鎧とヘアースタイル・片倉小十郎のメガネとヘアースタイル・小早川隆景の髪の色とヘアースタイル・小少将の全て・早川殿の武器
携帯サイト連動特典・時代設定をぶちこわすDLCなどあり。白ける。
新武将作成時に上から名前、顔、体型と並んでいるのですがバグで進まないという事が連続してありました。
下から画像登録、肖像、音声と決めていく事でうまくいったので、同じ現象にあわれた方は試してみてください。 - 総評
- 今回は作品としては完成度が高いと感じました。コーエーのゲームをつくる底力をみせた・・といった感じ。2人の武将を1人のプレイヤーが使い戦うといった無双作品で、悪くない出来。この作品が本当に良いのか悪いのか・面白いのか面白くないのかはプレイした方が決めればいいと思います。
こんなもん時間を割いてまでプレイする価値がないわ!と思えば、私も50点以下をつけますし、他の方もサクラでない限りそうでしょう。
続編として戦国無双4-2が発売されていて、戦国無双 真田丸という作品もこれからプレイ予定ですので「一応のところは、今後に期待できる」と本作品だけをプレイした感じだと、思えました。
私が手にした初めてのコーエーさんのゲームは、スーパーファミコンの三国志3でそれも面白かったんですがコーエーのゲームは高価すぎて、その後はなかなか手が出ませんでした。
もともと三国志は好きだったんですが真・三國無双2を友達の家でプレイした時に衝撃を受けたものです。「これが本当の戦場だ!」と言わんばかりの作品でとても面白かった。
そこから真・三國無双と戦国無双は全て発売日に買っていたんですが、近年では食指が動かずにいます。
キツイ言い方ですが「期待するだけ無駄」だとも思っています。
ですが、この戦国無双4は地味ですがしっかりした作品だと感じました。
私が思う戦国無双シリーズNo.1は戦国無双2で私評価で100点。対してこのPS4版戦国無双4は75〜80点と最高ではないかもしれませんが、かなり高得点の部類。
問題となるのはゲームとしての面白さで、「プレイした次の日に学校・職場で過ごした後、飛んで帰るほどは面白くない」といった感じ。
良さがわかるまで、やや時間がかかると思いますが買って損はない作品だと思います。
次の戦国無双5もつくられると思うんですが、戦闘中の指示をゲームを止めずにリアルタイムで出す仕組み(本作の仕様でいうと例えば、十字ボタン↑ミッションを優先・十字ボタン↓その場で防御特化・十字ボタン←プレイヤー追随・十字ボタン→敵撃破優先)で、戦場をもっと広く・深くしてストラテジックアクションといった感じにつくるとか、亡くなった声優さんもおられる事ですしキャラクター・設定一新するとか、色々な取り組みはまだまだ出来るはずです。
このゲームを見るにゲームをつくる実力がないわけではないと思います。
あと、もしifシナリオをつくらなければならなくなった場合は、間違った歴史認識を広げないためにも以前のようにifシナリオであることは明記したほうが今後の為だと思います。(諸説あるうちの一つという場合は別です)
・・・あまりこういうことを重視するべきではないと思いますが、プレイして歴史の勉強にならない作品だと良くはないです。
詳しく言うと、嘘を描くことはコーエーの為にはならないし、プレイヤーの為にもならない・・という仕組みというかルールみたいなものが現実として数字として出てきてしまうようにできているんです。
コーエー社員の中にはわかる方もおられるとは思いますが、「潜在的に出てきてしまうのが特にコワイ」んですよー。
コーエーさんがコーエーさんのままなら、ここまで言う必要はないと思いますが一応。
「戦国時代というのは面白い・・でしょ?」。
グラフィック(と、見やすさ・キャラクターデザインなども)の方はPS3作品のPS4版という事で多少甘いかもしれませんが4評価です。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 5 4 3 5
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