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小嶋慎太郎氏と巧 舟氏が語る「大逆転裁判」の楽曲の聴きどころとは。サウンドトラックCDの発売記念サイン会をレポート
その発売を記念して,7月19日に都内のタワーレコード秋葉原店にて,本作のプロデューサー小嶋慎太郎氏と,ディレクターの巧 舟氏によるサイン会が開催された。
本稿では,会場で行われた小嶋氏と巧氏の合同インタビューを中心に,サイン会の模様をお届けしよう。
――7月15日に「大逆転裁判」のサウンドトラックCD「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險- 劇伴音樂大全集」が発売されましたが,このCDの聴きどころを教えてください。
巧氏:
19世紀の空気感や時代感を感じてほしいですね。BGMは生音にもこだわっていますし,その中でも逆転裁判らしさを追求してます。ぜひ,その辺りを意識して聴いていただけると嬉しいです。
巧氏:
「時代感」というとクラシックなイメージが先行するかもしれませんが,それだけだと世界がせばまってしまいます。なので,クラシックなイメージを持ちつつも,そこから曲をどうやって広げていくかが大切なことであり,同時に難しい部分でもありました。
――おすすめの楽曲を教えてください。
巧氏:
裁判中のシーンとか,なるほどくんのテーマとか,たくさんあります。法廷のシーンはどんな風になっているんだろうとか,皆さんが気になる部分もあると思うので,その辺りに注目してもらえたら嬉しいです。
小嶋氏:
「成歩堂龍ノ介 〜異議あり」ですね。一番付き合いの長い曲ですし,PVにも使われているので,「大逆転裁判」らしい楽曲だと思います。
――ダウンロードコンテンツに本編で使用されていなかった楽曲がありましたが,あれはどういう経緯で実装されることになったのでしょうか。
巧氏:
本編で使われなかった曲の中には,どこかで発表したいと思わせるクオリティの高いものが多かったんです。なので,ダウンロードコンテンツを制作することになった初期の段階から,「これはぜひ入れよう」と話になってましたね。きっと,北川さん(カプコン・サウンドチームの北川保昌氏)の怨念がこもってたんですよ(笑)。
小嶋氏:
そうそう。だからダウンロードコンテンツで使って供養しようと(笑)。でも実際,本当にいい曲が多いんですよ。「あ,これ使われなかったんだ」って意外に思うこともあったくらいです。
――ありがとうございました。
「大逆転裁判 −成歩堂龍ノ介の冒險−」公式サイト
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大逆転裁判 −成歩堂龍ノ介の冒險−
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