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「ボーダーランズ プリシークエル」の協力プレイ体験会をレポート。クラップトラップを使ってほかのメディアの足を引っ張ってきた
「ボーダーランズ」と「ボーダーランズ 2」をつなぐ物語が展開される本作では,「ボーダーランズ 2」の悪役であるハンサム・ジャックが,どうして悪の道に走ったのかが描かれている。プレイヤーは彼の用心棒として雇われた,「アテナ」「ウィルヘルム」「ニーシャ」「クラップトラップ」のいずれかを操作して,ハンサム・ジャックが野望を成し遂げるためのお手伝いをするというわけだ。
体験会では,4人での協力プレイを交えながら本作から登場する新システム「グラインダー」と,新たな乗り物「スティングレイ」を試すことができたので,そのレポートをお届けしよう。
「ボーダーランズ プリシークエル」公式サイト
グラインダーの登場によってトレジャーハントのモチベーションがアップ
本作は,従来作と同じく最大4人の協力プレイが可能となっており,みんなで同じミッションを共有して遊ぶことができる。今回は,グラインダーをアンロックするためのミッションを4人で進める流れになったので,筆者はクラップトラップで参戦することに。
「クラップトラップを使ってほかのメディアの足を引っ張りまくってみた」という話に入る前に,まずはグラインダーについて触れておこう。
グラインダーは,先ほどもお伝えしたように,本作から登場する新システム――正確に言うならば新装置――だ。この装置は,同じレア度の装備を3つ放り込むことで新しい装備を精製するという仕組みになっており,放り込んだ装備よりもレア度の高いものが手に入る“かも”しれないという,いわばリサイクルマシンだ。
ボーダーランズシリーズは,ランダムに生成される装備を集めていく“トレジャーハント”がエンドコンテンツとなっており,最高レア度の装備を目指す過程で大量に手に入るレア度の低い装備は,エンドコンテンツ入りしたプレイヤーにとっては拾う価値もない代物であった。
このことを踏まえると,レア度の低い装備に新たな価値を見い出せるグラインダーの登場は,本作における新要素の中でもとくにインパクトが強い。要は,宝箱の中身が性能の低い装備ばかりだったとしても,後でリサイクルできると考えれば,トレハンにおけるモチベーションの維持にもつながるというわけだ。ぜひ今後のシリーズ作品にも採用してもらいたいところ。
氷属性とクラップトラップのおかげで協力プレイはより刺激的に
ここからは協力プレイについて触れていこう。本作では,敵を凍結させて動きを止める氷属性が登場したことで,よりテクニカルな連携プレイが可能となっている。ミッション中は,強敵であるBadassと対峙するシーンが何度かあったが,氷属性武器を持っているプレイヤーがうまくBadassを凍結させ,残りの3人で集中砲火を浴びせるといった連携プレイで,簡単に倒すことができた。
前作ではこういった連携プレイを意識するような場面が少なかったため,氷属性は協力感を出すうえで非常に大きな要素となっているのが分かる。
またミッション中には謎解き要素もあり,なかにはプレイヤースキルが求められるものも存在する。例えば,スイッチを踏むと射出されるオブジェクトを,空中ですべて撃ち落とさなければ先に進めないというシーンでは,FPSにはそれなりに自信がある筆者が一発で成功させたことで,すんなりと進むことができた。あの時起きた周りからの喝采は今でも忘れられない。
さて,協力プレイを語るうえで忘れてはならないのが,筆者が担当したクラップトラップだ。彼については,東京ゲームショウ2014のプレイレポートにも書いたとおりだが,協力プレイにおいては“とってもウザったい”存在といえる。
キャラクターにはそれぞれ,不利な状況を打開する切り札となる「アクションスキル」が用意されているのだが,クラップトラップのアクションスキル「VaultHunter.exe」はギャンブル性が非常に高く,「ピンチから脱するために発動したら,もっとピンチになった」なんてことは日常茶飯事だ。
事実,今回の協力プレイで,倒しても倒しても敵が減らなかったり,仲間の銃のトリガーが引かれたまま元に戻らなかったりしたのは,クラップトラップ(筆者)のせいだったりする。VaultHunter.exeを使うたびに「勘弁してくれ」という悲痛な叫びが聞こえたが,やっている本人はすごく楽しいわけで,ついついクールダウンが終わるたびに発動させてしまう。まあ嫌われてこそクラップトラップということで。
パーティに1体混じるだけでここまでカオスになるということは,4人全員がクラップトラップだったらどうなってしまうのか。今回は残念ながら試せなかったので,これは製品版でのお楽しみとしてとっておきたい。
ちなみに,本作でもドロップ品は早い者勝ちとなっているので,協力プレイ時は適度に仲良くしつつ,レア装備が出た時は鬼の形相で取りに行こう。ボーダーランズでは,いともたやすく友情が崩壊していくのだ。
さて,どこかの誰かが足を引っ張って楽しんでいたため,予定よりも進行が遅れてしまった気もするが,なんとかスティングレイに乗るところまで進めることができた。スティングレイは,本作から登場する1人用の乗り物で,飛ぶことができるのが特徴だ。フィールドの裂け目などを軽々と飛び越えられるうえ,小回りも利くので,本作ではバギーカーよりも活躍する場面が多いだろう。まったくの余談だが,乗り物に乗ったクラップトラップは部品の一部にしか見えず,そのビジュアルはXウイングに接続されたR2-D2を彷彿とさせる。
協力プレイのレポートと言いつつ大半はクラップトラップの話になってしまったが,それはそれとして,自分のプレイや,持っている装備に誰かが反応してくれるというのは,やはりいいものだ。ドロップ品が早い者勝ちなので,装備集めには不向きだが,1人では攻略できないミッションや,難度の高いコンテンツに挑戦するときは,協力プレイが最大限に活きるだろう。
「ボーダーランズ プリシークエル」は,10月30日に発売予定なので,パーティーメンバが全員クラップトラップだったら,という妄想をしつつ,その日を楽しみに待ちたい。
「Borderlands: The Pre-Sequel」公式サイト
- 関連タイトル:
Borderlands: The Pre-Sequel
- 関連タイトル:
ボーダーランズ プリシークエル
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(C)2014 IPerion, LLC. Published and distributed by 2K. Gearbox and Borderlands, and the Gearbox Software and Borderlands logos, are registered trademarks, The Pre-Sequel is a trademark, and all are used courtesy of Gearbox Software, LLC. 2K, 2K Games, 2K Australia, and their respective logos are trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc.
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- Borderlands: The Pre-Sequel 日本語版 [オンラインコード] [ダウンロード]
- Digital Video Games
- 発売日:2014/10/30
- 価格:¥7,000円(Amazon)