可愛いは正義！　魔法少女を集めるiOS向けシューティング「魔法少女大戦 LockOn!」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第442回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　くまもんやふなっしーを筆頭としたご当地キャラクターブームが，スマートフォンゲームの世界にもやってきた？ 本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，100体以上のご当地魔法少女が登場するシューティングゲーム「魔法少女大戦ロックオン!」を紹介する。

本作は基本プレイ無料のアイテム課金制。本作をモチーフにしたアニメの制作も決定している

「魔法少女大戦 LockOn!」ダウンロードページ（App Store）

　本作は，オタクカルチャーにフォーカスしたインターネット番組「2.5次元てれび」の，地域おこし企画「魔法少女大戦」をきっかけとして生まれた。これは，47都道府県にちなんだ魔法少女を，イラストコミュニケーションサービス「pixiv」上で公募し，それをアニメやゲームといったさまざまなコンテンツに活用していく，という壮大（？）なプロジェクト。そして，その記念すべき第1弾が本作というわけだ。
　プレイヤーは，大空を翔る魔法少女として，次々に迫り来る敵を撃破していき，闇に取り憑かれたほかの魔法少女達を救っていくことになる。

47都道府県を飛びまわり，次々と出現する敵を撃破していく。クリア条件は最後まで生存する，敵を一定以上撃破するなどさまざまだ

　本作のステージは，都道府県ごとに「ノーマルエリア」と「ボスエリア」という2種類が用意されている。ノーマルエリアでは，編隊を組んで出現するザコ敵を撃破していき，それらに混じって飛んでくる玉手箱を打ち落とすことで，「長いも」や「笹かまぼこ」といった特産物を獲得できる。これを使ってボスエリアの封印を解き，闇に取り憑かれた魔法少女と1対1で戦う……というのが本作の基本的な流れとなる。

この魔法少女は，最初こそ敵として登場するが，ゲームを進めることでプレイヤーキャラとして使えるようになるという

　本作では，画面上の敵を指でなぞってロックオンし，その指を離すことで攻撃が行える。数には上限があるものの，複数の敵をロックオンして一斉に攻撃することも可能だ。
　また，同じ敵を複数回ロックオンすることで攻撃力が上がったり，同色の敵同士をロックオンすることで，撃破時に獲得できるコインが増えたりする。こうした要素を考慮しつつ，編隊を組んで現れた敵をうまく一掃できたときは，非常に気持ちいい。

敵から発射されるコンペイトウのような弾にぶつかるとダメージを受けてしまう。衝突する前にタップして打ち落とそう

　登場する魔法少女は，2種類のタイプに分けられる。特定のボスエリアをクリアすることで得られる「プレイヤー魔法少女」には，敵の色に対応した攻撃属性が，ノーマルエリアをクリアすることで得られる「パートナー魔法少女」には，回復や攻撃力アップといったサポートスキルが設定されている。これらは，自由に組み合わせることができ，前者は1体，後者は最大3体まで同時に出撃可能だ。

ステージレベルが上がるにつれて敵の耐久力も上がり，クリアが難しくなってくる。敵から手に入るコインや特産物を使って魔法少女を「特訓」し，ステータスを強化しよう

　何度もステージを攻略して，ご当地魔法少女を集めるのがポイントの本作。登場するキャラクター達のデザインは，多くの絵師たちが集うpixivのコンテストを勝ち抜いた優秀作ということもあって，どれも秀逸だ。新しいイラストが見られる，というだけでもついついプレイしたくなってしまう。
　ステージのプレイ時間が長めに設定されているため，ゲームはやや単調気味ではあるが，その点は今後のアップデートに期待するとして，「可愛い女の子に目がない」という人は，さっそくプレイしてみてほしい。

集めたパートナー魔法少女は「図鑑」に登録される。この図鑑から絵師のpixivページにジャンプしてそのほかの作品をチェックできる

著者紹介：トリスター/牛澤庸二
　ゲームやアニメ関連の書籍や広告制作，シナリオ執筆を行うプロダクション「トリスター」の代表取締役。「ゲーメスト」のライターから「ザ プレイステーション」の編集者を経て現在に至る。2013年はアニメばかりに気を取られてゲームをほとんど遊ばなかったことを猛省。2014年はあらためてゲームに向き合う所存。

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