ニコニコ超会議2015の2日目にあたる2015年4月26日,カプコンが7月9日に発売を予定しているニンテンドー3DS用ソフト「
大逆転裁判 −成歩堂龍ノ介の冒險−」のスペシャルステージが開催された。
「超大逆転裁判ステージ」と銘打たれたステージイベントでは,主人公・成歩堂龍ノ介役の
下野 紘さんが登場し,プロデューサーを務めるカプコンの
小嶋慎太郎氏とトークを繰り広げた。
この日のステージにゲストとして招かれた下野さんだが,実はキャスティングについては前日に発表されたばかり(
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成歩堂龍ノ介役の下野さん(中央),小嶋氏(右),MC役の結さん(左) |
下野さんは,成歩堂龍ノ介というキャラクターについて「設定画を見たときは,学生ながらもしっかりしたイメージだった」そうだが,実際に演じてみると,PVなどで見られるようなオドオドする演技を求められたことにギャップを感じたそうだ。それでもいろいろな経験を積んで力強い弁護ができるようになっていく成長の様子を,実際に演じることで感じられたという。
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下野さんは,法務助士の御琴羽素沙都(みことば すさと)について「名前が呼びにくい」とコメント。ゲームをプレイしたときには,ぜひ口に出してみてその呼びにくさを実感してほしいと力説していた |
実機による倫敦(ロンドン)大法廷のゲームプレイも公開された。大英帝国に渡った龍ノ介が奮闘する法廷パートでは,ライバルとなる検事だけでなく,証言や物証をもとに,有罪だと思い込んでいる6人の陪審員をいかに説得するかという
「陪審バトル」が展開する。その流れを小嶋氏が解説してくれた。
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倫敦大法廷でのライバル検事 バロック・バンジークス。19世紀のイギリスに漂う暗いイメージが全身から溢れているようだ |
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このシーンで龍ノ介は,とある人物の弁護人として倫敦大法廷に立っている。もちろん証人喚問のシーンも登場する |
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個性的な陪審員の面々。彼らが「黒(=有罪)」か「白(=無罪)」の「炎弾」を法廷の天秤に投げ入れることで,評決が決定する |
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陪審員によっては,早々に「黒」の判断を下す者もいるらしい。6人全員の票が揃ったところで有罪となった場合,弁護側には「最終弁論」の権利が与えられる |
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最終弁論では,陪審員の主張を改めて聞き,それらに揺さぶりをかけたり,ムジュンを探したりすることになる。スクリーン右下のゲーム画面にも注目してほしい |
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その結果いかんによっては,黒が白に覆ることもあるとのこと。タイトルどおりの大逆転を掴み取れ! |
すでにお伝えしているとおり,「大逆転裁判」に登場するキャラクターは相変わらず濃い面々が揃っている。とくに6人の陪審員の姿には観客も沸いていたが,小嶋氏によると「当初,もっと印象の薄いキャラクターだった」とのこと。下野さんも収録時にラフ画を見ており,同じ印象を持っていたという。しかし,最終バージョンでは体格が縮んでいたり,広がっていたり,あるいは性別が変わってしまった人もいたりして,かなり驚いたそうだ。
ゲームを作り込んでいく過程で,さらに物語を面白く盛り上げるためにどんどんキャラクターを変えていき,その結果としてあのような濃いメンツになったと,小嶋氏は解説していた。
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下野さんが龍ノ介のセリフに生アフレコする一幕も |
ニコ生の視聴者からの質問に答えるコーナーでは,とくに体験版の配信に関する内容が多く寄せられていた。小嶋氏は「体験版の配信は未定ですが,先日のモンスターハンターフェスタやニコニコ超会議のように,発売日までに体験していただく機会を設けたい」と回答。実際,5月9日から全国5都市で店頭体験イベント(
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「特別装丁版」とイーカプコン限定「〜大探偵ホームズのプライベートトランク〜」の内容も告知された |