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[JAEPO2015]2万点に迫る大記録も飛び出した「LEFT 4 DEAD -生存者たち-」全国大会“全国大学ゲームリーグ”東京予選の模様をレポート
「LEFT 4 DEAD -生存者たち-」は,Valveが開発する「LEFT 4 DEAD」シリーズのアーケード版だ。グリップコントローラ&マウスの操作の採用に加えて,本作オリジナルとなるプレイヤーキャラクターや独自システムの実装など,さまざまな点で意欲的な作品となっている。
そんな本作を使用して,大規模な大会が行われるのは今回が初となる。本稿では,会場で繰り広げられた試合のハイライトと,実況者集団M.S.S Projectを迎えて行われた表彰式の様子をお伝えしていこう。
「LEFT 4 DEAD -生存者たち-」公式サイト
今回の競技内容は,4人チームによるサバイバルモードのスコア・アタックだ。使用するステージは「デッド・センター」のチャプター4「アトリウム」(難度:ノーマル)だ。各種強化アイテムは持ち込み自由で,事前に用意したアイテムも重要なポイントとなる。
サバイバルモードでは,ステージ内の制限時間とクリア条件が撤廃(※大会中は,制限時間を30分としている)され,各種ゾンビが絶え間なく襲いかかってくる。その代わり,ステージ上に配置されるアイテムも無尽蔵に出現するので,それらの使い方と補給の回し方も,勝敗を分ける要素になるだろう。
大会はカテゴリー1「フリー4サム戦(男女制限無し)」と,カテゴリー2「ミックス4サム戦(男女混合/女子1名以上,2名まで)」の2種類に分かれており,先にフリー4サム戦が行われた。
こうした大会に出場するだけあり,どのチームも非常に洗練された技術を持っていたが,その中でも注目を浴びたのが,フリー4サム戦とミックス4サム戦の双方に出場し,その双方で1万をゆうに超える圧倒的なスコアを残して優勝したチーム“HARD 4 DEAD 学生部”だ。
個人の戦闘能力の高さはもとより,今回の試合では陣形が崩れた際のリカバーのうまさや判断能力が光った。高所から落下してしまった仲間を,全員で同時に位置転換して救出する様子は,まるで特殊部隊の訓練を見ているかのよう。
“HARD 4 DEAD 学生部”に所属する,いろは部長選手。ご覧のとおり,豚のマスクを被った状態でゲームをプレイしている。「被り物をした状態で戦えるのだろうか」と誰もが疑問を抱いたが,自身の腕前をもってそれを振り払った |
単独で9000以上のスコアを獲得した“HARD 4 DEAD 学生部”の,ひよりか選手。乱戦状態にあっても,冷静にヘッドショットを量産する射撃精度の持ち主 |
女性のみで編成されたチーム“ソウルメイトレジスタンス”も健闘。トップに次ぐ成績,8280点を獲得していた |
大会中には各チームへの声援も多く上がっていた |
大会の終了後には,M.S.S Projectによる優勝チームへの授賞式が行われ,チームHARD 4 DEAD 学生部に“全国大学ゲームリーグ”の決勝大会出場権が手渡された。本戦においても,今回のような活躍を見せてくれることを期待しよう。
壇上でチームメイトへの感謝を述べた,リーダーのひよりか選手。「決勝大会では30分いっぱいまで戦いたい」と,自信満々に語る姿も見せた | |
表彰のあとには,M.S.S Projectが大会と同条件のタイムアタックに挑戦するデモンストレーションも行われることに。結果は約3分で終了と,参加チームの記録を引き立てる形となってしまう。しかし,この4人は実に楽しそうだった |
以上で今回の東京予選は終了となった。この先も予選大会は続き,3月21日には決勝大会が控えている。さらに,先に掲載したステージレポートで紹介したとおり,3月のバージョンアップでは“VSモード”の実装も発表済みとあって,本作はさらなる盛り上がりを見せそうだ。今後の展開に備え,本作のプレイヤーは技術に磨きをかけておこう。
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