［E3 2014］「Assassin’s Creed: Unity」最新作の主人公はアーノ・ドリアン。プレスカンファレンスで公開された最新トレイラー4本の内容を紹介

　北米時間の2014年6月9日，Microsoftのメディアブリーフィングで，シリーズ初となる最大4人でプレイできるCo-opモードの様子を収録した「Assassin’s Creed Unity」（PC / PS4 / Xbox One）のトレイラー（関連記事）が公開された。続く，Ubisoft Entertainmentのプレスカンファレンスでは，それに加えて，3本のトレイラーが公開されている。本稿では，計4本のトレイラーについて，それぞれの内容を紹介していこう。

まるで実写映画のような空気感

最新作の世界を描くシネマティックトレイラー

　Assassin’s Creed: Unityの舞台となるのは18世紀末のフランス。中世ヨーロッパの象徴とも言える絶対王政の終わりを告げることになった，「フランス革命」がテーマになっている。その背後に，シリーズを通しての敵となる組織「テンプル騎士団」が暗躍しているのは間違いないが，その混乱の最中に「ブラザーフッド」がどのように絡んでいくのだろうか。

　ここで描かれる街は，まさに「動乱」の時代といった感じだ。あくまでもゲームのイメージを紹介するトレイラーではあるが，まるで実写映画を思わせる空気感に感嘆できるはずだ。

新たな武器で戦う主人公「アーノ・ドリアン」

　Assassin’s Creed: Unityにおける主人公は，Arno Dorian（アーノ・ドリアン）という若者で，フランス人とオーストリア人の血を引くという。フランス革命の動きが本格化する1789年に，21歳の若さでブラザーフッドに入団したとのことだが，ステルス能力，攻撃性，知性，さらにはカリスマ性において「史上最強のアサシン」であると紹介されている。


　アーノの武器となるのは，お馴染みの「アサシンブレード」（Hidden Blade）をクロスボウのような仕掛けで打ち出して遠距離の敵を仕留める「Phantom Blade」，軽量で扱いやすく近距離戦で強力な武器「French Cutlass」，そして中距離なら必殺になる連射式の銃「Multi-Barrel Pistol」の3種となっている。

よりスムーズにターゲットへ接近できる新たなパルクールシステム

　ここで紹介されているシングルプレイヤー用ミッションは，1793年のパリが舞台となっている。史実では，革命の鎮圧を強行したジャコバン派の，恐怖政治による公開処刑が続けられていた頃だ。

　プレイシーンが始まった直後，プレイアブルキャラクターがノートルダムから直角に飛び降り，パルクールアクションで移動する姿が見られる。これまでは高所から飛び降りるために，わざわざ詰み藁を探していたが，本作ではこれらが大きく改良され，どこから飛び降りても，パルクールアクションによって流れるように移動できるようになるという。
　また，「High Ground（ハイグラウンド）」というフィーチャーも加わっており，高い屋根に登るとその近辺の状況が把握できて，アンロックできるイベント（のアイコン）が多く確認できるという仕組みになっている。

シリーズ初となる最大4人のCo-opプレイ

　Microsoftのメディアブリーフィングで，正式にアナウンスされたCo-opモードのデモは，革命前夜にあたる1789年が舞台とのこと。まだアーノがブラザーフッドに入団したばかりのころだろうか。宮殿に立て籠もっているド・ブイヨンという名の貴族を，市民の前に晒し出すのが目的のミッションだ。

　仲間のアサシン達は，緑と紫，黄色の3色アイコンで区別されている。仲間の1人がロックピックのスキルを持っているとのことで，どうやらプレイヤーがスキルセットをカスタマイズできるようだ。4人のCo-opなので，それなりにコンバットも楽しめるだろうが，兵士に見つかると所在が伝わりやすいのか危険度は高そうで，やはりステルスは重要だろう。これまで以上に，建物の内外も移動しやすくなっていそうだ。


　PC，PlayStation 4，そしてXbox Oneの新世代コンシューマ機専用ゲームとしてアナウンスされているAssassin’s Creed: Unityは，既に報じているとおり，欧米では10月28日のリリース予定になっている。E3会場からも，本作に関する新たな情報をお伝えできるはずだ。

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