プレイレポート
[E3 2014]「バットマン:アーカム・ナイト」プレイレポート。シリーズ最終作にして,ついに登場した「バットモービル」が攻略の鍵を握る
本作はアーカム(Arkham)シリーズ三部作の最終章にあたり,ゴッサム・シティを舞台にバットマンの新たな戦いを描くものになる。すでに登場することが判明しているヴィラン(悪役)は,バットマンの宿敵の一人であるスケアクロウをはじめ,ペンギン,トゥーフェイス,ハーレークィンといったおなじみの面々。こうした大物ヴィラン達が次々とバットマンの前に立ちはだかり,シリーズの集大成にふさわしいストーリーが展開されていくのだ。
今回のE3 2014ではクローズドな環境で出展されていたのだが,幸運にも本作をプレイする機会を得たのでレポートをお届けする。
「Batman: Arkham Knight」公式サイト
広くなったマップに欠かせない「バットモービル」
まず,バットマン:アーカム・ナイトを語るうえで欠かせないのが,シリーズ最終章にしてついに登場することになった「バットモービル」の存在だ。ファンの要望に応えるといった意味合いもあるだろうが,このタイミングで登場したもっとも大きな理由としては,本作のフィールドが前作「バットマン:アーカム・シティ」(原題:Batman Arkham City)の約5倍もあるという点が挙げられる。
アクションゲームのオープンワールドとしては,前作でも十分な広さだったが,そこからさらに広がるとなれば,さすがにグラップリングを使った移動だけでは厳しくなってくる。そんなゲームデザイン上の問題を解決する凄いヤツが,バットマンの愛車であり相棒でもあるバットモービルというわけだ。
バットモービルは広いフィールドを快適に移動するための足となるだけでなく,バットマンが近くで戦っていると援護射撃をしてくれたり,ゲームに行き詰まったとき協力して突破口を開いてくれたりと,攻略に欠かせない要素になっている。
ホバー移動型の戦車に変形することも可能で,搭載されているキャノンやミサイルは対装甲車戦で大きな効果を発揮する。そのほか,リモート操作でボタン1つで離れた場所から呼び寄せたり,潜入捜査中のバットマンが脱出するのを手伝わせたりと,まさに至れり尽くせりといった感じ。もはや,愛妻といってもいいだろう(?)。
また,シリーズではおなじみの「フリーフローコンバット」が採用されている戦闘システムは,通常攻撃とカウンターを織り交ぜることで流れるように格闘戦を繰り広げることができる。さらに,バットマン:アーカム・ナイトでは新要素「フィアーテイクダウン」によって,一定時間内であれば視界に入った敵を次々と殴り倒せる。
フィールド上のオブジェクトを利用したテイクダウンも可能で,戦闘の演出にバリエーションが増えているのも嬉しいポイントだ。もちろん敵のAIも進化しているようで,仲間の膝を踏み台にして,ジャンプからのトリッキーな攻撃を仕掛けてくる連携も確認することができた。
今回の試遊バージョンでは,1つのミッションしかプレイできず,ゴッサム・シティの広大さをじっくりと堪能できなかったのは心残り。そのため,ほぼバットモービルの話になってしまったものの,グラフィックス面では新世代機に注力して開発を進めているだけあって,かなり綺麗だった。シリーズの集大成として,十分に期待していい品質に仕上がっていることは確認できたので,次は発売日の発表を楽しみに待ちたい。
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BATMAN:ARKHAM KNIGHT software (c) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc. Developed by Rocksteady Studios. BATMAN and all characters, their distinctive likenesses, and related elements are trademarks of DC Comics. (c) 2014. All Rights Reserved.
BATMAN:ARKHAM KNIGHT software (c) 2014 Warner Bros. Entertainment Inc. Developed by Rocksteady Studios. BATMAN and all characters, their distinctive likenesses, and related elements are trademarks of DC Comics. (c) 2014. All Rights Reserved.
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