［TGS 2014］新要素満載のPS Vita版「剣の街の異邦人 〜黒の宮殿〜」は2015年1月22日発売。スタッフと声優陣による公開生放送をレポート

　2014年9月20日，東京ゲームショウ2014のセガブースにあるイベントステージで，PlayStation Vita用のダンジョンRPG「剣の街の異邦人 〜黒の宮殿〜」を紹介する公開生放送が行われた。Xbox 360やPCで発売されて好評を得た「剣の街の異邦人 〜白の王宮〜」に追加要素を加えたものだ。

　公開生放送は，本作を手がけるエクスペリエンスのプロデューサーである千頭 元氏と，ディレクターの安宅元哉氏，出演声優の中恵光城さん（レイン役），氷上恭子さん（マリリス役）の4人が，ゲームの魅力を語るという形で行われた。ここでは，その概要をレポートしよう。

生放送の出演者。左から中恵光城さん，氷上恭子さん，千頭元氏，安宅元哉氏

　まず最初に発表されたのは，本作の発売日が2015年1月22日に決定されたこと。それに続けて，PS Vita版に追加される要素が説明された。迷宮や強力な魔物「血統種」のほか，高レベル用の新装備が100種類以上も追加されるとのこと。ゲーム内で使用できるキャラクターの画像「ポートレート」も大幅に増え，さらに，新しいやり込み要素として「オンラインランキング」も実装される。

追加される新要素の紹介。「オンラインランキング」は，タイムアタックや低レベルランキング，武器の強化レベルを競うランキングなど，さまざまなジャンルを用意しているとのこと。やり込み要素として申し分なしだ

「噛めば噛むほど面白い」と，やり応えをアピールする安宅氏

　新情報の発表に続いては，「剣の街の異邦人」の魅力についてのトークが繰り広げられた。レイン役の中恵さんは「このゲームはキャラクターメイキングが楽しいのですが，数回死んでしまうといなくなってしまう厳しいルールがあるため，一生懸命作ったキャラを何とかして生き延びさせようと工夫をこなすことで，ドキドキやワクワク感が味わえるのが魅力」と語っていた。
　また，ディレクターの安宅氏は，「噛めば噛むほど面白い。繰り返して遊べるように調整しているので，まだ遊んだことのない人にもぜひ遊んでほしい」と，じっくり楽しめるゲームであることをアピールしている。

　そのほかにも，早期購入特典として，ポートレートを担当したイラストレーター 塚本陽子氏による描き下ろしPRカードが付属することや，ホビージャパンのトレーディングカードゲーム「ラスト クロニクル」とのコラボレーションによる合同体験会を，東京と名古屋，大阪で行なうことが決定したことが公表された。
　また，Xbox 360版やPC版の初回特典だったサウンドトラックが，単品で10月24日に発売されることになったそうだ。


　最後に，安宅氏は「ユーザーの声を頑張って反映し，皆さんが楽しめるゲームに仕上げていくので，応援よろしくお願いします」と，プロデューサーの千頭氏は「黒の宮殿で新要素をたくさん詰め込みました。発売を楽しみにしてほしい」とアピールして，イベントは終了した。
　発売日はまだ4か月ほど先だが，ダンジョン探索型RPGファンの期待に違わないゲームとなっているようなので，興味のある人は定期的に公式サイトをチェックしておくとよさそうだ。

「剣の街の異邦人」公式サイト

4Gamer「東京ゲームショウ2014」特設サイト