連載
柔軟な発想で獲物を捕まえろ。スマートフォン向け放置ゲーム「罠、はじめました。」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第476回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
行動を設定したら,その結果が出るまで「待つ」というシステムを採用する放置ゲームは,その手軽さからスマートフォン向けタイトルの人気ジャンルとなっている。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」で紹介する「罠、はじめました。」(iOS / Android)もそんな放置ゲームのひとつだが,仕掛ける罠の種類や場所で結果が大きく変わるという,なかなかのゲーム性を備えた作品だ。
iOS版「罠、はじめました。」ダウンロードページ
Android版「罠、はじめました。」ダウンロードページ
プレイヤーは見習い罠師となり,さまざまな人が持ってくる依頼をこなしていくこととなる。RPG風のワールドマップには,草原や山,海,町などが存在しており,そのいずれかに好きな罠を仕掛け,獲物を捕らえていくのだ。
罠を仕掛けるには,画面下部にあるアイコンから仕掛けたい種類の罠を選択し,画面内の好きな場所をタップするだけ。あとはしばらく放置し,獲物がかかるのを待てばいい。獲物がかかったら回収し,図鑑に登録。これを繰り返しながら,依頼の達成と図鑑のコンプリートを目指そう。ひとつの罠には無数の獲物がかかるので,少しでも多くの獲物を捕まえたいときは,罠の効力が持続する3時間いっぱい放置するのも手だろう。なお,3時間以上放置しても,一度捕まえた獲物は逃げないので安心してほしい。
本作のユニークな点は,予想も付かない方法で目的の獲物を捕獲できるところだ。例えば「愛深きキンメダイ」の捕獲は,水に網をしかけるという「王道」に加えて,陸上にトラバサミを仕掛けても可能だったりする。常識にとらわれないプレイが必要になるかもしれない。どの罠を選びどこに仕掛け何を狙うのか…という戦略性が,本作の面白さをぐっと深いものにしてくれている。
また,罠には「熟練度」があり,獲物を捕まえるほど上昇。MAXになるとレベルが上がり,同じ罠を複数個設置できるようになる。狙っている獲物が捕まえられないと分かっている罠でもどんどん設置して,熟練度を上げていこう。
何度も罠を設置し獲物を捕まえていくと,下段にある「フィーバーメーター」が徐々に溜まっていく。これがMAXになると,“入れ食い”状態になり,次から次に獲物が捕獲できるので,このときはあらゆる場所に罠を設置し,たくさんの獲物を捕まえたい。
非常にお手軽ながら意外とゲーム性が深く,ちょっとしたストーリーなどもあって熱中できる良作。普通の放置型ゲームには飽きた……という人におすすめだ。罠の種類や捕獲できる獲物がとてもユニークなので,そのあたりにもぜひ注目してほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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(C)2013 Jupiter
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